10月5日、ホンダはレッドブル・グループとのモータースポーツにおけるさらなるパートナーシップ強化について合意し、新たな取り組みの内容を発表した。そのなかで、2022年第18戦日本GPから最終戦となるアブダビGPまで、レッドブルとアルファタウリの両チームのマシンにHRCのロゴに加え、新たにホンダのロゴがあしらわれることが明らかとなった。
ホンダは8月2日にレッドブル・パワートレインズとの2023年から2025年までのF1パワーユニットに関する支援について合意し、ホンダ・レーシング(HRC)による技術支援を2025年シーズンまで延長することを発表している。そんななか、ホンダとレッドブル・グループはさらなるパートナーシップの強化について合意。新しい3つの取り組みつについて、その内容が明らかにされた。
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まずは、10月7~9日に開催される2022年F1第18戦日本GPから最終戦アブダビGPにおいて、レッドブルとアルファタウリのマシンに、これまでのHRCのロゴに加え、あらたにホンダのロゴがあしらわれるということだ。ホンダのロゴが車体にあしらわれるのは2021年の最終戦以来となる。
そして、2つ目の取り組みとして、セルジオ・ペレスがホンダ・レーシングスクール・鈴鹿(HRS)のアンバサダーに就任することが発表された。ペレスは11月に開催されるHRSの生徒に向けたドライビングアカデミーに参加するとのことで、こちらも今後が楽しみなところ。
さらに、11月27日(日)に開催される『Honda Racing THANKS DAY(ホンダ・レーシング サンクスデー)2022』に、マックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレス、ピエール・ガスリー、角田裕毅の計4ドライバーが参加することも明らかにされている。
今回の発表について、本田技研工業株式会社の執行職 コーポレートコミュニケーション統括部長を兼務する、HRCの渡辺康治代表取締役社長は「両チームのマシンに施されることになったノーズのHRCロゴとサイドのホンダロゴは、我々とレッドブル・グループとの強い絆の象徴です」とコメント。
「HRCの技術支援を通じて、両チームのマシンによる世界最速への挑戦を全力でサポートしていきます。そして、ホンダが大会スポンサーを務める今年のF1日本GPでこの両チームのマシンがお披露目されることをうれしく思います。ホンダの技術がこめられたPUで戦う両チームへの応援をよろしくお願いします」
また、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「レッドブル・グループとHRCのパートナーシップは、これまでモータースポーツの最高峰であるF1を舞台に、数々の輝かしい成績を残してきました」
「今回の合意に加え、現行のPUレギュレーションを継続する2025年までホンダからの技術支援を得られることは素晴らしいことです。また、両者の関係性が時間と共に強固になっていくことを誇らしく感じています」
「HRCのここまでの献身的なサポートに感謝していますし、このパートナーシップが今後もさらなる成功を収めていくと確信しています」としている。
そしてレッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「ホンダは我々とパートナーシップを締結して以降、競争力のあるパワーユニットを4台のマシンに提供するために、ハイブリッドパワーユニットの開発において多大なる献身と努力を積み重ねてきてくれた」
「そんなホンダに対して、私たちは大きな感謝の思いを抱いている。ここからの私たちの共通の目標は、PUレギュレーションが変更となる残りの3年間、グリッドで最も競争力のあるPUとともにレースに挑み、最高の成績を残し続けることだ。そして、その目標に一緒に到達するために、日本GPからまたホンダのロゴがマシンに戻ってくることをとても楽しみにしている」と、ホンダのロゴが戻ってくることを喜ぶ。
また、アルファタウリのチーム代表フランツ・トストは「長年にわたりホンダと我々は素晴らしい関係を築いてきた。日本GPから我々のマシンにホンダロゴを再び掲げることや、さまざまな取り組みを共に行っていくことで、この関係をより強固にできることをうれしく思う」
「ホンダのレースに対する真摯な姿勢のおかげで、我々はモンツァでのピエールの初優勝をはじめとする数々の成功体験を得ることができた。このホンダとのコラボレーションでさらなる成果を上げていきたいと思う」 としている。
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みんなのコメント
BMWのMスポーツのようなブランドにもできるチャンスなのですから、もっともっと押し出すべきですよ!
経営陣は撤退などという馬鹿げた決断をうまく利用する形にしてこそマネージメントですよ。
活躍してるのならばもっともっとF1堂々と活用してくださいよ。