フォーミュラEの2020-2021シーズン開幕戦ディルイーヤePrixレース1の決勝が行なわれ、メルセデスのニック・デ・フリーズが優勝を手にした。
今シーズンからフォーミュラEは、F1やWRC、WECと並ぶFIAの世界選手権シリーズに格上げ。今回のディルイーヤePrixのレース1は、世界選手権のステータスを手にしたフォーミュラE最初のレースとなった。しかもシリーズ史上初のナイトレース……照明を使っての様々な演出もなされた。
■メルセデスのフォーミュラEチームにも宿る”勝者のメンタリティ”「誰かを責める文化がない」
そんなレースを制したのはデ・フリーズだった。デ・フリーズはポールポジションからスタートし、終始危なげない形でリード。一度も首位の座を譲ることなく、トップでチェッカーを受けた。
今回のレースでは2度のアタックモードを使うことが義務付けられているが、デ・フリーズは後続との差をしっかりと築いてからアタックモード”起動ゾーン”を通過する(※この起動ゾーンを通過するとタイムをロスしてしまうため、ポジションを失うリスクがある)という頭脳的な走りで、そのポジションを完璧に守り切った。
これでデ・フリーズはフォーミュラE初優勝。しかもフリー走行、予選、決勝と全てのセッションで首位という、完璧な勝利だった。
なおチームメイトのストフェル・バンドーンは8位でのフィニッシュだったが、ファステストラップを記録。F1だけではなく電動フォーミュラカーでも、メルセデスがその速さを見せつけた結果と言えるだろう。
2位に入ったのは、ヴェンチュリのエドアルド・モルタラだった。モルタラはレース序盤は4番手を走行していたが、15周目にミッチ・エバンス(ジャガー)とウェーレインの2台を一気にオーバーテイクするなどし、表彰台の一角を手にした。エバンスが3位に入った。
レースの大半で2番手を走行していたのはアウディのレネ・ラストだったが、終盤に失速。表彰台を逃す結果となった。
日産・e.ダムス勢は、オリバー・ローランドが6位入賞を果たしたが、セバスチャン・ブエミは13位に終わっている。
今回がフォーミュラEのデビューレースとなったニック・キャシディ(ヴァージン)は、予選タイムが抹消されるという不運により、21番グリッドからスタート。狭いコースではなかなかポジションを上げることができず、結局トップから約20秒遅れの19位でフィニッシュしている。
なおこのレースは、2回のセーフティカーが出動する展開となった。
ジャガーのサム・バードは、レース序盤に次々とオーバーテイクを成功させ、順位を上げていった。しかしマヒンドラのアレックス・リンをオーバーテイクしに行った際に接触。リンのマシンは180度スピンし、バードのマシンと正面衝突するような形となった。2台のマシンは一度レースに復帰したが、リン車はフロントサスペンションが折れてしまっており、すぐにコース上にストップ。この回収のためセーフティカーが出動することになった。なおバードも後にリタイアすることを選択している。
またBMWのマキシミリアン・ギュンターも、コーナーを曲がりきれず、マシンの左側面をウォールに強くヒットしてしまう。これにより大きなダメージを負い、コース脇にストップ。2回目のセーフティカー出動の原因となった。
フォーミュラEの第2戦は、すぐ翌日の2月27日に開催。同じディルイーヤで行なわれる。
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