MotoGP第13戦アラゴンGPの決勝レースがスペインのモーターランド・アラゴンで行われ、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が最高峰クラスで初優勝を飾った。最終ラップまでバニャイアと接戦の優勝争いを展開したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は2位フィニッシュを果たし、今季2度目の表彰台に上った。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は10位でレースを終えている。
決勝日午前中のウォームアップ・セッションは霧のために開始が遅れたものの、決勝レースは予定通りの現地時間14時にスタートした。
【順位結果】2021MotoGP第13戦アラゴンGP Moto2決勝
ホールショットを奪ったのはポールポジションのフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)、そして4番グリッドスタートのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)も好スタートを切って1コーナーを2番手で立ち上がる。3番手にはジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)、4番手にはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)がつけ、7番グリッドスタートだったジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)が5番手に浮上。一方、3番グリッドからスタートしたファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は7番手に後退した。
トップを走るバニャイアは、2番手のマルク・マルケスとの均衡を保っており、3番手のミラー、4番手のアレイシ・エスパルガロ、5番手のミル、6番手のホルヘ・マルティン(プラマック・レーシング)のそれぞれの差も大きなものではないが、同じようにギャップを維持したまま序盤のレースは進んでいった。
一方、7番手を走るチャンピオンシップリーダーのクアルタラロは、6番手のマルティンに引き離されていた。7周目にはイケル・レクオーナ(テック3KTMファクトリー・レーシング)に交わされ、クアルタラロはさらにブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)にもオーバーテイクを許し、9番手に後退する。
10周目に入ると、トップのバニャイア、2番手のマルク・マルケスから3番手のミラーが遅れ始め、その差は2秒近くになった。ミラーはさらに12周目の16、17コーナーで痛恨のミス。オーバーランを喫して5番手に後退した。ミラーに代わって3番手に浮上したのはミル。ただ、トップ2との差は3秒以上に開いている状況だ。
優勝争いはバニャイアとマルク・マルケスのふたりに絞られた。序盤からふたりのギャップはほぼ一定のままで、ペースもほとんど変わらない。バニャイアはマルク・マルケスを引き離せず、マルク・マルケスはバニャイアの後ろをつかず離れずの距離で追う。そのままレースは終盤に入った。
残り5周、トップは依然としてバニャイアがキープ。その後ろをマルク・マルケスが追っている。残り3周に入ると、ふたりのギャップはさらに小さなものになる。テール・トゥ・ノーズでバニャイアを追う。マルク・マルケスがついに5コーナーでバニャイアに仕掛けた。一瞬バニャイアの前に出たマルク・マルケス。しかし、トップを奪うには至らない。さらに15コーナーの立ち上がりでもバニャイアの横に並びかけるも、バニャイアがトップを守る。
ここからバニャイアとマルク・マルケスの激しい優勝争いが展開される。何度もバニャイアに仕掛けるマルク・マルケス、6冠王者にオーバーテイクを許さないバニャイア。最終ラップに入ってもふたりの火花散る激戦は続いた。マルク・マルケスが何度目かのオーバーテイクをバニャイアに仕掛ける。しかし、これが決定打となった。マルク・マルケスは止まり切れずにオーバーラン。幸いにもグラベルに出ることなくすぐさまコースに復帰したが、最終ラップに致命的なミスとなった。
バニャイアはマルク・マルケスの猛攻を退け、最高峰クラスで初の優勝を飾った。マルク・マルケスは2位。今季2度目の表彰台獲得となった。3位は7番グリッドからスタートしたミルが獲得した。
4位はアレイシ・エスパルガロ、5位はレース中盤にミスによって後退したミラーで、6位にはルーキーのエネア・バスティアニーニ(アビンティア・エスポンソラーマ)が入った。チャンピオンシップのランキングトップであるクアルタラロは終始ペースに苦しみ、8位に終わっている。この結果により、チャンピオンシップではクアルタラロのトップは変わらないものの、バニャイアがランキング2番手に浮上、ミルがランキング3番手に後退した。
中上は11番グリッドからスタートし、10位。今大会からアプリリアライダーとして参戦しているマーベリック・ビニャーレスは18位、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)は19位だった。
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