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レース改善に向け、F1ドライバーがタイヤや重量に関する4つの案を提出。2021年導入の新規則に反映なるか

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レース改善に向け、F1ドライバーがタイヤや重量に関する4つの案を提出。2021年導入の新規則に反映なるか

 F1ドライバーたちは、グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)を通じて、将来的にコース上でのレース展開を改善するために“明確な4つの議題”を提案した。

 GPDAの理事であるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とロマン・グロージャン(ハース)は27日(火)、F1ドライバーを代表して、ドライバーの視点による2021年に導入される新レギュレーションについて、ジュネーブでFIAとリバティ・メディアと話し合いを行った。

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 F1のスポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、10月末までに確定する必要がある2021年に向けたレギュレーションについて、その策定プロセスへのドライバーの関与を歓迎すると最近語っていた。

 F1第11戦ドイツGPの前に、グロージャンは、火曜日に行われたミーティングについていくつか考えを明らかにした。

「僕たちは明確に4つの点で改善を望んでいる。議論されているいくつかのことは、ショーを面白くするという点で、ドライバーにとってまったく役に立たないと僕たちは考えている」とグロージャンは語った。

「4つの議題のうち、GPDAがまず問題にしているのはタイヤだ。次に空力、重量で、4つ目がチーム間の配当金だ」

「つまりこうした4つの点を解決することで、レースはすごく良いものになると思う」

 FIA会長のジャン・トッドは最近、F1に給油を復活させる考えを推進している。グロージャンは、レース半ばでのピットストップは、レーススタート時におけるマシンを軽量化するのに優れた方法になると考えている。

 しかしグロージャンは、「合意に至っていることはなにもない」と主張した。

「GPDAとしては給油の再開を求めている。レースのために良いということだけでなく、マシン重量を軽くすることに役立てる必要があるからだ」

「レースのスタート時にマシンを60kgから70kg軽くするのに、一時的に役に立つだろう。そしてタイヤのオーバーヒートを防ぐことができる」

「僕が(F1で)レースを始めた2009年は、マシン重量は605kgだった。それが今では740kgくらいにもなっている。140kg増えたわけだ。低速コーナーではマシンは非常に重いと感じるし、レーススタート時にはよりそう感じる。850kgくらいあるわけだからね」

「F1マシンにしては重すぎると僕たちは感じている。18インチタイヤについても話し合いがされていることは知っている。それで25kg重くなる。そして標準ブレーキシステムがさらに8kgある」

「僕たちが求めているのは軽量化なのに、実際には追加に追加を重ねていることになる」

 グロージャンはまた、ジュネーブでGPDAがまず初めに提案したのは、F1のエンジン形式を変更し、V10エンジンに戻すことだったことを明らかにした。しかしながら、その提案にFIAは難色を示したという。

「その選択肢はないと言われたんだ! V10エンジンにして、150kg軽くすることが、僕たちがまず提案したことだった」

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