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電気自動車世界最多量販の巨人BYDが日本上陸。最新モデル『ATTO 3』が2023年1月末より発売開始

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電気自動車世界最多量販の巨人BYDが日本上陸。最新モデル『ATTO 3』が2023年1月末より発売開始

 バッテリーメーカーとして創業し、モーターやコントローラーなど電気自動車のコアとなる技術を自社開発する中国の巨人BYDが、本格的な日本進出と乗用車発売に伴いBYD Auto Japanを設立。その日本上陸第1弾として、グローバルでは先行して2022年2月に発売開始以降、オーストラリアやタイなどのアジア太平洋地域でも販売され累計14万3000台を売り上げたe-SUVの最新モデル『ATTO 3(アットスリー)』を、来年2023年1月31日より正式に発売する。

 1995年に中国・深圳で創業し、ITエレクトロニクス、自動車、新エネルギー、都市モビリティの4つの領域で事業を展開するBYDは、世界70超の国と地域、400超の都市に電気自動車を展開し、中国国内では9年連続でNEV販売台数第1位に。さらに2022年1~10月には約140万台の電気自動車を販売し、電気自動車販売台数世界No.1となっている。

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 その日本法人であるBYD Auto Japanが導入を決めたミドルサイズe-SUV『ATTO 3』は、欧州ではドイツやフランスなどを含む9カ国での販売も決定しており、Euro NCAPの安全性評価で最高評価の5つ星を獲得するなど、高い安全性が裏付けられたBYDの世界戦略EVとなっている。

 新型『ATTO 3』には、BYDが2021年に発表した最新型のリン酸鉄リチウムイオン電池となる“ブレードバッテリー”の搭載を前提に、EV専用プラットフォームのe-Platform 3.0が採用され、高い安全性と優れた航続性能、強度、長寿命を特徴とするバッテリーの性能を活かし、58.56kWhの電池容量と150kW/310Nmのモーターを搭載し、WLTC値自社調べで485kmの航続距離を実現した。

 このe-Platform 3.0は、ブレードバッテリーと8つのモジュールを集約した“8in1 パワーシステムアッセンブリー”の設計思想を採用し、車両の高い安全性を実現したほか、複数のモジュールを集約したことにより低重心かつフラットな床面で、広い車内空間とスタイリッシュなデザインを可能とする。

■インテリアは“フィットネスジム×音楽”がモチーフに

 また、熱帯地域でも寒冷地域でもバッテリー温度を一定に保つバッテリーマネジメントなど、システム構成の一部を担うヒートポンプシステムにより、エネルギーの効率的な出力が可能に。それらの状況も統合制御し、車両の駆動や制動、ステアリング情報を緊密に統合することによって、ドライビングにおける高度な制御や支援につなげている。

 これら技術的な背景をもとに、全長4455mm、全幅1875mmのサイズで1750kgの車両重量に収められた『ATTO 3』は、スポーティな外観に加えインテリアは“フィットネスジム×音楽”をモチーフにデザインされ、トレッドミルに着想を得たセンターアームレスト、ハンドグリップを想起させるドアハンドルのほか、弦を弾くと音を奏でるドアトリムなど、ドライブが一層楽しくなるデザインが随所に散りばめられる。

 さらに予測緊急ブレーキシステムやBYDアラウンドビューシステム、ブラインドスポットインフォメーションなどの先進安全・運転支援機能も充実し、V2L(ビークル・トゥ・ロード)とV2H(ビークル・トゥ・ホーム)にも対応。停電時の電源供給やキャンプをはじめとする野外での活用も見込まれる。

 2025年末までに日本各地に100店舗以上の販売ネットワークが構築される予定だが、すでに高橋一穂氏率いるVTホールディングス傘下のエフエルシ―株式会社が、岐阜県岐阜市と三重県四日市市、同松阪市での正規販売代理店開設をアナウンス。開業準備室が設置でき次第、受注等の取り扱いを開始する予定となっている。

 また、2023年1月31日まで東京都新宿区にあるクルマのサブスクサービス“MINT”の店舗にて『ATTO 3』の展示と週末祝日の試乗も実施されており、価格は440万円(税込)となっている。

試乗申し込みURL:https://byd.co.jp/e-life/event/#shinjuku

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みんなのコメント

17件
  • 中共の狗どもの絶賛コメントww
  • ヒュンダイもそうだけど買ったらどうするのというのが一番の問題。日本メーカーが当たり前にできるディーラーメンテナンスを地方で安定してできるかなんて想像すらできない。車に重要なのは長期に品質が維持できるか。インテリアやデザインについては結局人それぞれだが、これもステルスセールスの動画レビューなど見ればわかるが、外見は細部が荒く、内部はデザイン重視で実用性がない。断言できるが、日本車や日本メーカの慎重なevへの姿勢をを
    卑下して、こんな車を誉めそやす人は身銭を叩いて実車すればいいと思うが、ヒュンダイと同じでそういう人は現れないと思うよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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