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ギリギリまだ買える値段! いま味わっておくべき「エンジン」ありきの国産車7選+α

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ギリギリまだ買える値段! いま味わっておくべき「エンジン」ありきの国産車7選+α

国民の平均年収以下でセレクト!

 現在、世界的な半導体不足の影響で新車の納期が遅れに遅れ、即納可能な中古車のタマが不足し(新車が手に入らないから下取り、買い取りも減少)、それに伴って中古車の価格が高騰している。しかし、それとは別に新車・中古車ともに人気があり、流通量が少なめで、なおかつ唯一無二の魅力を持つ中古車もまた、価格が高騰。新車と変わらない、いや、新車を上まわる価格で取引されていたりするのだ。

「半導体不足」は関係なし! 高騰が続く「国産スポーツカー」今買っておくべきモデルは?

 なかでも、今後、ガソリン車が乗りにくくなる世界的なカーボンニュートラルの事情から、今しか乗れない(!?)ガソリン車に注目が(密かに)集まっているのも事実。筆者のような昭和からクルマに乗っている、なによりもクルマが好きだった世代にとっては、マジにガソリン車に乗るのは今しかないのである。

 もちろんGT-Rのように、中古車が世界的に希少価値とされ、とんでもない中古車価格になっているクルマについては、ここでは触れない。あまりにもマニアックであり、グッドコンディションを保つためには相当の維持費が必要だからだ。ここでは日本の平均年収、約433万円以下で手に入る、名車と呼ぶにふさわしい、今こそ手に入れたい純ガソリンエンジンの国産車(中古車)をピックアップしてみた。

希少な軽MRスポーツ「ホンダS660」

 さて、ガソリンエンジンと言えば、2021年F1最終戦アビダビGPで見事フェルスタッペンが優勝を飾ったレッドブルにパワーユニットを供給したホンダを挙げたい。とくにS660はシャシーや足まわりの素晴らしさはもちろん、660ccでしかないターボエンジンがまた最高にホット。

 6速MTのシフトフィールも秀逸で、まさに世界最小の、実用性など関係ない!! と言わんばかりのスーパーカーと言っていい。すでに生産終了となり(追加生産はあったが)、その中古車は今後、価格高騰すること必至だろう。こんな、歴史に残るであろう名車、ミニマムなガソリンオープンスポーツカーなど、この先、出てくるはずもないのである。

スポーティな走りが楽しめる「ホンダ・オデッセイ」

 同じホンダ車では、これまた2021年末に生産を終えたオデッセイにも注目だ。もちろん、ここで注目するのは2.4Lガソリンのアブソルートである。同じガソリン車でも標準車とは別のエンジンチューニングが施され(後期はアブソルートのみになった)、足まわりも専用ローダウンサスが奢られた、ミニバンの皮を被ったスポーティカーと呼べる存在なのである。

 今後、これほど走りに特化した、気持ちいいガソリンエンジンを積むミニバンは出ないはずである。今のうちにガソリン車に乗っておきたい、でも3列シートは必要……というなら、オデッセイに決まりである。こちらの中古車は現在、比較的割安に手に入るものの、ライバルなき存在だから今後は中古車価格がジワジワと価格上昇するかもしれない。

ミニバン王者「トヨタ・アルファード/ヴェルファイア」

 ミニバンの話が出てきたところで、今乗っておきたい純ガソリンエンジンのスーパーミニバンが、トヨタ・アルファード、あるいはヴェルファイアに2018年1月のマイナーチェンジ時に加わった3.5L V6エンジン搭載車である。

 このタイミングで3.5L V6エンジンが刷新され、海外では北米仕様のカムリなどに搭載されている直噴+ポート噴射D-4S、2GR-FEユニットに換装。最高出力/最大トルクは前型の280ps/35.1kg-mから301ps/36.8kg-mへと増強した。トランスミッションを6速ATから8速ATへとアップグレードするとともに、動力性能の向上に合わせ、ブレーキもベンチレーテッドディスクを大径化し強化。HVモデルとは違う、大排気量、大パワー&トルクならではの豪快な加速感が魅力的だ。

 言い換えれば、もっともドライバーズ―カーとして価値があるのが、この仕様なのである。2022年1月中旬現在で、納期は2~3カ月と比較的早期に手に入るから、新車でもいいし、2018年1月以降のマイナーチェンジが施されたあとの中古車を手に入れるのも悪くない。

 もっとも、このクラスのミニバンをEV化するのは、車重からしてけっこう大変。ハイブリッド車がこの先存続することは間違いないとしても、やはり3.5L V6なんていう純ガソリン車に乗るなら、今である。アルファードはマニアックな意味での名車では決してないが、多人数乗車可能な高級実用車としては世界に誇れる名車と言っていい。

国産高級車の代表格「トヨタ・セルシオ」

 ここからはちょい古な国産車。まずはトヨタ・セルシオだ。当時のトヨタにおける最高級乗用車であり、海外ではレクサスLSと呼ばれたモデル。そのウルトラスムースな走行性能、そして驚愕の静粛性は、その後の世界の高級車に大きな影響を与えたと言われている名車である。

 エンジンは1UZ-FE型の4L V8が基本で、リッツカールトンの内装を参考にインテリアがデザインされたという3代目は4.3L V8を搭載。大排気量V8エンジンをひたすら快適性のために使ったところがポイントだ。現時点で中古車価格は高騰しておらず、4.3L V8モデルでも100万円台から手に入るものの、この先、純ガソリン車が消滅する時代になれば、価値が上がるかもしれない。

スポーツカー顔負けの性能をもつ「トヨタ・アリスト」

 同じように、ハイパワーガソリンエンジンを積むスーパーサルーンが、トヨタ・アリスト。こちらは2JZ-GTE型という、今では希少な3L 直6エンジンを搭載。100万円以下で手に入るものの、2000年前後の中古車の価格としてはけっこう強気である。バブルの遺産の1台ともいえる、ブイブイ系ハイパフォーマンスサルーンだ。

世界でも人気の軽オフローダー「スズキ・ジムニー」

 新車なら納期は10カ月から1年待ち。現行型の中古車だと新車と変わらない価格、先代モデルでも100万円台を維持する商品価値をもつのが、スズキ・ジムニー。世界最小の本格オフローダーであり、ライバルなき存在の名車である。もちろん、エンジンはR06A型、660ccターボエンジンのみ。40年以上継承してきた伝統のラダーフレームを採用し続けている。

 先進性や快適性は望めないものの、こうしたクルマが必要な人にとっては、間違いなく今、乗るべき1台と言っていい。マイルドハイブリッドのジムニー、BEVのジムニーなんて、軟弱(!?)でちょっとピンとこないではないか。

新型登場で今が狙い目な先代「日産フェアレディZ」

 そのほかにも、新型が登場して中古車の流通量が増えるであろう日産フェアレディZの先代、Z34型はGT-Rと並ぶ日産のスポーツカーでありながら、中古車価格はGT-Rのようには高騰していないから狙い目だ。とくに6代目はそれまでのGTカー的キャラクターから一気に硬派な本格スポーツカーに舵を切ったZである。

スポーツカーの高騰は避けられないので乗るなら今!

やはり、クルマ好きにとって憧れのスポーツカー、スポーティカーは絶版ともなれば、中古車の価格は高騰やむなし。ホンダ・シビックタイプR、ホンダS2000、FD3S型マツダRX-7あたりも、ここのところグイグイと中古車価格が上昇中。手を打つなら1日でも早いほうが良い(もう手遅れかも!?)国産名車たちである。

 ちなみに2009年型のシビックタイプRでさえ400万円近い値付けとなっていたりする(ホンダカーズの参考例)。この先、電動車時代になれば、さらに価格高騰すること間違いなしである。

 さらにマツダ・ロードスター、先代トヨタ86、スバルBRZの中古車も、ジワジワと価格上昇中の国産スポーツカーの名車だが、比較的中古車の流通量が多いので、手に入れやすさという点ではお薦めできる。今こそ一生に一度、ガソリンエンジンをガンガン回せるスポーツカーに乗っておきたい……という人の、気軽に乗れる入門車種としても最適だ。

 おっと、忘れるところだった。2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞のスバル・レヴォーグSTI Sportも、新車をまっとうな価格で買える純ガソリンエンジンを搭載した、走りや先進運転支援機能を含めて文句なしの国産スポーツワゴンである。「すべての移動を感動に変えるクルマ」というキャッチフレーズは、STI Sportを筆頭にウソはない。まだ、名車と呼ぶには早いが、将来的に振り返れば、その資格アリである。

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みんなのコメント

41件
  • アホが書いた記事です。
  • こうやって煽っても新たな購買層なんて増えませんよ。
    乗りたい人は既に乗っています。
    売れないのにバカみたいなプライスを付けて店頭に並べても買う人なんていないと思いますよ。
    既存のオーナーはそういう状態を冷ややかな目で見ています。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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