■世界累計33万台の人気コンパクトSUVが初のマイナーチェンジ
仏シトロエンは2021年2月11日、Bセグメント・コンパクトSUV「C3 AIRCROSS(C3エアクロス)」をマイナーチェンジ、2021年6月から欧州で市場導入すると発表した。
【画像】シトロエン改良新型「C3エアクロス」を見る(10枚)
C3エアクロスは2017年末の発売以来、世界で33万台が販売されている人気のコンパクトSUVだ。日本でも2019年7月に登場、全長4160mm×全幅1765mm×全高1630mmというサイズ感とポップなデザイン・カラーリングで人気を集めている。
サルーンのような低いルーフのSUVが市場に多く登場するなか、今回登場した改良新型C3エアクロスはボリューム感のあるボディで室内空間を演出、高められたグランドクリアランスと大径ホイールにより、より主張の強いSUVデザインとなっているのが特徴だ。
エクステリアではフロントフェイスを一新。新しいヘッドランプのシグネチャーを採用した。
クロームで縁取られたダブルシェブロン(シトロエンのエンブレム)はアップグレードされ、左右のLEDライトに向かって伸びている。また、新しい幾何学模様のグリルとシルバーグレーのスキッドプレートを採用し、力強さを強調している。
また欧州市場においておこなわれているカスタマイズプログラムは、合計70の組み合わせにアップグレードされている。
ボディカラーは、3色の新色を含め全7色での展開。また4つのカラーパック(スキッドプレート/ドアミラーシェル/クオーターライト/カラーインサート)から選ぶことができ、さらにルーフはホワイトまたはブラックから選択できる。ホイールも16インチまたは17インチの新しいデザインを用意した。
室内では、新しいアドバンストコンフォートシートを採用。アドバンストコンフォートシートとは、シート生地裏に特別なフォームを配することで、身体とシートの“当たり”感を改善したシートで、C5エアクロスSUVで導入されたものと同様の考え方でつくられている。
またリアシートは150mmの前後スライドが可能で、さらに助手席はフラットフォールディングができる。これにより長さ2.4mの長尺物も積載が可能で、荷室容量は通常時410リッター(リアシートを後端まで下げた場合)から520リッター(リアシートを前までスライドした場合)、リアシートを畳んだ場合は最大1289リッターになる。
センターコンソールにはより大きな9インチのタッチスクリーンを採用。これはAndroid Autoと Apple Car Playに対応している。
ADAS(先進運転支援システム)も充実。ドライバーの視線に役立つ情報を映し出すカラーヘッドアップディスプレイ、速度標識などの認識機能、アクティブセーフティブレーキ、自動ハイ/ロービーム制御などが標準装備になる。
シトロエンの最高経営責任者(CEO)ヴァンサン・コペ氏は「C3エアクロスは、比類ない広さとモジュール性、そして日常ドライブを楽にする運転支援技術で、現代性と独創性をいまでも表しています。これらの長所を活かし、今回はデザインの成熟度、そして社内の快適性を高めたいと考えました。新しいC3エアクロスは“シトロエンのSUV”のすべての要素を備えており、商業的な成功を継続するためのすべてを備えています」とコメントした。
* * *
改良新型シトロエンC3エアクロスの日本市場への導入は、早くても2022年以降になる見通しだ。
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みんなのコメント
ベース車の2017年日本発売から6年後の導入って・・・次モデルの噂が立っていそう。
現行モデル乗ってる人間としては残念です。