昨年からウイリアムズF1に加入し、中団グループの中で存在感を見せているアレクサンダー・アルボン。特に今季はカナダGPでライバルを押さえ込んで7位入賞を果たし、ドライバー・オブ・ザ・デイに選出された。続くオーストリアGPでも、トラックリミット違反が続出する難しい予選でQ3に進出するなど、ドライバーとしてさらに評価を高めている。
そんな中で、アルボンの古巣であるレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表のその好調ぶりを称賛しているため、場合によってはレッドブルへのカムバックもあるのではと見る向きもあるが、アルボンはウイリアムズでの生活を満喫しており、他のチームでレースをすることは考えていないと明言した。
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レッドブル復帰の可能性について尋ねられたアルボンは、次のように語った。
「正直言って、僕がこのチームと共に戦うことに集中していることは、もう皆に分かってもらえていると思う」
「それは短期的な話ではなく、長期的な視点で僕はここにいる。このチームと一緒に仕事をするのは楽しい」
「僕たちはまだ旅の途中だと感じている。そして僕はこの旅を続けたいと思っている。これから先のことはまだ分からないけど、現状として今いる場所にとても満足しているんだ」
またアルボンは今でもホーナーと定期的に連絡を取り合っていることから、カナダGP後に賛辞をもらったこともさほど意外なことには感じなかったようだ。
「クリスチャンはいつもメッセージをくれる。よくやった、とかそういったことをね」
「以前いたチームの首脳陣とこういう関係が築けているのは、いつだって良いことだと思っている」
「(カナダGPは)僕たちにとって素晴らしい週末になったし、もちろんクリスチャンにそう言ってもらって嬉しかった」
かつてはトップチームの一角であるレッドブルに所属し、表彰台や優勝を争える立場にあったアルボン。ウイリアムズで走る現在はそうもいかないが、以前よりもF1でのレースを楽しめているという。
「精神的にも良い状態にあるのは確かだ。ウイリアムズで重要な役割を担えていると感じている」
「他のドライバーのことは分からないけど、僕がレッドブルにいた時は、少なくとも自分から見てうまく管理してもらえている感じがした。そういう意味でもごく普通のレーシングチームと言えた」
「ただそれ以外の外的な要因もあった。ドライビングの面に限らず経験不足だったし、全体的にF1サーカスでどううまくやっていくかという面にも少し手こずった」
「今は成長して、経験も積んだ。より良い立ち位置にいることができていると思う」
「精神的に強くなったし、経験も積んで大人になったということだ。そうなるとだいぶ楽になる。でも僕にとっては居心地の良い場所にいられているし、これまでで最高の走りができていると思う」
このように、ウイリアムでのF1生活に対する満足感を口にしたアルボンだったが、ウイリアムズが目指すべき場所に到達するにはまだまだ険しい道のりが待っていることも自覚している。ただ、確実な進歩も感じられている様子だ。
「まだやるべきことはたくさんある。常にクルマが完璧な状態にあるような感覚で走れているわけではないんだ」
「そのように簡単だと感じられないようなサーキットのタイプ、コーナーが多くある。カナダのようなサーキットだと、ストレートはとても良い感じだ」
「それと同時に、FP1ではすぐに以前の予選タイムと同じくらいのタイムを出せるようになっているのも印象的だった。これには自信を感じることができる」
「昨年に比べて、僕たちは大きなステップを踏めているということだろう。どのサーキットでもQ2進出のチャンスがあるように感じられるし、昨年はかなり難しかったQ3進出も場合によってはチャンスが見えるようになった」
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