スーパーGT第2戦富士のGT300クラスは、最終ラップの#55 ARTA NSX GT3の猛攻を凌ぎ切った#11 GAINER TANAX GT-Rが、今季初優勝を果たした。
#11 GAINER TANAX GT-Rは、予選Q1で敗退を喫するところだった。しかし#720 McLaren 720Sが走路外走行によりタイム抹消となったことで順位が繰り上がり、ギリギリでQ2進出を果たした。
■スーパーGT第2戦GT300決勝|55号車ARTA NSXの猛追を振り切り11号車GAINER GT-Rが今季初V
「金曜日の練習走行から、マシンの調子は良さそうでした」
そう平中克幸は語る。
「しかしQ1では、路面のコンディションとクルマのセッティングが合わなくて、一瞬Q1落ちしたような状態になってしまいました。でも四輪脱輪したマシンがあったので、そのおかげでQ2に残れ、セッティングを変更してなんとか4番手に食い込むことができました」
「僕の中では、決勝に向けては良い感触で、勝てるんじゃないかという自信を持つことができました。そんな中で決勝に臨んだんです」
その決勝は非常に難しいコンディションとなった。しかし、安田裕信の好判断もあり、他車に先んじてドライタイヤに交換。これが功を奏して、ライバルに対してマージンを築くことができたという。
「路面がドライになっていく中、安田選手が『これなら行ける』という決断をしてくれました。そのタイミングが完璧でした」
そう平中は言う。そして、最終ラップの#55 ARTA NSX GT3の猛攻を抑え切った安田の走りを称えた。
「最後は安田選手が踏ん張ってくれました。ああいう状況は精神的にはすごく追い詰められるので、抜かれてしまうこともあります。それでも、優勝に導いてくれました。そして、チーム全体が完璧に仕事をこなした結果だと思います。これまでで一番嬉しい勝利ですね」
安田も、#55 ARTA NSX GT3とのバトルについて振り返った。
「GT-R同士の戦いになると思っていたら、全然違うクルマ(55号車)が来ました。それがすごく速くて……でも落ち着いて、GT500クラスのマシンをうまく利用したりして、上手く勝つことができました。それだけです」
そう安田は語る。
「僕の最終ラップは、見ている人たちから見れば、大変だったように見えたかもしれません。でも、平中選手が予選のすごく苦しい中で走ってくれたのと、セカンドスティントを良いペースで走ってくれたことの方が、勝ちに繋がったと思います。僕は、上手く抑えることができたというだけですよ」
5月1日から、元号が令和に改められた。つまり#11 GAINER TANAX GT-Rは、令和となって初めてのスーパーGTのレースで、勝利を収めたこととなる。なかでも平中は先週末に行われた平成最後のレースである”スーパー耐久第2戦(ST-4クラス)”でも勝っており、時代が変わる記念すべきタイミングでふたつの勝利を挙げたことになる。この勝利について、平中は次のように語った。
「僕は平成最後のレース(スーパー耐久)でも勝つことができました。そして今回令和になって最初のレースにも勝てたので、何か今年は、すごく良い年なのかなと思っています」
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