居心地のいい室内。ドライビングポジション設定は絶妙
マツダ2は、デミオの後継車。マイナーチェンジを機に車名を世界共通に改めた。ボディサイズは4065×1695×1550mm(XD・Lパッケージ4WD)。狭い街中や駐車場で取り回しが容易に行えるジャストな設定。とくに全幅はワイドなモデルが増えている欧州勢に対して5ナンバー枠に収まる。日本的サイズがうれしい。
表情豊かなフロントグリルは現在のマツダデザインの基本。コンパクトサイズでも流麗なスタイリングは、「2」に上質な印象を与えている。
トヨタ・ヤリスvsホンダ・フィット。新世代コンパクトはどちらが優れているのか
ライバルに対するマツダ2の存在感を改めて確かめようと乗り込む。
室内は居心地がいい。人間の歩行時の姿勢に基づいたドライビング姿勢は、クルマとの理想的な一体感を演出している。シートに腰を深く掛け、手足を自然に伸ばした先にペダル、ステアリングがある。シフトセレクターの位置も適切だ。
とくにステアリングはチルトとテレスコピックの調節機能が大きく、ドライバーの好みに幅広く応える。人間工学に基づくマツダの基本思想を感じた。スペース性も十分。前席はもちろん、後席のパッセンジャーにも快適な室内空間が確保されている。
上質な作り込みは、クラス水準を抜く。インパネ各部の樹脂パネルにはしっとりした風合いがあり、触感と色使いにも気配りが感じられる。
力強いディーゼルターボ! 安全サポート技術も充実している!
マツダ2の個性はパワーユニットにある。ライバルの多くがモーターを備えたハイブリッドを主力とするのに対し、1.5リッター4気筒のスカイアクティブDとG、すわわちディーゼルターボ(105ps/250Nm・AT)とガソリン(110ps/141Nm)を設定する。
とくに魅力的なのはディーゼルだ。アクセルを深く踏み込まなくても、必要十分な加速トルクを余裕で生みだす。アクセルのひと踏みに応える加速Gは明らかにガソリン以上。力強さが心地いい。燃費性能も優秀である。ディーゼルの完成度は、ライバル各車のハイブリッドに勝るとも劣らない。
ディーゼルの弱点となる音と振動面は、マツダ独自のナチュラルサウンド技術により低減。アイドリングを含め静粛性は優秀だ。そもそも適切なアイドリングストップ制御により、停止時はエンジンが止まっているシーンが多い。
ガソリン仕様の軽快な走り味も捨てがたいが、ディーゼルの力強いパフォーマンスは特筆できる。大きな魅力である。
安全サポート技術はレーダークルーズコントロール、レーンキープアシスト、夜間歩行者検知機能、アダプティブヘッドライトと充実。マツダ2は大人のクルマ作りが実感できる。
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みんなのコメント
一時期検討しましたが、普通の体型の人がドライビングポジションを最適にすると、後席のニースペースはミニマム。自分は長身なので、ほぼ0になり、大人がクルマに入り込む事すら困難になる
。
「ドライバー ファースト」として割り切れば良いのだけれど、あの状態の後席を「快適」と表現されてしまうと、提灯記事にしか思えなくなる。
もうちょっとユーザー側の目線に立たないと厳しいですよ。ユーザー側の目線もデザインや高級感でニヤニヤしてる新規さんより、古参ユーザーね。