近年、高騰していることが話題に日本の中古スポーツカー。しかし、「個性派」といえるようなスポーツカーやスポーティモデルであれば100万円以下から探せるモデルがまだまだ見つけることができます。
ここでは、まだ比較的手軽な価格で入手可能な国産中古スポーツのなかでも狙い目の8モデルを紹介していきましょう!
今だから注目! 100万円以下から狙える! 日本の個性派中古スポーツモデル8選
文/伊達軍曹
写真/ベストカー編集部、トヨタ
初出:『ベストカー』2022年7月10日号
■MR2後継のミドシップオープンスポーツ「トヨタ MR-S」
140psの1.8Lエンジンをミドに搭載。トランスミッションはMTとシーケンシャルMTを設定
1999年から2007年まで販売されたトヨタの軽量ミドシップ2シーターオープン。ミドにマウントされる1.8L 直4エンジンは最高出力140ps。トランスミッションは当初MTのみで、途中から5速シーケンシャルMTを追加した。
【中古車購入ポイント】
中古車相場は40万~280万円といったところで、100万円以下の物件は全体の約4割。ここ最近、相場は上昇傾向にある。底値圏の個体はやや荒れ気味だったりもするので、できれば車両価格70万円以上のゾーンで探したい。
またシーケンシャルMTの走りも悪くないが、ジャダーが出てきているケースも多いので、できれば5速MTを探したいところ。2002年途中からの後期型6速MTは、100万円以下では希少な存在だ。
・中古相場:約40万~280万円
・流通量:★★★★☆
・年式:1999年~2007年
■世界初量産ハイブリッドスポーツの中古車数は豊富「ホンダ CR-Z」
システム出力で124psを発揮する1.5Lハイブリッドを搭載したFFコンパクトスポーツ
2010年2月に登場したホンダのハイブリッドスポーツ。フィットの1.5L「i-VTEC」ユニットにハイブリッドシステム(IMA)を組み合わせ、システム全体で124psの最高出力を発生。
トランスミッションはハイブリッド車には珍しく、伝統的な6速MTとシフトパドル付きのCVTが選択可能だった。
【中古車購入ポイント】
現在の中古車相場は20万~250万円と上下に幅広く、流通量もかなり多い。そして100万円以下の物件数も豊富で、市場全体の約8割が100万円以下。
そして車両価格60万円付近でも、充分に好条件な中古車を多数見つけることができる。ただ、評価が高い二度目のマイナーチェンジ(2015年8月)以降の世代は100万円以下で探すのはちょっと難しい。
・中古相場:約20万~250万円
・流通量:★★★★★
・年式:2010年~2017年
■新車価格約188万円だが中古は100万円以下あり「日産 マーチNISMO S」
標準車の1.2Lではなく、116psを発揮する1.5Lエンジンを搭載。クロスレシオの5速MTが組み合わされるのも魅力
現行型日産マーチに2013年に追加されたスポーティモデル。専用チューンの足回りと専用空力パーツのほか、最高出力116psまで専用チューンされた1.5LのHR15DEエンジンを搭載する。
【中古車購入ポイント】
モデル全体の相場は50万~230万円といったところで、流通量もそれなりに豊富。ただし100万円以下の物件は全体の約3割と、若干探しにくい状況ではある。
車両価格で150万円ほどを見込めばかなりいい感じの個体が見つかるが、予算100万円以下で探すのであれば「おおむね80万円以上」を目安に探したい。ハードに走らされた個体はいろいろと荒れていて、減ったクラッチ板がそのままなことも。「整備履歴」を充分に確認しながら選びたいクルマだ。
・中古相場:約50万~230万円
・流通量 ★★★☆☆
・年式:2013年~
■愛くるしいデザイン&電動トップが魅力的「ダイハツ 初代コペン」
電動開閉式トップを採用した軽の2シーターオープン。エンジンはターボのみで前輪駆動
2002年から2012年までの長きにわたって販売されたダイハツの軽オープン2シーター。エンジンは直4ターボでトランスミッションは5MTまたは4速AT。駆動方式はFFのみで、電動開閉式ハードトップも大きな特徴だった。
【中古車購入ポイント】
中古車の流通量はいまだ現行型以上に豊富で、全体の相場は約25万~約250万円と上下にかなり幅広い。ただ、その8割近くが100万円以下ではある。
100万円以下のゾーンでの狙い目は車両価格70万~80万円あたりで、できるだけ内外装がキレイな、アクティブトップに不具合を抱えていない1台を探し出したい。そのほか、購入時はラジエターを中心とする冷却系もチェックしたい部分だ。
・中古相場:約25万~250万円
・流通量:★★★★☆
・年式:2002年~2012年
■最後のセリカの中古車は100万円以下が多い「トヨタ 7代目セリカ」
トップグレードSS-IIの1.8Lエンジンは190 psを発揮。駆動方式はFFのみ
モータースポーツは特に前提としない「デートカー的なクルマ」として1999年に発売された、最後のトヨタセリカ。新設計のZZ系エンジンは先代から0.2Lダウンサイジングした1.8Lとなったが、トップグレードのSS-IIは最高出力190psをみごとにマークした。
【中古車購入ポイント】 流通量は全国で約110台といったところで、全体の相場は30万~230万円といったニュアンスだが、そのうち約8割が車両価格100万円以下。
190psの2ZZ-GE型エンジンを搭載するSS-IIも100万円以下にて余裕で探すことができ、同じくSS-IIのスーパーストラットパッケージも100万円以内で普通にイケる。
AT車は購入時、変速ショックが大きくないかを確認したい。
・中古相場:約30万~230万円
・流通量:★★★☆☆
・年式:1999年~2006年
●個性的デザインクーペは今や絶滅危惧種!?「三菱 FTO」
トップグレードには200psを発生する2L V6エンジンが搭載されたFFスポーツクーペ
1994年から2000年まで販売された三菱の2ドアノッチバッククーペ。搭載エンジンは170psまたは200psの2L V6と、125psの1.8L 直4SOHC。日本初のマニュアルモード付きAT「INVECS-II」が採用された。
【中古車購入ポイント】 なかなか魅力的な選択肢ではある三菱FTOだが、今となっては流通量がかなり少ない。具体的には全国で8台程度しか流通しておらず、しかも100万円以下の物件は2台のみという状況。
そして最高出力200psとなる「GPX」は150万円以上というのが直近の相場だ。100万円以下で三菱FTOを買いたい場合は「気長に待つしかない」というのが現状だが、待っている間に絶滅してしまう可能性も……。
・中古相場:約40万~190万円
・流通量:★☆☆☆☆
・年式:1994年~2000年
●100万円以下だと整備代がかかると考えたい「スズキ カプチーノ」
64psの657cc直3ターボエンジンを搭載。サスペンションは前後ダブルウィッシュボーンを採用
1991年に登場し1997年まで販売されたスズキの軽2シータースポーツ。車名はファンシーだが、中身は硬派なFRスポーツ。エンジンはアルトワークス用に開発された直3DOHCターボを縦置きした。
【中古車購入ポイント】
流通量は、この種のニッチなスポーツカーとしては豊富で、全体の相場は60万~230万円といったところ。全体の約9割が硬派な5速MTだが、昨今は平均価格が上昇しており、100万円以下の個体は4割程度。
欲を言えば専門店がビシッと直したものを100万円以上で買いたいが、100万円以下で探すのであれば「車両80万円前後」をひとつの目安としたい。
年式的に古いゆえ、安い個体を買っても、結局は整備代がかかると思ったほうがいい。
・中古相場:約60万~230万円
・流通量:★★★☆☆
・年式:1991年~1997年
■中古車の流通量があり、90万円以上が狙い目「トヨタ 4代目ソアラ」
エンジンは280psの4.3L V8を搭載。2005年7月以降はレクサスSCとして販売された
日本では2001年4月に発売された電動格納式ハードトップを持つ4シーターコンバーチブル。搭載エンジンは最高出力280psの4.3L VVT-i機構付きV8DOHC。
【中古車購入ポイント】
モデル全体の相場が40万~200万円となる中古車は今なおそれなりに豊富な数が流通していて、100万円以下の物件も流通全体の約6割を占めている。
車両価格80万円台以下だとやや荒れた中古車が目立つが、90万~100万円のゾーンではまずまず好条件な1台も見つかるはず。
走行距離が多めの個体ではATの具合または交換履歴と、電動ハードトップの作動状態に留意したい。
・中古相場:約40万~200万円
・流通量:★★★☆☆
・年式:2001年~2005年
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