2019年から、レッドブルにパワーユニット(PU)を供給すると発表したホンダ。両者の契約は現在、了解覚書を交わしたレベルであり、ザウバーが契約を破棄したのと同じ段階だという。
昨年4月、ホンダは2018年からマクラーレンに加えザウバーにもPUを供給することが発表された。しかし、ザウバーのチーム代表がモニシャ・カルテンボーンからフレッド・バスールに変更となった関係で、ザウバーへのPU供給が白紙に戻された。
ホンダ「レッドブルと働くのは大きなプレッシャーだが楽しみでもある」
その後、ホンダはマクラーレンと袂を分かち、2018年からトロロッソと提携。そして今月、その姉妹チームであるレッドブルとホンダの契約も発表された。一方ザウバーはフェラーリとの関係を深め、今季からアルファロメオ・ザウバーとして生まれ変わった。
ホンダの山本雅史モータースポーツ部長は、レッドブルとの契約について次のように語った。
「私たちが(レッドブルと)最初に議論し決定したのは、私たちがPUを供給するということです」
「契約に関する詳細については、これから議論して行きます。今後の数カ月間で、契約の全ての要素について詳しく詰めて行きます」
ホンダとレッドブルが協力していく意欲と、それが両者にとって最良の選択肢であるという確信は、今後数カ月で変わることはほとんどない基本的な要素だと言えるだろう。
これは、ザウバーとのケースとは全く異なるということを意味する。ザウバーの代表に就任したバスールは、就任直後にホンダとの契約解消に動いていた。
苦難の時期が長く続いた後で、大きな変化を目の前にしていたザウバーは、すでに確立されたサプライヤーを欲していたのだ。それがフェラーリであり、チームにとっては同じくPU供給を受けるハースをベンチマークとして見ることもできる。
「そこに違いがあることは分かっていました」と山本部長は話した。
「だから、私たちはそこで争うこともありませんでしたし、議論もしませんでした。私たちは両当事者のために、両者が望む一歩を踏み出そうと決めました」
「私たちは、計画を続けるのはベストではないと判断したのです」
レッドブルはもともと、今週末のオーストリアGPまでにホンダとルノー、どちらのPUを使用するかを決定する予定だったが、ルノーがプレッシャーをかけたことにより決定が早まり、フランスGPの前に発表するに至ったと考えられている。
2015年から3年間、ホンダのワークスチームとして活動したマクラーレンは、エンジン供給と財政支援を受け、さらに他の技術プロジェクトを進めることについても合意がされていた。
ホンダはレッドブルとトロロッソのどちらがワークスチームかを決める意味はないと明言している。だがそれでも、レッドブルの契約はトロロッソとの契約と必ずしも同一になるとは限らない。いずれにしろ、ルノーのカスタマーチームという今のレッドブルの立場とは、大きな変化が生じるだろう。
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