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日本でついに発売「ボルボEX30」のインテリアはピュアな北欧デザインそのもの

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日本でついに発売「ボルボEX30」のインテリアはピュアな北欧デザインそのもの

いよいよ日本でも発売になったボルボ「EX30」。8月に実施された日本での発表会にはインテリアデザインの責任者も来日していた。ジャーナリストの小川フミオ氏が室内空間の詳細に迫る。

いくつもの仕掛けで室内を自分好みに

ボルボ、EX30を発表。AWDモデルは0-100km/h加速3.6秒のパフォーマンス!

ボルボが手がけるコンパクトサイズのBEV(バッテリー電気自動車)「EX30」が2023年8月24日に日本発売。

「ボルボ史上最も小さな電気自動車」とか「日本の交通事情にマッチ(したディメンション)」とかを日本法人のボルボ・カー・ジャパンは謳う。

もちろん、それだけで商品力がつくわけではない。EX30の特徴として「サステナビリティ、最先端のテクノロジー、こだわりのスカンジナビアンデザイン、新しいユーザーエクスペリエンス」があげられている。

どんなコンセプトで、内外がデザインされたのか。その興味を満たしてくれる人物が、ボルボ・カーズ(本社)から、東京での発表会のタイミングで来日したのでインタビューした。

英国人リサ・リーブス氏は、2014年からボルボ・カーズでインテリアデザインのマネージャーを務め、現在はインテリアデザインの責任者の要職にある。

ーー日本の道路事情にもよく合うサイズとは、23年6月にミラノで行われたワールドプレミアのときから言われていました。リーブスさんがじっさいに東京の路上でチェックして、どんな印象でしたか。

「私は日本が初めてなんですが、そのあたりを見学したところ、日本市場にベストフィットだとわかりました。ディメンションも素材もデザインもぴったりだと信じています 」

ーーもうすこし詳しく教えていただけますか。

「このクルマが、フレキシブルで、個人に特化したパーソナライゼーションに対応しているからです。室内の装備のなかには個人の好みで設定できる仕掛けがいくつもあります。なので、自分が選んだ使いかたができるはずです。コネクティビティも高いですしね」

ーーEX30のコネクティビティとデジタライゼーションについて、どういう内容になっていますか。

「グーグルにサインインすれば、シームレスにデジタルエクスペリエンスが展開できるようになっています。 5Gの規格も使えるので、プロセッサーのスピードも確保できるでしょう。OTA(オーバージエア)によるアップデートも可能です。購入後も、デジタルで拡張性を持たせていこうと考えています」

シンプルでナチュラルなインテリア

ーーインテリアデザインに話題を移します。ボルボはニューモデルを解説するにあたって、つねにスカンジナビアン(北欧)デザインといいます。それの意味するところを説明していただけますか。

「スカンジナビアンのデザインの価値とは、ピュアさと、空間の整理のしかたにあると思います。ボルボ車の価値はまさにそこ。複雑になりがちな要素をできるだけシンプルにまとめています。余分なものはないようにしています。そこも人間中心に考えています。充分なものだけがあるのです」

−−以前、他のメディアのインタビューでリーブスさんは、デジタライゼーションはボルボのインテリアデザインにとって、ある種の福音であると答えていらっしゃいました。

「デジタルエクスペリエンスの分野では、いろいろな技術が搭載されていますが、そこも人間中心に考えています。あまり機械にまかせにしすぎないように気をつけています。デジタルエクスペリエンスといっても、あくまでもナチュラルな感覚に寄り沿うことをめざしています。そこが私たちのブランドのバリューです」

次回へ続く

リサ・リーブス Lisa Reeves ボルボ・カーズ インテリアデザイン部門 責任者

2014年にボルボ・カーズに入社し、インテリアデザイン・マネージャーを務める。数多くのプレミアム自動車メーカーでの経験をもち、プレミアム・デザインを通じてボルボ・カーズ・ブランドを再定義するという企業のビジョンに貢献している。

現在は、インテリアデザインの責任者として、次世代電気自動車の開発に取り組んでおり、また、ボルボ・カーズのビジネスにおける高い循環性の実現に向けて、スカンジナビアン・プレミアム・インテリアデザインを変革するという戦略的ビジョンにも取り組んでいる。

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