2022年12月8日、一般社団法人 日本カー・オブ・ザ・イヤーは「日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会」が主催する、第43回 を迎えた2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーが決定した。
2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーは、国産車18台、輸入車30台がノミネートされ、選考委員による2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーを決定する第一次選考会で、全48台のノミネート車の中から、最終選考会に進む上位11台の「10ベストカー」が選出された。※本年度は第 10位の指名数が同数だったため、「第10位の指名数が同数の場合は対象車群に加える」という日本カー・オブ・ザ・イヤー実施規約に則り、11台の10ベストカーが選出されることになった。
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ノミネート車は以下の通り。※ノミネート順
スズキ・アルト
トヨタ・クラウン
日産エクストレイル
日産サクラ/三菱ekクロスEV
日産フェアレディZ
ホンダ・シビックe:HEV/シビックタイプR
マツダCX-60 e-SKYACTIV D
BMW iX
ヒョンデIONIQ5
ランドローバー・レンジローバー
ルノー・アルカナ
2022年11月24日の10ベストカー試乗会(開催地:袖ヶ浦フォレストレースウェイ)を経て、2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員60名による投票が行われた。
日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考対象となるクルマは、前年の11月1日より当年の10月31日までに日本国内において発表された乗用車で、選考委員の投票によって決定。賞典は日本カー・オブ・ザ・イヤー、インポート・カー・オブ・ザ・イヤー、部門賞のデザイン・カー・オブ・ザ・イヤー、テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー、パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー、K CARオブ・ザ・イヤーの全6部門があり、日本カー・オブ・ザ・イヤーは選考委員の持ち点25点を10ベストカーの中から5台に配点。最も優れていると評価した1台に10点を配点。4台に15点を配点する。なお、日本カー・オブ・ザ・イヤーに国産車が選出された場合にはインポート・カー・オブ・ザ・イヤーが設定され、輸入車の最高得票車がインポート・カー・オブ・ザ・イヤーとなる(輸入車が国産車、輸入車全体の最高得票となった場合は、日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車となる)。また、部門賞のデザイン・カー・オブ・ザ・イヤー、テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー、パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー、K CARオブ・ザ・イヤーは全ノミネート車48台の中からの投票となる(部門毎に10点の持ち点を最大3台までに配点する)。
そして、いよいよ2022年12月8日、最終選考会が横浜ランドマークホールにて行われた。司会はなんと、おぎやはぎさん/サッシャさん。
本年度もまた、強豪車ばかりの10ベストカーが勢ぞろい。最終選考会の結果、栄えある2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーに選出され、輝いたのは、399点を獲得した日産サクラ 三菱ekクロスEVでした。おめでとうございます!
そして、本年度は国産車が日本カー・オブ・ザ・イヤーに選出されたため、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーが設定され、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーはヒョンデ IONIQ 5が受賞。
デザイン・カー・オブ・ザ・イヤーは、BMW iXが受賞。
テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤーは、日産エクストレイルが受賞。
パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤーは、ホンダ・シビックe:HEV/タイプRが受賞。
K CARオブ・ザ・イヤーは、日本カー・オブ・ザ・イヤーとダブル受賞となった日産サクラ 三菱ekクロスEVが受賞した。
以下は、日本カー・オブ・ザ・イヤーの公式ページに掲載された授賞理由。
2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー 日産サクラ 三菱ekクロスEV
授賞理由
日本独自の軽自動車規格を採用し、現実的な車両価格でバッテリーEVを所有するハードルを下げ、日本でのバッテリーEV普及の可能性を高めた。
また本格的な脱炭素時代を前に、減少するガソリンスタンドや公共交通などの衰退も予想される状況で、軽自動車+バッテリーEVという組み合わせは、高齢者を含めた多くの人の移動の自由を担保するだけでなく、社会的課題解決への可能性を示している。
さらに、走行性能についてもハンドリングと動力性能が従来の軽自動車を凌駕しているという声が多く集まった。安全装備も360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)を搭載し、高級車並みの運転支援機能を装備している点も評価された。
2022-2023インポート・カー・オブ・ザイヤー ヒョンデ IONIQ 5
授賞理由
革新的なエクステリア/インテリアデザインとともにバッテリーEVとして、498km~618km(WLTCモード)という実用的な航続距離や卓越した動力性能のほか、充実した快適装備や安全装備、V2Hや室内/外V2Lにも対応している点などが評価された。
さらに、ステアリングのパドルシフトレバーで回生制動量を変更できる点も、走りの楽しさを高めてくれるポイントとして指摘する声が多かった。
2022-2023デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー BMW iX
授賞理由
これまでのBMWデザインとは全く異なる世界観・方向性、リスクを恐れずに変化なくして新たな時代を作ることはできないという考え方で新たな境地を開いた。
垂直でほぼ全面的に囲い込まれたBMWキドニー・グリルなど、従来のデザイン言語を踏まえながら、革新的な取り組みを高く評価したという声が聞かれた。
またラウンジを彷彿させる優雅なインテリアについても従来の自動車の概念を覆すものという評価も集まった。
2022-2023テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー 日産エクストレイル
授賞理由
発電用に1.5リッター直列3気筒VCターボの可変圧縮比エンジン、加えて高出力モーターを採用した第2世代「e-POWER」とともに電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を新たに搭載。内燃機関とEVの革新的な技術が、この1台に集約されている点が評価された。
これらシステムの制御の巧みさにも評価が集まり、選考委員からは「技術の日産」という言葉を思い出したという言葉も聞かれた。
2022-2023パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー ホンダ・シビックe:HEV/シビックタイプR
授賞理由
ハイブリッドカーであるe:HEVは、洗練されたパワートレーンにより、現代的でスマートな走りがしっかり作り上げられたスポーツサルーンとして評価された。
タイプRは、優れたシャシー性能と空力ボディ、滑らかな回転フィールのVTECターボエンジンにより、街乗りからサーキット走行まで幅広くカバーするパフォーマンスを実現。ドライバーに素直な感動を与えてくれる点に多くの評価が集まった。
2022-2023 K-CARオブ・ザ・イヤー 日産サクラ 三菱ekクロスEV
授賞理由
軽自動車というカテゴリー内においても、バッテリーEVの入門車としての買い得感が高い。
また想定される使用環境を考えた場合、極めて現実的な実質120km~150kmの航続距離や日本カー・オブ・ザ・イヤーの授賞理由としても多くの選考委員が指摘した、操縦安定性や静粛性などを高次元でまとめた点が高く評価された。
得票数は以下の通り。
日本カー・オブ・ザ・イヤー公式サイトでは、各選考委員の配点、選考理由コメントも掲載されている。
https://www.jcoty.org/
最終選考会の模様、各選考委員のコメントは【日本カー・オブ・ザ・イヤー 公式YouTubeチャンネル】にて配信中。
日産サクラ
三菱ekクロスEV
文/青山尚暉
写真/日本カー・オブ・ザ・イヤー / 雪岡直樹 / 青山尚暉
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軽EVを軽規格にして税制上の優遇を与えるのは公平性に欠ける