もう早いもので師走に入ってしまいますね。1年が早い。どうも、こんにちは、「やればできる中年オヤジのカーメンテ」担当の中年オヤジOでございます。新車ラッシュが続いたもので、ちょっとサボり気味でした、どうもすみません。
この企画は、少々疲れ気味の中年オヤジが、時間をあまりかけず、疲れない、値段も高くない商品を使って、洗車やボディコーティング、メンテナンスを行っています。なにせ、週末は家族サービスもございますので、あまり時間はありません。とはいえ、本来は大のクルマ好きですから、パパッと洗車機入れて終わりというのは性分ではありません。
簡易コーティングは驚くほど水をはじく撥水(はっすい)タイプか汚れが付きにくい疎水(そすい)タイプか?
ということで、今週からガンガン、簡易タイプのコーティング剤を自腹購入して、試していきたいと思います。人柱もぜんぜんオッケーですので、これ試してみてよ! という商品がありましたらリクエストをコメント欄にお寄せください。
今回は、超人気商品のCCI製品の2つを試したのでさっそくいってみましょう!
文・写真/ベストカーWeb中年オヤジO
■気持ちいいと驚いていたのも束の間、悲劇に変わる!?
水滴が真ん丸となり、気持ちいいほど流れ落ちる撥水タイプのコーティング剤
みなさんは、どのコーティング剤を使っていますか? 大まかにわけると、コーティング剤は、硬化しないタイプのスプレータイプの簡易コーティング剤(ガラス系)と、A液、B液に分かれて硬化するガラスコーティング剤があります。もちろん、これ以外にも数えきれないほどの成分、商品が存在します。
そして、水はじきにも大きくわけて3つあります。水滴がコロコロと転がり、「おお~、はじいている、はじいてる」と感じるのが撥水タイプ。逆に親水タイプは撥水タイプとは真逆で、コロコロと水滴が落ちていかず、まとまって落ちていきます。あれ、「俺今コーティングしたよな? いやしたっけか?」となりそうなのが親水タイプ。
その中間が疎水タイプ。光沢もよく、親水タイプよりも洗車時の汚れ落ちがよく、雨が降ると汚れが流れ落ちやすくなるという特徴を持っています。
厳密には、専門用語では、水滴と塗装面の接触角度というもので区別され、撥水タイプが100度以上、疎水タイプが40~90度、親水タイプが40度以下とされています。
要は水滴の形がパンパンの真ん丸に近いのが撥水タイプ、やや半月に近い形状が疎水タイプ、親水タイプは半円をさらに上からつぶしたイメージでかろうじて円の形が残っているイメージ。つまり円に近いほど、塗装面を転がっていくといえばわかりやすいでしょうか。
簡単にウンチクを書きましたが、もっと知りたい人は専用サイトに譲るとして、今回、撥水タイプ、疎水タイプのコーティング剤はどう違うのか試してみることにした。
というのは、撥水タイプのガラス系コーティング剤は、洗車して施工し、水はじきをみると、驚くほど水をはじいて、その気持ちよさが半端じゃないほどだったのだが、施工後雨が降ったり、晴れたりと3週間ほど経ち、何気なく塗装面を見ていると、少しウオータースポット(雨ジミ)ができた箇所があったからだ。
う~ん、気持ちいいけど、デメリットもあるんだなあと。一方、親水タイプ、疎水タイプは、施工時の水はじきには感動しないものの、シミはできにくい特性を持っている。
ということで、またまた近所のカー用品店に行ってきました。売れ筋商品を見ていくと、目立つところに置いてあるのは各社ともに、看板商品(?)は撥水タイプ。親水タイプ、疎水タイプは日陰の商品かと思うほど、目立つところに置いていなかった。
そんななか、CCIから発売されている撥水コーティング剤「スマートミスト・ハイパードロップ」の横に、同社製品の「スマートミストネオ疎水タイプ」を発見。さっそく、この両製品を試してみることにした。
■水滴が弾け飛ぶ! 驚撥水 スマートミスト史上最驚のプレミアムコーティング!
CCIのスマートミストハイパードロップ、マイクロファイバークロス2枚付き(3298円)
まず、驚いたのがパッケージに書かれたキャッチコピー。「水滴が弾け飛ぶ! 驚撥水 スマートミスト史上最驚のプレミアムコーティング!」。マジか、これだけで買います、買いますと実際なってしまった。
パッケージの説明を読むと、2種類の特濃ガラス系ポリマー&高濃度被膜成分を高濃度配合。従来品よりパワーアップしたトリプルガラス系被膜を形成! 高い撥水性だけでなく、しっとりした深みのある高ツヤ性、強靭なコーティング被膜によって高耐久性を実現!
と書いてあった。耐久性については、耐久〇ヵ月という記載はなかった。
疏水タイプのスマートミストネオ(1648円)
続いて、疏水タイプの「スマートミストネオ」。パッケージには「汚れに強い。ウォータースポットが付きにくい」。う~ん、まさしく今回、担当が思ったことを解決してくれそうな気がするキャッチコピーだ。撥水タイプの水はじきは気持ちいいけど、ウォータースポットができているのを見つけてしまい、がっかりしてしまったのを解決できるかも……。
説明書を見ると、「疎水化剤 ハイドロクレイが水を吸収し、疎水膜を形成。従来品の接触角80°に対し、スマートミストNEO疎水タイプは61°に進化しました!汚れがついても、水洗いや雨と一緒に流れ落ちます」。早くも施工前に実に悩ましい……。
■いざ施工開始! 撥水タイプのハイパードロップを施工!
約50cm四方に1プッシュ。濡れたボディにスプレーし、拭き上げていき、その後乾いた布で拭き上げる
まずは、中性シャンプーで洗車し、汚れを洗い流した後、水滴が残っているボディが濡れた状態で、ボンネット右側に撥水タイプのハイパードロップを50cm四方にスプレーし、マイクロファイバークロスで拭き上げる。
乾いたボディでも施工できると小さく書いてあるが、ムラになりやすいため、今回は説明書通りに、濡れたボディに施工した。ボンネット右側に5プッシュし、乾いたマイクロファイバークロスで拭き上げていく。
特に力も入れず、簡単に拭き上げられた。やはり黒ボディのため、乾いたボディではムラになりやすいが、濡れたボディだとムラができにくい。ツヤもあり、光沢もバッチリ。なかなかいいかも。
疏水タイプのスマートミストネオ疎水タイプ。こちらも濡れたボディに約80cmに1プッシュ。水と一緒に拭き上げた後、乾いた布で拭き上げていく
続いてボンネット左側にスマートミストネオ疎水タイプをスプレーし、水滴と一緒に拭き取りながら施工。説明書の通り、約80cm四方に4プッシュして拭き上げていった。こちらも施工後、乾いたマイクロファイバークロスで拭き上げた。特に拭き上げにも力はいらなかった。
2つの製品ともに、施工後〇時間以内は、水に濡らさないこと、というような注意書きはなかったが、念のため、定着1時間後に、水はじき効果を見るために水をかけてみた。
ボンネット右に施工したハイパードロップを1時間定着させた後に水をかけてみた。水がはじいて超気持ちいい~
シャワーの水量を抑えるとこんな感じ。水滴が真ん丸に近くプクプクしてます
どうですか、これ! ひゃっほー、気持ちいい~。撥水タイプのハイパワードロップは、まさに水滴がコロコロとバチバチとダダーン(しつこい)と落ちるではないですか。最高に気持ちいい~。
疏水タイプのスマートミストネオはコロコロと水をはじくのではなく、まとまって水が流れ落ちていく
一方、ボンネット左側の疏水タイプのスマートミストネオは、コロコロと水滴が流れるのではなく、まとまって水が流れていく。
施工時の気持ちよさからいったら撥水タイプがいいのう~。疏水タイプはそれなりにまとまって水が流れていくのだけど、そこまで爽快さは感じなかった。
■洗車機に5回ぶち込んで耐久性をチェック!
洗車機の5回ぶち込んだ。水洗い洗車1往復×5回
2つの製品ともに耐久性については説明書に書いていなかったため、前回同様、洗車機に5回ぶち込んで、耐久性を試してみることにした。
洗車は機械式の水洗いで1回につき1往復×5回行った。結果は写真を見ての通り、右側が撥水タイプのハイパードロップネオ、左側はスマートミストネオ疎水タイプ。
撥水タイプはまだまだ効果は残っているものの、施工直後に比べると約6割程度か。疏水タイプもこれは、まとまってボディから水が落ちていく傾向はあるが、コーティングの落ち具合は、撥水タイプより大きい。施工したのかわからなくなる印象だった。
5回洗車機にぶち込んだ後の状態。ボンネット右側(向かって左側)が撥水タイプ、右側が疎水タイプ
別角度写真。疏水タイプの左側は水がほとんど残っていない。右の撥水タイプはまだ撥水効果が効いているため水滴が丸くコロコロと落ちていくが、水滴が残っている。これを拭きあげないでそのままにしておくと、ウォータースポットになる可能性も
★ ★ ★ ★
水がコロコロ落ちて気持ちいいのは撥水タイプ。ウォータースポットができにくく、汚れに強い疏水タイプ。みなさんは撥水タイプ、疏水タイプ、どっちが好きですか?
う~ん、それぞれメリットデメリットがあり、まだわからんというのが結論。ということで、現時点では結論が出ないため、汚れの付き具合を試すべく、撥水タイプと疏水タイプのコーティング剤をルーフに施工し、1ヵ月ほど様子を見ることにした。その結果を見てからに決めたい。また次回をお楽しみに~。
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みんなのコメント
洗車時の大量に水を掛けてる時は、まとめて引いて行きますが、実際に小雨・霧雨程度なら水玉状に残り撥水と変わらない状態になりますし、持続も撥水系よりは劣りますので自分はバチバチの撥水系しか使いません!
個人的な意見ですが。