老舗チューナーならではの盤石のアプローチ!
安全最優先のチューングプラン
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マツダ車チューンを得意とする老舗プロショップ“Rマジック”。もちろん現行ロードスターも早い段階から手がけており、この2.0L搭載モデルのRF(NDERC)で目指しているのは、ライトウェイトスポーツの原点である“人馬一体感”。ストリート前提で、走って、曲がって、止まるという要素を、少々のことでは破綻しないという一段高いレベルまでブラッシュアップしている。
エンジンは、吸排気および点火系に手を入れ、得意のコンピュータチューンを敢行。それぞれのパーツにパワーが上がっていく要素があり、ノーマル時の実測が177ps。CPチューンのみで190ps。パワーコイルDとエアクリーナー、それに合わせた制御の見直しで195ps。ここに高効率マフラーとECUのさらなる煮詰めで201psまで持ってきたとのこと。NAエンジンのライトチューンで24psものパワーアップは秀逸な結果だ。
ここでポイントとなるのは、RマジックのオリジナルパーツでもあるパワーコイルDだ。2次電流、電圧ともに純正より全域で高く、放電時間も長い。これがトルクアップや高回転の伸びに繋がるのだ。
なお、ロードスターRFは燃調や点火時期だけでなく、バルブタイミングなども各装着パーツに合わせてセッティングすることが重要とのこと。RマジックのチューンドCPは、そのあたりに気を配りながら、アクセルペダルとスロットルが直結したようなダイレクトフィールを表現している。
現在開発中という車高調は、ソフトなスプリング(F6kg/mm R4kg/mm)にプリロードをかけて乗り心地とスポーティな走りを煮詰めたもの。また、ブレーキパッドにも拘っており、雨が降っていてもフロントが不用意にロックすることのないような全天候型の味付けになっている。
ホイールはボルクレーシングTE37SONICのRマジック仕様で、タイヤにはハンコックのヴェンタスR-S4(205/55-16)をセットする。
街乗りメインということで、室内はバケットシートとステアリングが変わっている程度。タイトな室内にフルバケの組み合わせると乗降性が少なからず犠牲になるため、クイックリリースを装着して対応している。
「安全を第一に考えて安心して走らせられるチューニングカーを目指しています。街乗りがメインで、ちゃんと走って、曲がって、止まれるクルマ。これらが晴れている時だけではなく、雨天時でも破綻しないように各部をセットアップしています。特にブレーキの味付けは拘ったかな。それと乗り心地の良さと、サーキットでのタイム出せるようにね。とにかくトータルで作り込んでいます」とは、Rマジック大原代表。
このチューンドを富士スピードウェイで試乗した木下みつひろ選手は「パワーとトルクがあって、ストレートで5速に入れてもきちんと加速していくので富士でも楽しいですよ。足回りもド安定方向のセッティングで、100Rは全開だし、タイトコーナーの進入なんかどのライン取りでも行けるくらい懐が深いフィーリング。話を聞くとアライメントはまだ煮詰め途中とのことですが、それでもかなりハイレベルだと思います」と評価。
タイムは2分10秒29。ラジアルタイヤのライトチューンスペックとしては相当の俊足っぷりだが、この速さの源には、Rマジックのセットアップ能力の高さがあることは言うまでもない。
●取材協力:Rマジック:神奈川県相模原市中央区田名3530-1 TEL:042-764-7077
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