■最大の特徴「オープンセサミ by ルノー」とは?
フランスの自動車メーカーのルノーは、新型「カングーバン」の受注を2021年4月1日からフランス国内で開始すると、3月24日に発表しました。
日本でもファンの多い「カングー」の商用モデルは、フルモデルチェンジでどんな特徴を持つクルマになったのでしょうか。
1997年に初代モデルがフランス本国で登場し、2002年から日本に導入が開始されたカングーは、乗用モデルと商用モデルが存在。日本にこれまで導入されてきたのは乗用モデルで、今回フランスで受注が開始されたカングーバンは、名前のとおり日本に導入実績のない商用モデルとなります。
なお、3代目となる新型カングーシリーズでは、カングーの乗用モデル・商用モデルのほかに、廉価版となる新型「エクスプレス」の乗用モデル・商用モデルも設定され、全4タイプとなります。
商用モデル同士の価格差は、新型カングーバンが2万700ユーロから(日本円換算で約267万円から)であるのに対し、新型エクスプレスバンは1万7500ユーロから(日本円換算で約225万円から)です。
生産拠点も、新型カングーがフランスの工場で生産されるのに対し、新型エクスプレスはモロッコの工場で生産されます(乗用モデル・商用モデルで共通)。
そんななか新型カングーの特徴をみていくと、先代モデルから大きく変わったポイントとして助手席側に設けられた「オープンセサミ by ルノー」と呼ばれる大開口のサイドドアの設定が挙げられます。
これはBピラーをドア内蔵とすることで、前席ドアとスライド式の後席ドアを開けると1416mmという開口部を実現するというものです。ボディ側面からの荷物の積みやすさが大きく向上します。ちなみに廉価版の新型エクスプレスは、ピラーがある普通のドアです。
新型カングーバンの全長は4486mm(通常バージョン)で、先代モデルより約200mm全長が長くなっています。
また新型カングーバンに搭載されるエンジンは1.3リッターガソリン(スペック違いで3種類設定)と1.5リッターディーゼルターボ(スペック違いで4種類設定)が存在。組み合わされるトランスミッションは6速MTのみとなります。
なお、2021年末にはEVバージョンの「カングーバン E-TECH」も登場予定ということです。
日本に導入される乗用モデルの3代目新型カングーが、どんな仕様で登場するのか、注目されます。
それではここでクイズです。
日本にもファンが多いカングーですが、例年5月には世界最大規模となるカングーの公式ファンミーティングが開かれています。そのファンミーティングの名称は次のうちどれでしょうか。
【1】ルノー・カングー・ミーティング
【2】ルノー・カングー・ジャンボリー
【3】ルノー・ファン・フェスタ
【4】フレンチブルー・ミーティング
※ ※ ※
正解は【2】の「ルノー・カングー・ジャンボリー」です。
ルノー・カングー・ジャンボリーは2009年に第1回が開催され、11回目となる2019年のイベントでは1714台のカングーが会場の山梨県・山中湖村「山中湖交流プラザ きらら」に集結しました。総来場台数は2422台、参加者人数は5019名を記録しています。
2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響から、オンライン開催となっています。
※クイズの出典元:くるまマイスター検定
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