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ハミルトン、メルセデスの”さらなる進歩”に期待大「ようやくレーシングカーらしくなってきた!」

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ハミルトン、メルセデスの”さらなる進歩”に期待大「ようやくレーシングカーらしくなってきた!」

 メルセデスF1チームは、2023年シーズン序盤につまづいたものの、モナコGPで今季マシン『W14』を大幅アップデート。これが功を奏する形となっており、ドライバーのルイス・ハミルトンは正しい方向に開発が進んでいると確信している。

 モナコGPでのアップデートは、サイドポンツーンのコンセプト変更を含むモノであり、モナコGPではその真価が分からなかったが、スペインGPではハミルトンとジョージ・ラッセルがダブル表彰台を獲得するなど順調な進歩の兆しを見せた。

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 続くカナダGPでは、マシンの特性的に好結果はあまり期待されていなかったものの、ハミルトンが好パフォーマンスを見せて3位表彰台を獲得した。

 ハミルトンは、マシン哲学の変化を長い間待っていたと話し、ようやくマシンが良い方向に向かっていると語った。

 チームが正しい方向に向かっているのかという質問に、ハミルトンは「ああ、ようやくだ!」と答えた。

「昨年は多くのアップグレードをもたらし、いくらかの進歩を遂げた」

「でも今の世代のマシンで、パフォーマンスを上げるのは簡単ではないことがわかった。風洞でパフォーマンスを追加してみると、それが本当に機能しているように見えるんだ」

「でもそれをクルマに搭載すると、もっとクルマがバウンドしてしまうんだ。だから今年ようやく、クルマを実際に改善しバウンドが増えないような変更を加え始めることができているんだ」

 ハミルトンは今年のマシンであるW14にはさらなる進歩が期待できるという。

「僕たちは正しい方向に一歩踏み出した。 でも、その方向性という点では、完全に変えることができたとは思っていない」

「まだ方向転換の途中だと思う。でも、これからの数ヵ月で、本当の意味での進歩がある」

「だから、待ちきれないよ。クルマに乗ることに関しては、自信を持てるようになってきた。ようやくレーシングカーらしくなってきたよ」

 ハミルトンは限界に近づくためには自信が鍵だと強調。昨年のオーストリアGPの予選Q3でクラッシュを喫したことを例に出し、昨年のマシン『W13』を酷評した。

「自信はとても重要だ。マシンの安定性に関して自信を持っていないといけないし、時速150~180マイル(約240~290km/h)でコーナーに進入しても、クルマがそれをサポートしてくれると確信しなければならない」

「昨年のクルマは、その点で意地悪だった。昨年ここ(オーストリア)で僕がクラッシュしたのを見ただろう。だからそこで引き下がらなくてはならないし、限界に近づくことはできないんだ」

「方向性を変えたことで、もっとパフォーマンスを引き出し、より自信をもって限界に近づけるようになった。でもまだ限界に達しているわけじゃない。だから、もう少し変更を加えなければならないんだ」

 さらにハミルトンは、2024年マシンがより大きな進歩を遂げることができると期待している。

「結局のところ、来年に向けて根本的なところを変える必要がある。僕は1年以上それを求めてきたんだ。だから、将来的にはそうなることを期待しているし、それは間違いなく助けになると思う」

「でもそれだけではなくて、リヤエンドや回頭性も重要なんだ。でも僕たちはそれに取り組んでいるし、チームもそれにとても集中している」

「これからの数ヵ月で、それを修正するのに役立つ進歩があると思う。だからワクワクしているよ」

 オーストリアGPの展望について、ハミルトンは次のように語った。

「路面はバルセロナとよく似ていると思う。だから、比較的競争力を発揮できると期待している。たぶん、先週(カナダGP)と似たような感じだと思う」

「だからレッドブルが前に出ると思う。フェラーリやアストンマーチンと争うことができるのを期待しているよ」

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