この記事をまとめると
■ホンダ・シビックやトヨタ・ランドクルーザーはZ世代をターゲットとしている
新型ランクルの5年納期って長すぎだろ! だったら乗るべき「後悔しない」ライバル車4選
■しかし高額となった価格帯はZ世代にふさわしいとは思えない
■メーカーのマーケティングやグローバル展開などによる事情がある
在りし日の“庶民はシビック”の面影はない
ホンダが導入した11代目のシビック。山梨県内で実車に乗ったが、見た目はかなり立派な上級車。在りし日の、庶民はシビックの面影はない。
ホンダは8代目シビックから、グローバルでのミドルカーと位置付けており、現代版シビックとしては11代目の進化も理解できる。
とはいえ、シビックの主戦場は中国とアメリカであり、共に年間20数万台を売上げている。日本は先代の10代目の実績では年間8000台にとどまっている。
その上で、価格についても、アメリカではエントリーモデルとしてセダンが日本円換算で200万円台前半からと、ハッチバック専用の日本モデルよりざっと100万円も安い。
つまり、シビックというモデルの基本的な商品コンセプトとしては、若者(Z世代)にも手が届きやすいミドルカーという設定なのだが、日本においては、若者(Z世代)のなかでも比較的お金に余裕がある層に限定するという結果となっているのが実状だ。
さらに、2022年登場のe:HEV、そしてType Rはさらに高額になることから、一般的な若者(Z世代)との距離感が広がることは否めない。
あくまでグローバルでの商品展開を見据えた上での、日本市場のシビックの立ち位置という解釈なのだ。
若者が憧れのクルマを所有することは難しくなってきている
一方で、ランドクルーザーについては、3年待ちとも、4年待ちとも、はたまた5年待ちとも言われる異常な長期の納期が話題となるほど、日本のみならずグローバルで大人気となっている。
理由としては、メルセデス・ベンツGクラスやJeepラングラーに見られるような、本格的オフローダー市場の急拡大だ。ランクルを含めて、こうしたオフローダーのユーザーの多くが、クルマのポテンシャルをフルに発揮するようなオフロード走行をする機会はかなり少ない。
あくまでも、オフローダーというギア感を満喫するファッションアイテムとして購入するケースが多い。
若者(Z世代)にとっても、そうしたオフローダーファッションを味わってみたいところだが、V6ツインターボエンジン搭載に加えて、最新のコネクテッドなど最新技術の満載で新車価格は上昇し、若者(Z世代)としては長期ローンを組むにもかなり勇気がいることになる。
こうしたシビックやランクルに限らず、日本で販売される日本車の多くが、上級化と上質化に伴い価格が上がっている印象がある。また、販売店での大幅値引きも厳しい。
メーカー側からみれば、安売り体質を改め、高付加価値でリセールバリュー(下取り価格)を高値で安定させ、新車販売への好循環を狙っているのだが、若者(Z世代)にとっては、憧れのクルマを所有することが難しくなってきた。
今後は、いわゆる所有から利用という観点で、若者(Z世代)が身近に憧れのクルマと接することができる新たなるプログラムが求められると思う。
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