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なぜいま注目? 平成の終わりに20代でセダン人気が復活の兆し

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なぜいま注目? 平成の終わりに20代でセダン人気が復活の兆し

■20代のセダン人気は“親世代の流行”が関係?

「中古車購入実態調査2017」で2017年に中古車でセダンを購入した人を世代別にみると、20代が1位になっています。セダンといえば昭和から平成にかけて人気を誇ったクルマですが、そんなセダンが今なぜ20代で注目を集めているのでしょうか。

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 株式会社リクルートマーケティングパートナーズが、クルマの購入を検討している20代・30代・40代の各年代200名(男性100名、女性100名)、計600名に対しインターネット調査を実施した結果を公開。自動車購入のトレンドを分析しています。

 親子関係とクルマ選びについて、「親から特定の車種をおススメされた場合、検討しますか?」という質問で肯定的な反応を示したのは世代別で20代が1位(55.0%)。また「親が過去に乗っていた/憧れていたクルマと同様のボディタイプ/車種を購入車として検討できますか?」についても、 世代別で20代が1位(44.2%)となっています。

 その理由については、「親のアドバイスも聞くことで、自分に合うクルマが分かってくると思うから。(20代男性)」「セダンは車らしくてカッコ良かったから(20代男性)」「好みが似ているから(20代女性)」という回答が挙がっています。

 また、「実際にクルマを購入する際、親のアドバイスや助言を求めますか?」という質問でも20代が1位(58.0%)、クルマを購入する際の親の関与で「親からアドバイスや要望がある」と回答したのも20代が1位(37.0%)となりました。

「あなたは親と仲が良い(良かった)と思いますか?」という質問では84.5%、「今後、自分の親と過ごしたような家族生活を送りたい、築きたいと思いますか?」では78.0%の20代が「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」と回答し年代別で最も高い結果となっています。

 また、「あなたの親とクルマで当てはまるものをお選びください」という質問では、「親とクルマの話をよくした」(38.0%)、「親はクルマに詳しい」(48.0%)、「親の影響でクルマが好きになった」(27.0%)の3項目で20代がそれぞれ1位です。

 これらの結果を踏まえ、中古車情報誌カーセンサー編集長 西村泰宏氏は、次のように話します。

「『トヨタ カローラ』が1969年から2001年まで33年もの間、日本国内発売台数トップだったことを記憶している方も多いと思います。現在の40~50代にとって幼少期から20~30代の頃に圧倒的に支持されていたセダンは、まさに思い出のクルマといえます。

 また、この世代はスーパーカーや世界的なクルマのレースに熱狂した経験を持ち、クルマに対する興味関心が高い層でもあります。一方、その子ども世代である20代は自他共に認める“仲良し親子”世代。ライフスタイルにも親の嗜好や意見を積極的に取り込み、クルマ選びの際に親へ助言を求める。その結果、親は自身の思い出であるセダンを勧めるということが日本各地の家庭で起こっているのかもしれません」

※ ※ ※

 セダンで20代に人気の車種を見てみると、「スバル インプレッサSTI」、「スバル レガシィB4」、「BMW 3シリーズ」などが挙がってきます。いずれもスポーティな走りで人気の高かったモデルです。

 価格を見ると世の中全体のセダンに対する人気低迷もあってか、1年前と比較してどの車種も下落しています。親からセダンを勧められた20代が性能と価格のバランスに目を付け、お得感を見出して購買意欲を高めていることもあるかもしれません。

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