手に入らないのであれば「自分で作る」という発想が原点
ブランドのヒストリーを語る際、創設者の半生に触れないわけにはいかない。ランボルギーニほど、現在に至るまで創設者の個性が色濃く反映されているブランドはほかにないだろう。
1916年生まれのフェルッチオ・ランボルギーニは、第二次世界大戦後に立ち上げたトラクター製造業で巨万の富を築く。
新型カウンタックLPI800-4日本上陸! 元祖スーパーカーが提示する唯我独尊の思想とは
パワフルで常識にとらわれない発想の持ち主だったフェルッチオは無類のスポーツカー好きでもあった。さまざまなモデルを所有していたが、彼を完璧に満足させるスポーツカーはひとつとしてなかった。彼は「理想のスポーツカーが手に入らないのであれば、自分で作ればいい」と思いつき、すぐに行動に移す。
当時、フェルッチオの周囲にいた人々は、これを知って、大いに心配したようだ。だが、1963年のトリノ自動車ショーで350GTが発表されると、見方は180度変わる。端正なクーペボディのフロントに搭載されていたのは、精緻の極みともいうべきV12エンジン。これこそ、フェルッチオが本気で「理想のスポーツカー」と作ろうとしている何よりの証拠だった。
その2年後にはミウラを発表。これもV12エンジンを用いていたが、驚くべきことにエンジンは横向きにしてキャビン後方に搭載された。当時、V12をミッドシップした量産車は極めて稀だったから、この時点でランボルギーニはスポーツカー界の最前線に躍り出たといっていいだろう。
ブランドイメージを確立した名作、クンタッチ!
本当の意味でランボルギーニのブランドイメージを確立したのは、1971年に発表されたクンタッチ(カウンタック)だった。ここでランボルギーニはエンジンを縦置きとして重量バランスを改善。スポーツカーとしてより本格的なハンドリングを実現したのである。
しかし、それ以上にクンタッチが衝撃的だったのは、自動車デザインの常識を覆す強烈なウェッジシェイプにあった。結果的にクンタッチは17年間にわたって生産されただけでなく、その後のランボルギーニ・デザインを決定づけるモデルとなる。この事実は、現行モデルのアヴェンタドールやウラカンを見れば一目瞭然だろう。
歴史をたどる中で次第に洗練されていったとはいえ、ランボルギーニは、ライバルのフェラーリに比べると獰猛で荒々しいイメージが強い。彼らのそんなキャラクターは、フェルッチオ自身の性格をよく反映したものといえる。
ランボルギーニのトレードマーク、「ファイティングブル」は、フェルッチオが牡牛座生まれだったことにちなんでいる。
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みんなのコメント
日本ではカウンタックと呼ぶのが無難だと思う。
カウンタックのカウに牛を連想した人も少なくないだろ。
クンクン嗅いでタッチ、クンタッチ。語感が悪い。