2023年11月25日(日)、今年でなんと21回目となるフェアレディZを愛するファンの集い「Z CAR FIESTA 2023」が、日産自動車株式会社GRANDRIVE(グランドライブ)で開催された。そのイベントにベストカーMateのメンバーも参加したので、その模様をレポートします。
文、写真/ベストカーMate(おかしら)
日本最大級のフェアレディZイベント「Z CAR FIESTA 2023」日産グランドライブで開催
■丸一日「フェアレディZ漬け」のイベントが開催
「Z CAR FIESTA」とは、全国各地のフェアレディZオーナーズクラブの連合体が主催する体験型イベント。毎年日本全国及び世界各国「Z Car」クラブから熱狂的なファンが集い、フェアレディZ漬けの1日を満喫できるイベントです。
今年は日産自動車追浜工場の敷地内にある「GRANDRIVE」で開催。会場となるGRANDRIVE の受け入れ人数ギリギリである100台180名のZ CraZiesが、早朝から集まりました(日産フェアレディZ の沼にハマった輩たちを、愛情を込めて“ZCraZies”と呼ぶ)。
当日(2023.11.25)は晴天に恵まれ、会場ではいきなり現行型フェアレディZとZ NISMOが出迎えてくれた
今年は新型コロナ感染症禍が明けて、ほぼフルコンテンツでの開催です。日本全国からだけでなく、アメリカやカナダからも「Zcrazy」、「ZCraZies」、「全米Z CAR CLUB」から、Mr. Christpher V Karl(クリスカール)会長ほか18名が参加していただきました。
このイベントは日産自動車の協力のもと開催されており、会場の日産GRANDRIVEには、この日、「新型フェアレディZ NISMO」が展示。北米仕様と国内仕様のフェアレディZ NISMOを筆頭に、多くの現行型フェアレディZを用意。
開会はZ CAR FIESTA 2023実行委員会の高賀茂委員長による挨拶から。日産自動車からは、日本マーケティング本部マーケティングマネージャーの高氏、日産自動車デザイン責任者のアルフォンソ・アルバイサ氏等から挨拶があり、GRANDRIVE管理責任者の後藤氏から施設利用時の注意事項を確認してイベントスタート。
正式発表前の擬装されたテストカーも展示。こうしたテスト車はファンの心ををくすぐる
GRANDRIVE内に設定された試乗コースでは、参加者の自車によるテストコース体験、パレード走行、その後、日産自動車実験部の河本晃一氏をはじめ、テストドライバーさんの助手席でフェアレディZ NISMOの同乗走行を体験。Z NISMOの全開加速に痺れます。
バンク走行では横Gを体験、血液が片寄り体験したことのない感覚が襲います。ストレートではあっという間に180km/hオーバー。Z NISMOのポテンシャルを見せつけられました。そして、Zファンには何よりのご褒美、抽選による当選者にはZ NISMOのハンドルを自ら握っての試乗体験も提供されました。
日産のテストコースを愛車で走ることができる。こんな贅沢なことはない!
低μ路では、VDC(ビークルダイナミクスコントロール/横滑り防止装置)体験走行も実施。VDCのスイッチをONとOFFを体験し、OFFで走るとクルッと回ってしまいます。安全装置の優秀さを体験できました。
一方、ゲストホールでは、午前の部は、ブリヂストンタイヤから講師を招いてタイヤセミナーを実施、昼食を挟んで午後からは、日産自動車マーケティングマネージャーの高氏が司会者となって、GT-R &フェアレディZのアンバサダー田村宏志氏による「フェアレディZセミナー」を開催。開発エンジニアのマニアックトークも熱く語られました。
今回初の試みとして、日産自動車の開発技術者、デザイナー、田村氏へ、参加者から事前に質問を募集、それに日産開発陣が回答するというコーナーを実施。回答者は日産自動車のチーフビークルエンジニアであり開発責任者でもある川口氏、NISMOをデザインした森田氏、そして、田村宏志氏など、参加者からのマニアックな質問に親切丁寧にご回答いただきました。
ファンからのマニアックかつ温かい質問に答えていく日産開発陣。めっちゃ楽しそうでした
一日まるっとZを堪能。楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまいました。このような素敵な時間と場所、Z NISMOをはじめとした多くの車両を提供していただいた日産自動車様に感謝感謝です。
イベントを終えて、主催者たちは夜の部も開催。追浜から場所を横浜に変えて、親睦パーティーを開催。参加ZCARクラブ代表の挨拶、全米Z CAR CLUB会長Mr. Chrisの挨拶、Z CAR FIESTA協力のタイヤメーカー(ブリヂストンタイヤ・ダンロップタイヤ)からのタイヤオークション等、大変盛り上がりました。
このような、ユーザーが主体となったクルマ好きのイベントが、今後も継続されることを願います。
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みんなのコメント
旧車を楽しむイベントだから、新車販売への貢献は少ないなぁ。