アウトドアにオススメの4台をピックアップ
アウトドアレジャー向きのクルマといえば、一般的には割と大きめのSUVやワゴン系の車種を想像するかもしれないが、じつは最新軽自動車の中にもアウトドアユーザーにぴったりの車種はいくつもある。アウトドアを楽しむには、そこそこ悪路に強い走破性に加え、アウトドアグッズを詰め込む余裕のある積載性が求められる。
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もっとも軽自動車の場合、スーパーハイト系でさえ後席使用時の荷室は最小限だから、後席格納が前提。その際の容量はハイトワゴン系、スーパーハイト系、クロスオーバー系なら十二分だが、後席格納時に大きな段差ができないほうが荷物の積みこみやすさに有利なのは、もちろんである。
1)スズキ・ハスラー
そんな条件を満たす軽自動車の筆頭がスズキ・ハスラーだ。そもそも雪国のスズキファンの要望で誕生した(初代)クロスオーバーモデルであり、雪道を含む悪路の走破性にも強い1台。
2代目となる現行型は、初代の良さを継承しつつ中身を大きく進化させているのが特徴だ。特にボディ剛性やスペシャルタイヤにまでこだわった乗り心地の良さは特筆もので、真冬の東京~軽井沢の往復をターボモデルで経験しているが、シートの座り心地の良さ、フラット極まる上質な乗り心地、高速走行での余裕、アダプティブクルーズコントロール(ACC)を用いた安楽な走行性能もあって、疲れ知らずだった。
しかも、2代目はFF/4WDの最低地上高を180mmに統一。ちょっとした突起のある路面でも、積雪路でもじつに安心して走れるのだ。それを後押ししてくれるのが、クロスオーバー系軽自動車としては贅沢すぎるドライブモードの用意にある。
4WD限定とはいえ、グリップコントロール、ヒルディセントコントロールに加え、新型では雪国のユーザーの要望に応えたスノーモードを新設定。あらゆるオフロードやシチュエーションに強いクロスオーバーモデルとなっている。
荷物の積載性も文句なしだ。荷室は開口部高がたっぷりあり(ここが低いと頭がつっかえて大きな荷物を出し入れしにくくなる)、荷室フロアも幅1090mm、後席格納時の奥行き970~1130mm、高さ860~900mmと、ライバルを圧倒。
しかも、荷室フロアと後席を畳んだフロアはほぼ完全フラット。樹脂面だから、キズや汚れ、水気に強いのも、アウトドアでの使い勝手に大きく貢献してくれるのだ。荷室床下の樹脂製ラゲッジアンダーボックスは外して洗うことができ、そのまま外しておけば荷室の高さを稼げる便利な仕様となっている。アウトドアの帰りに出がちな汚れ物の収納にもピッタリというわけ。
その上でハスラーがアウトドアに最適と断言できるポイントが、前席のサポート性を多少弱めてでも、前後席+荷室を使って車中泊に対応させている部分だ。なにしろベッド長は最大2040mmに及び、大人でもゆったり足を伸ばせるスペースが出現。さらに純正アクセサリーとしてアウトドア用品はもちろん、車中泊用品も豊富に揃っているから、楽しくも頼りになる。
選ぶべきは4WDで、雪道、悪路の強さは当然として、乗り心地面でもFFより快適なのだから、オススメしないわけにはいかない。ロングドライブの機会が多ければ、アダプティブクルーズコントロールも付くターボ4WDで決まりだ。
2)ダイハツ・タフト
続いて紹介するのは、ダイハツ・タフト。前席優先のパーソナルユースを狙った、アウトドア派ならそのワイルドなデザインだけでも欲しくなる最新の軽クロスオーバーモデルだが、FFと4WDを用意するのはもちろんとして、最低地上高はともに190mmと、軽クロスオーバーモデルとしては最大値となっている。ハスラーの4WDとは違い、走行モードはグリップサポートのみだが、それがFFと4WDの両方に付いているのがストロングポイント。
乗り心地はエクステリアデザインに見合った硬めのタッチを示すものの(段差に弱い)、アウトドアフィールドへ向かう際の高速走行で威力を発揮するアダプティブクルーズコントロール(ACC)は、ハスラーはターボのみの装備だが、タフトはターボに標準、NAでもGグレードにはレーンキープ機能とともにオプション設定されるから嬉しい限り。
しかも、タフトはハスラーにない電子パーキングブレーキと、あれば絶対に便利なオートブレーキホールド機能が全車に備わり、ACCは渋滞追従、停止保持機能もあるから、ロングドライブ、高速走行に最適といえる。
もちろん、自動車界に衝撃を与えたと言っていい、「スカイフィールトップ(ガラスサンルーフ)」の全車標準による、運転視界にも入る”青空”、”夜空”標準の爽快極まるドライブ感覚も、アウトドア派にはピッタリだろう。アースカラーのボディカラーを選べば、もう日常さえ冒険の旅になりそうだ。
3)スズキ・ジムニー
軽自動車の中で悪路にもっとも強い1台といえば、それはもうスズキ・ジムニーに決まっている。伝統かつ本格のラダーフレームを使い、駆動方式はシンプルで耐久性抜群の2WD、4WD(低速)、4WD(高速)を切り替えられる副変速機付きパートタイム4WDのみ。
最低地上高は世界の本格オフローダ同様の205mm。十分に確保したアプローチアングル、ランプブレークオーバーアングル、デパーチャーアングルからなる対障害角度を備えているのはもちろんだ。ただし、ジムニーでしか立ち入れないような極悪路など、日本にはめったになく、アウトドアフィールドへのアクセス路も整備されているのがフツーだから、ジムニーの走破性は持て余すことがほとんど。
しかも、ジムニーの荷室は後席使用時で奥行220mmと最小限。後席を格納しても、ハスラーほどのフロア奥行を持たないため、アウトドアの荷物の積載性という点では、クロスオーバーモデルに一歩、譲ることになる。
ただし、ソロでのアウトドアやキャンプというなら、助手席まで格納すれば約2mもの奥行が出現し、長尺物の積載も可能になる。流行りの1人アウトドアやキャンプを楽しみたいというなら、本格派の魅力を目いっぱい享受できると思える。ひとつだけ注意点として、納期が依然、相当要することを覚悟しなければならない。
4)三菱eKクロス
軽クロスオーバーモデルの中で、注意が必要な車種がある。それは三菱eKクロス。日産デイズの兄弟車であり、走りや基本的なポテンシャルは素晴らしく、日産のプロパイロットと同様のマイパイロットまで用意されているのだが、見た目のクロスオーバーデザインをまる受けして、「三菱だからデリカやアウトランダーなどのように悪路走破性にも優れているだろう」とは思わないように。
クロスオーバーテイストはエクステリアデザインだけで、最低地上高も155mmと、デイズとまったく同じ。つまり、一般的な乗用車と変わらない最低地上高なのである。荷物の積載性や先進運転支援機能のマイパイロットによる安全性能は文句なしだが、決して走破性面でアウトドアに特別に強いクルマだと誤解なきようにしたい。
もちろん、路面が整備されたアウトドアフィールドに出向くぶんには、まったく問題なし。4WDを選べばより安全・安心だし、じつは乗り心地もFFより上質・快適だったりするのである。
よってアウトドア、オフロードにバッチリ対応する軽クロスオーバーモデルは、ハスラー、タフトの2台が特にオススメということになる。車中泊対応まで含めればハスラーの一択となるだろう。
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みんなのコメント
今は中古しか選択肢がないがスバル純正サンバーやホンダストリート、バモスならさらに重量バランスの良さから乗りやすさも加わる。
ドライバーの体重が前輪、エンジンの重さが後輪に載るからだ。
こんなの普通車には無いよ。古いワーゲンバスぐらい。