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俺たちのマーチには「バカッ速」も「オープン」も「ワゴン」もあった! マーチの変わり種派生車17選

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俺たちのマーチには「バカッ速」も「オープン」も「ワゴン」もあった! マーチの変わり種派生車17選

 この記事をまとめると

■2022年に日本向けモデルの販売が終了してしまった日産マーチ

「XYVYX」「AIRS」「横綱」! 謎すぎるクルマのグレード名8選

■比較的スタンダードなコンパクトカーだが過去には変わり種モデルも数多く登場した

■海外仕様のエンジンや企業とのコラボ車種も登場していた

 なんとステーションワゴンまで存在した!

 残念ながら2022年をもって日本向けのモデルが一旦終了となってしまった日産のエントリーモデルのマーチは、ベーシックカーという側面を持ちながらも、スタンダードなモデル以外にもさまざまな変わり種モデルも存在していた。今回はそんなマーチの変わり種モデルを振り返ってみたい。

 ターボ/R/スーパーターボ

 元祖・速いマーチとも言えるのが、1985年2月に登場した「ターボ」だろう。1リッターの排気量はそのままにターボをプラスし、85馬力まで出力をアップさせていた。

 そして、1988年8月にはモータースポーツベース車として「R」が登場。こちらはターボに加えてスーパーチャージャーもプラスしたツインチャージャーエンジンとなっており、排気量は過給係数をかけても狙ったクラス内におさまるように930ccとなっていた。

 その「R」をベースに、市販車として快適装備もプラスしたのが1989年1月に登場した「スーパーターボ」で、初代マーチのホッテストモデルとして人気を博した。

 キャンバストップ

 1987年8月に追加されたキャンバストップは、気軽にオープンエアモータリングを楽しむことができる仕様で、歴代マーチでキャンバストップが用意されたのは初代だけだった。

 タンゴ/ボレロ/ルンバ/ポルカ

 2代目マーチをベースにオーテックジャパン(当時)が手掛けたレトロ調カスタムカーたちで、2代目マーチはグレード名が音楽にちなんだものとなっていたことから、こちらも音楽にまつわる名前となっていた。なかでもボレロは安定した人気を誇っており、4代目まで継続して設定されていた。

 カブリオレ

 初代に存在したキャンバストップ仕様をより解放感を持つ仕様としたのがカブリオレ。ボディ剛性や安全性を確保するためにBピラーこそ残るが、圧倒的な解放感とリヤにちょこんと残る幌が可愛らしさをより強調していた。

 マーチBOX

 1999年11月のマイナーチェンジのタイミングで追加されたのが、マーチのステーションワゴンモデルであるマーチBOXだ。リヤのオーバーハングを延長し、ルーフも若干高められていたが、残念ながら人気モデルとはならなかった。

 MujiCar1000

 無印良品を展開する良品計画とのコラボで生まれたMujiCar1000は、1リッターの4速ATのみという潔いラインアップで、実用性を重視した断熱UVカットガラスやダブルフォールディングリヤシートなどは装備されていた一方で、見た目は極力シンプルな無印良品風の仕上がりとなっていた。

 販売は無印良品のウェブサイトから申し込み、1000台限定で販売されたが、あまりに地味すぎるルックスが災いしたのか、総販売台数は200台を下まわったと言われている。

 ニスモやオーテックのバカッ速モデルもあった

 ラフィート

 3代目マーチ初の派生モデルとして登場したのは、オーテックジャパンが手掛けたラフィートというモデルで、個性と上質さをウリとしていた。

 12SR/15SR-A

 オーテックジャパンが手掛けるホットモデルとしてリリースされた12SRは、排気量こそベース車と同じながら、エンジン内部にまで手掛けたられた本気仕様で、足まわりなども専用チューンとなるリトルホットハッチに仕上がっていた。

 2005年8月のマイナーチェンジ時には、12SRと同じエアロパーツや専用足まわりなどを備えつつ、トルクフルな1.5リッターエンジンとエクストロニックCVTのパワートレインとした15SR-Aも追加されている。

 マイクラC+C

 欧州で2005年から販売されていたクーペカブリオレモデルの「マイクラC+C」を輸入車として2008年1月から2500台限定で販売をスタート。

 法規対応以外は基本的に英国使用のままとなっており、車名もマーチではなくマイクラで、搭載エンジンも日本仕様には存在しない1.6リッター。ウインカーレバーも右ハンドルでありながら左側に備わるなど、輸入車感マシマシとなっていた。

 ニスモ

 2013年6月のマイナーチェンジ時に発表され、同年12月から販売が開始されたニスモは、パワートレインはベース車のまま、エアロや足まわり、ホイールなどを備えた「NISMO」と、通常のラインアップには存在しない1.5リッターエンジンと5速MTを換装した「NISMO S」の2種類を設定。

 どちらもタイから半完成車状態で輸入されたベース車をオーテックジャパンで架装するという手の込んだ方法が採られていた。

 ボレロ A30

 オーテックジャパン30周年記念車として2016年4月に発表された「ボレロ A30」は、2代目マーチから脈々とラインアップされ続けてきたオーテックジャパンが手掛ける代表作のひとつであるボレロをベースに、専用のワイドボディや1.6リッターのチューニングエンジンなど特別架装を施したもの。

 30台限定で356.4万円とマーチとしては高額であったものの、特別架装のほとんどは熟練の職人による手作業となっており、実質部品代だけしか上乗せされていないと言われるほどのバーゲンセールだった。

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みんなのコメント

11件
  • 「オレたちの…」と言うよりかは、「私たちの…」って云う方が「しっくり」来ます。今から40年前、近藤真彦が「マーチはあなたの街にマッチする!!」のキャチコピーで、登場今まで無かった「リッターカー」というカテゴリーを確立した「偉大なベーシック」って気がします。名前を公募ってサニーを思い起こさせます。「免許取り立ての女子大生」から「紅葉マークの高齢者」「ワンメイクレース」のベース車、「保険営業のおばさん」までありとあらゆる年齢層、性別が使用しました、レンタカーも多数…Be-1やPAO、フィガロの設計ベースにもなり、派生車にはキューブやミツオカビュートまで…派生車の数はカローラに匹敵するのでは? 価格も安く、維持費も安い、燃費も良くて、運転も楽ちん♪ まさに「ベーシックカー」の鏡みたいな車でしたね、日産というとどうしてもGT-Rとかシルビアみたいなスポーツカーが注目されますが、マーチは素晴らしい
  • 初代マーチはジウジアーロ デザインで本当に綺麗です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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