先日、待望の新型エクストレイルが正式発表された。エクストレイルはアメリカでは「ローグ」として展開されているが、そのローグよりも大きい上級SUVとして設定されているのがパスファインダーである。
パスファインダーのボディサイズは全長5021mm、全幅1978mm、全高はルーフレールの位置で1800mm、ホイールベースは2900mm。ローグ(エクストレイル)と比較するとホイールベースは195mm長く、スリーサイズは全長+373mm、全幅+140mm、全高+111mmとなっている。
アメリカではトヨタのハイランダーやフォードのエクスプローラーなどが主なライバルとなるが、日本でも販売されているSUVの中で最もサイズ感が近いのはジープのグランドチェロキーLだろう。いずれも全長は5mを超え、全幅ももう少しで2mに達する巨体。日本人の感覚からすると「ミドルサイズ」と呼ぶのは憚られる大きさである。
現行のパスファインダーが北米で発表されたのは2021年の2月。同年夏からの発売なのでアメリカでもまだ出来たてホヤホヤの新型車だ。撮影していると「おっ、新しいパスファインダーかあ、いいねえ!」と声をかけられることも多かった。
パスファインダーは先代モデルから日産とルノーで共有するFFベースのDプラットフォームを採用しており、現行モデルもそれを継承。ムラーノやインフィニティのQX60などとコンポーネントを共有している。
エンジンは3.5LのV6直噴ガソリンを搭載し、最高出力は284hp(約287ps)、最大トルクは259lb-ft(約351Nm)を発揮。トランスミッションは9速ATで、駆動方式はFFと4WDがラインナップされている。
グレードラインナップは「S」「SV」「SL」「Platinum」の4グレード。3列シートを備え、セカンドシートにベンチシートを備える8人乗りが標準仕様となるが、オプションのキャプテンシートを備える場合は7人乗りとなる。
今回取材した車両は、上から2番目の「SL」の4WD車。オプションのSLプレミアムパッケージが装着され、20インチのアルミホイールを備える。ボディカラーはパールホワイトとブラックルーフの2トーン。オプションのSLブラックパッケージも備わり、フロントグリルのほか、リヤの「PATHFINDER」「SL 4WD」のバッジがブラックアウトされていた。
パスファインダーの外観で印象的なのは、まずVモーショングリルと細身のシグネチャーランプから構成されるフロントマスク。撮影車はVモーショングリルがブラックアウトされているので、ちょっと雰囲気が変わっているが、全体的な印象は新型エクストレイル(アメリカではローグ)と共通したイメージだ。
全体的なシルエットに目を移すと、先代モデルが少し流線型だったのに対して、現行パスファインダーはフロントもリヤも垂直に切り立ったボディラインが特徴。アメリカではムラーノも現役モデルとして販売されており、現行パスファインダーのスクエアなシルエットはムラーノとの差別化にも貢献している。
FFベースではあるが、リヤフェンダーが大きく張り出したデザインも個人的には好印象。SUVらしい逞しさと、日産車らしいスポーティな雰囲気がともに強調されているように感じられた。ちなみにその雰囲気は新型エクストレイルでも味わうことができそうである。
インテリアには9インチのセンタータッチスクリーンと大型のセンターコンソールが備わり、全体的には新型エクストレイルとよく似た雰囲気だ。とはいえ、パスファインダーの方がよりクロカンチックでタフな印象を強調しており、センターパネルや助手席前のインパネは外観と同じように直線を基調としたデザインが採用されている。
メーターは伝統的な丸形2眼メーターの間に、7インチのアドバンスド・ドライブアシスト・ディスプレイを装備する。路面状況に応じた走行モードを選択できるドライブ・アンド・テレイン・モードセレクターは全車に標準装備。サンド、マッド、スノー、オート、エコ、スポーツのほか、トレーラーを牽引する際に使用するトーモードが用意されているのもアメリカらしい。左右席と後席の温度を独立して調整できるトリゾーン・オートエアコンも標準装備。センターコンソールの後端に後席用操作パネルが備わり、オプションのシートヒーターの温度調節も行える。オプションの「SLプレミアムパッケージ」には、パワーパノラミックムーンルーフとBOSEプレミアムオーディオを設定。続きは、試乗インプレッションや居住性、荷室の広さなどについて、後編でレポートする。
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