中古車購入チェックポイント [2024.03.12 UP]
【2024年版】トヨタ ヤリスVSマツダ デミオを徹底比較
燃費が良く使い勝手の良いコンパクトカーの購入を検討する際に「どのような車種を選べば良いのだろう?」と悩む方もいるでしょう。
【2024年版】スバル XV VSスバル フォレスターを徹底比較
特にトヨタ ヤリスとマツダ デミオの2車種は、その機能性や快適性からよく比較対象になります。
この記事では、ヤリスとデミオを徹底比較し、性能や価格、安全性、走行性能などの違いを解説します。
トヨタ ヤリスのプロフィール
トヨタが販売するヤリスは、燃費の良さと都市部での取り回しの良さに定評のあるコンパクトカーです。日本国内では「ヴィッツ」の名で知られていた同車種は、2020年のモデルから海外での名称と統一され、現行の「ヤリス」に変更されました。
1~3代目のヴィッツから、4代目のヤリスに代替わりして現在に至ります。ヤリスとなってからは、TNGAプラットフォーム採用により走行性能が向上し、ハイブリッドモデルが登場したことも話題となりました。
高い安全性と利便性、親しみやすいデザインにより、誰にでも運転しやすいコンパクトカーとしておすすめできる1台です。
先代モデルとの比較
ここでは、前身であるヴィッツから続く歴史をたどり、ヤリスを紹介します。
1999年に広い室内空間と高い基本性能を備えた車として初代ヴィッツが誕生しました。その際に海外でつけられた車名がヤリスです。
その後の2005年に発売された2代目ヴィッツでは、居住性と機能性の全体的な向上が図られています。また、北米市場でもヤリスとして販売されました。
世界中でヒットする中、2010年に発売されたのが3代目ヴィッツです。コンパクトカーに対する需要の高まりを受け、より洗練されたスタイルと圧倒的な燃費の良さなど全ての面で進化しました。
そして、2020年に高い走行性能と安全性、さらなる低燃費を追求したコンパクトカーであるヤリスが誕生し、現在に至ります。
ヤリスは、トヨタのコンパクトカーでは初となるE-Four(電気式4WD)が搭載されている点が特徴的です。全グレードで「Toyota Safety Sense」も搭載し、安全性においてさらなる進化を見せています。
マツダ デミオのプロフィール
デミオ(2019年より「マツダ2」へと名称変更)は、マツダを代表するコンパクトカーです。マツダが誇るスカイアクティブテクノロジーにより、高い走行性能と低燃費を両立させています。
最新の運転支援技術や安全装備が搭載されており、コンパクトながらも本格的な走りは、「人馬一体」というマツダの思想を具現化した1台と言えるでしょう。
取り回しが非常に良く、都市部での高い操縦性と安定性には目を見張るものがあります。マツダ独自の「魂動デザイン」により生み出された躍動感あるスタイルも、幅広い層に支持される人気の理由です。
先代モデルとの比較
1996年に登場した初代デミオは、コンパクトながらも高さに余裕のある室内空間で人気を博しました。
2002年には2代目にモデルチェンジを果たし、初代の広々とし車内と快適性はそのままに、スタイリッシュな印象に仕上がっています。海外ではこの時に「マツダ2」として販売されました。
2007年には環境性能を高めたモデルに関心が向くなか、燃費性能において改良された3代目デミオが誕生します。
その後、2014年にスカイアクティブや魂動デザインを採用した4代目デミオが発売され、マツダの掲げる「人馬一体」の理想が具現化しました。
マツダは2019年から全車種において、以前の車名から数字による車名に改称する方針を採用し、デミオもマツダ2という車名に変更されました。マツダ2はレーダークルーズやアダプティブヘッドライトなど、さまざまな最新機能を搭載し、走る喜びと乗り心地を追求したモデルです。
グレードと価格の比較
ここでは、ヤリスとデミオの各グレードと価格を紹介します。
ヤリスのグレード
(ハイブリッド車)メーカー希望小売価格Z(1.5L・2WD)2,350,000円(税込)G( 1.5L・2WD)2,145,000円(税込)X( 1.5L・2WD)2,013,000円(税込)ヤリスのグレード
(ガソリン車)メーカー希望小売価格Z(1.5L・CVT・2WD)2,008,000円(税込)Z(1.5L・6MT・2WD)1,904,000円(税込)G(1.5L・CVT・2WD)1,799,000円(税込)G(1.5L・6MT・2WD)1,723,000円(税込)G(1.0L・CVT・2WD)1,645,000円(税込)X(1.5L・CVT・2WD)1,624,000円(税込)X(1.5L・6MT・2WD)1,548,000円(税込)X(1.0L・CVT・2WD)1,470,000円(税込)デミオのグレード
(ガソリン車)メーカー希望小売価格15C(1.5L・6EC-AT・2WD)1,548,800円(税込)15C(1.5L・6EC-AT・4WD)1,768,800円(税込)15 BD(1.5L・6EC-AT・2WD)1,741,300円(税込)15 BD(1.5L・6EC-AT・4WD)1,961,300円(税込)15 SPORT(1.5L・6EC-AT・2WD)2,083,400円(税込)15 SPORT(1.5L・6MT・2WD)2,138,400円(税込)15 SPORT(1.5L・6EC-AT・4WD)2,303,400円(税込)デミオのグレード
(ディーゼル車)メーカー希望小売価格XD(1.5L・6EC-AT・2WD)1,955,800円(税込)XD(1.5L・6EC-AT・4WD)2,175,800円(税込)XD BD(1.5L・6EC-AT・2WD)2,084,500円(税込)XD BD(1.5L・6EC-AT・4WD)2,304,500円(税込)XD SPORT +(1.5L・6EC-AT・2WD)2,402,400円(税込)XD SPORT +(1.5L・6MT・2WD)2,457,400円(税込)XD SPORT +(1.5L・6EC-AT・4WD)2,622,400円(税込)ヤリスにはハイブリッドの選択肢があり、燃費性能と安全機能に優れています。一方でデミオはディーゼルエンジンの選択肢があり、操縦性の高さが魅力です。
価格帯は、ヤリスが1,470,000円~2,350,000円、デミオが1,548,800円~2,622,400円と僅かですが、ヤリスの方が低価格と言えます。
外観とボディサイズの比較
こちらでは、ヤリスとデミオのボディサイズを比較します。
ヤリス全長4,180mm×全幅1,765mm×全高1,590mmデミオ全長4,080mm×全幅1,695mm×全高1,500mmどちらもコンパクトカーならではの取り回しの良さが魅力です。立体駐車場への入出庫時や狭い道でのすれ違いなど、困ることはほとんどないでしょう。
室内の広さを比較
こちらでは、ヤリスとデミオについて、室内の広さを比較します。
ヤリス室内長1,845mm×室内幅1,430mm×室内高1,190mmデミオ室内長1,805mm×室内幅1,445mm×室内高1,210mmヤリスは室内長がデミオよりも長く、デミオは室内幅がやや広いのが特徴です。両者とも頭上には十分な空間があり、コンパクトカーでありながら、広々とした室内空間を提供しています。
わずかなサイズの違いですが、室内長を重視する場合はヤリスを、室内幅を重視する場合はデミオを選ぶのが良いでしょう。
燃費性能の比較
ここからは、ヤリスとデミオの各グレードごとに燃費(国土交通省審査値)を比較していきます。
ヤリスのグレード
(ハイブリッド車)WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードZ(2WD)35.4km/L35.5km/L38.8km/L33.6km/LZ(4WD)30.2km/L31.5km/L33.2km/L28.0km/LG(2WD)35.8km/L36.9km/L39.8km/L33.5km/LG(4WD)30.2km/L31.5km/L33.2km/L28.0km/LX(2WD)36.0km/L37.5km/L40.2km/L33.4km/LX(4WD)30.2km/L31.5km/L33.2km/L28.0km/Lヤリスのグレード
(ガソリン車)WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路Z/X(1.5L・CVT・2WD)21.6km/L16.1km/L22.9km/L24.3km/LZ/X(1.5L・CVT・4WD)19.2km/L14.5km/L20.0km/L21.6km/LG(1.5L・CVT・2WD)21.4km/L15.7km/L22.6km/L24.1km/LG(1.5L・CVT・4WD)19.2km/L14.5km/L20.0km/L21.6km/LG/X(1.0L・CVT・2WD)20.2km/L15.3km/L21.8km/L22.4km/LZ/G/X(1.5L・6MT・2WD)19.6km/L14.7km/L20.3km/L22.3km/Lデミオのグレード
(ガソリン車)WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モード15C(2WD)20.3km/L16.6km/L20.4km/L22.4km/L15C(4WD)18.1km/L15.3km/L17.9km/L19.8km/L15 BD (2WD)20.3km/L16.6km/L20.4km/L22.4km/L15 BD (4WD)18.1km/L15.3km/L17.9km/L19.8km/L15 SPORT(2WD)20.3km/L16.6km/L20.4km/L22.4km/L15 SPORT(2WD・MT)20.2km/L16.4km/L20.5km/L22.2km/L15 SPORT(4WD)18.1km/L15.2km/L18.1km/L19.7km/Lデミオのグレード
(ディーゼル車)WLTCモード市街地モード郊外モード高速道路モードXD(2WD)21.6km/L18.1km/L21.3km/L23.8km/LXD(4WD)19.2km/L16.3km/L19.0km/L21.0km/LXD BD(2WD)21.6km/L18.1km/L21.3km/L23.8km/LXD BD(4WD)19.2km/L16.3km/L19.0km/L21.0km/LXD SPORT +(2WD)21.6km/L18.1km/L21.6km/L23.6km/LXD SPORT +(2WD・MT)25.2km/L22.7km/L25.3km/L26.4km/LXD SPORT +(4WD)19.2km/L16.6km/L19.1km/L20.7km/L燃費性能を比較すると、ヤリスの燃費の良さが目立っています。ヤリスにはハイブリッドモデルもあり、35km/Lを超えるグレードが存在することも特徴です。
一方で、デミオのディーゼルモデルの燃料は軽油であるため、1リットルあたりの燃料代が抑えられるメリットがあります。
動力性能の比較
こちらでは、ヤリスとデミオの動力性能の比較について解説します。
ヤリスのグレードエンジン種類総排気量最大出力ハイブリッド車全グレード直列3気筒1.490L67kW(91PS)/5,500r.p.mガソリン車1.5L直列3気筒1.490L88kW(120PS)/6,600r.p.mガソリン車1.0L直列3気筒0.996L51kW(69PS)/6,000r.p.mデミオのグレードエンジン種類総排気量最大出力ガソリン車水冷直列4気筒1.496L81kW(110PS)/6,000r.p.mディーゼル車水冷直列4気筒1.498L77kW(105PS)/4,000r.p.mヤリスのハイブリッド車は燃費の良さとパワーを両立させており、ガソリン車はより力強い走りが可能です。また、1.0Lエンジンモデルは最もコンパクトで軽快な走りを実現させます。
デミオのガソリン車は都市部を機敏に走ることに向いており、ディーゼル車は高トルクと燃費の良さが魅力です。
タイヤサイズの比較
こちらでは、ヤリスとデミオのタイヤサイズについて解説します。
ヤリスのグレードタイヤサイズZ全グレード
U/X/Gのハイブリッド4WD車175/70R14、185/60R15デミオのグレードタイヤサイズSKYACTIV-G 1.3185/65R15SKYACTIV-G 1.5185/65R15、185/60R16、195/55R16SKYACTIV-D 1.5185/65R15、185/60R16ヤリスの方がタイヤサイズが小さく、燃費効率とハンドリングのバランスを考慮していると言えます。一方で、デミオにはやや大きく幅の広いタイヤが選ばれており、スポーティな運転体験に目指していることが見て取れます。
ヤリスは運転効率と性能のバランスを、デミオは運転の楽しさに重点を置いたタイヤサイズを選択しているようです。
安全装備の比較
こちらでは、ヤリスとデミオの安全装備を比較していきます。
ヤリスには、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が搭載されており、ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより高度な認識性能と信頼性を実現しています。高度な駐車支援システム「アドバンストパーク」や「低速時加速抑制」など、事故を予防するシステムを多数搭載していることが強みです。
主な機能には以下のようなものが挙げられます。
プリクラッシュセーフティレーダークルーズコントロールロードサインアシストレーントレーシングアシストレーンディパーチャーアラート などデミオには、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE」が全車に標準搭載されています。カメラ・レーダーにより周囲の車両や歩行者を検知し、衝突回避や被害軽減につなげることが可能です。
主な機能には以下のようなものが挙げられます。
アドバンストスマートシティブレーキサポート(夜間歩行者検知機能付き)スマートブレーキサポートレーンキープアシストシステムブラインドスポットモニタリングAT誤発進抑制制御 などヤリスとデミオには、どちらも信頼性の高い先進安全技術が積極的に採用されており、非常に高い安全性を誇っています。
ラゲッジスペースの比較
こちらでは、ヤリスとデミオのラゲッジスペース(荷室)の広さや容量について比較します。
ヤリス奥行630mm×幅1,153mm×高さ831mm
荷室容量:約270Lデミオ奥行670mm×幅1,000mm×高さ845mm
荷室容量:最大280L室内空間ではややデミオの方が広いと言えます。しかし、大きな差がないため購入時は実際に実物を見ておいたほうが良いでしょう。
おすすめグレードの選び方
こちらでは、ヤリスとデミオのおすすめグレードの選び方を解説します。
ヤリスとデミオは同じコンパクトカーとはいえ、それぞれ異なる特徴を持つ車です。今回は、予算やニーズに合わせて、ヤリスとデミオのおすすめグレードを「価格重視」「走り重視」「装備重視」の3つの観点から比較します。
価格重視
価格重視でヤリスとデミオのグレードを選ぶのであれば、以下がおすすめです。
・ヤリス
X(1.0L・2WD):1,470,000円
・デミオ
15C(1.5L・2WD):1,548,800円
両車種とも最も安価なガソリン車になります。
ヤリスは車両本体価格の安さに加えて燃費の良さという面でも費用を抑えられる点がメリットです。一方で、デミオはエンジンの静粛性やトルクに優れ、安価ながら高い走行性能に魅力があります。
走り重視
走り重視でグレードを選ぶ際は、以下がおすすめです。
・ヤリス
ハイブリッド車のZグレード
高級感のある内装や高度な運転支援システムが、走りの楽しみや安全性をサポートしてくれるでしょう。価格は高くなりますが、走りの楽しさや安全性は特筆すべきものがあります。
・デミオ
XD SPORT +
ディーゼルエンジンは低回転域での高いトルクに特徴があり、力強い加速と滑らかな走りを提供します。よりスポーティーな走りを求めるドライバーにも適しているでしょう。
装備重視
装備重視で選ぶなら、以下のグレードがおすすめです。
・ヤリス
Gグレード
このグレードは、LEDヘッドランプやアルミホイールへのアップグレードが可能で、コンフォートシートセットも追加できます。8インチの大型モニターが標準装備されている点もおすすめポイントです。
・デミオ
15 SPORT(Lパッケージ)
XD(Lパッケージ)
Lパッケージの装備は充実していて、16インチアルミホイールや本革巻きのステアリングホイールなど、高級感のある装備が特徴的です。最上級グレードのため価格は高くなりますが、装備の充実度では最もおすすめのグレードと言えます。
※本記事は、2024年2月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「30万円」の大幅値下げ!? 鮮烈レッドの「新型セダン」発表! 爆速の「超高性能モデル」も新設定! 今あえて「値上げラッシュ」に逆行した理由とは
トヨタ新型「“SUV”ミニバン」発表! タフ顔&高級内装がカッコイイ! アンダー400万円の“充実装備”が嬉しい「GX O」印に登場
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
スバル「新型SUV」発表! スポーティ&ブラックな内外装がカッコイイ! オシャブルー新設定に販売店でも称賛の声
まわりを巻き込む可能性もあるからヤメてくれ! 元教習所教官が語る「よく見かける」危険運転3つ
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
「最も多い」&「最も反則金が高い」交通違反って何? “スピード違反”抑えて「めちゃ捕まってる違反」は!? 反則金3万円超えの違反にも注目
「Appleのパクリ」はもはや過去! 中国シャオミ初EV「SU7」受注7万台突破と新経済圏ブチ上げ、米中貿易摩擦も何のその?
「瞬殺でした」トヨタの“超本格・最大級”「新型SUV」すでに完売!? 大変貌「角張りシェイプ」で原点回帰の新型「ランクル250」が人気すぎた
みんなのコメント
月と鼈です。
どちらが、月で、どちらがスッポンなのか?