エキゾーストを変えてからというものの、楽しすぎていろんな会場にクロスカブでお邪魔しまくっている。だがしかし…ハンドルを変えたらマジでやばかった…。
違い、たったこれだけですよ。ハンドル持った瞬間、あぁ、これはあんま変わんないかなと思ってた。今はそんな自分を恥じたい。
峠道でこそ輝く!? 新型「KATANA」試乗インプレッション!
僕は昔々、SR500に3台乗り継いでいました。そんで、そのときオキニだったのが、Zバーというハンドル。このZバー、なんとなくオフ車っぽいポジションになるので、500cc単発のエンジンと相まって、XT500っぽい気分になれたのだ。FCRでドーピングすると、もはや気分はヨンゴーモトクロッサー。全然違うけど。
で、今回のクロスカブ×ZETAスペシャライズドハンドルバーは、圧倒的にZバーの体験を超えるッ!!!
スペック的にはこんな数字。幅が若干広い。で、シボリが浅い。
ZETA
スペシャライズド ハンドルバー
カラー :ブラック
価格 :¥4,860(¥4,500)
こいつはニクイ。
ポジションの変化を比較するなんとなく、なんとなくだけどZETAのほうに余裕がある。だが、走り出してみると、このしっくり具合が半端じゃなかった。
乗り出してみると、これはもうオフ車そのもの。クロスカブってオフっぽい何かだと思ってたけど、いきなりオフロードに変わる感じ。もうこれは、言葉では説明しづらい。言うなれば、STDのセローハンドルよりもオフっぽいのだ。
アゲアゲ。振動なんて気にならないクロスカブには、かなり重いハンドルウェイトがついていて、これのおかげで本当にハンドルに伝わる振動は皆無だった。この辺のセッティングや、穏やかが、スタンダードのクロスカブの素性の良さだ。乗っていて、とても上質。30万円台で変えるここちよさとは思えない。カブは、進化してここまで来たのだ…と、常々思っていた。
で、今回はオフっぽさをアップするために、アーマーガードも手に入れていたのだった。
ZETA
アドベンチャー アーマーハンドガード品番 :ZE72-6001 (ブラック)
ZE72-6003 (チタンカラー)
価格 :¥13,392(¥12,400)
対応 :ハンドルバー外径 22.2mm
ハンドルバー内径 Φ13.5~19mm
こちら、あまり知られていない最近の新商品だけど、実はクロスカブだけでなくアドベンチャーバイクにもついてしまうという代物。通常のハンドガードは、幅があわなくて付かないのだけど、これなら干渉せずについてしまう。
ODI
リグリップカラー : ブラック
価格 : ¥2,484(¥2,300)
で、さらにオフ気分を盛り上げるために、グリップはODIのマーティ・スミスリグリップを投入。
ハンドルバーには、左右ともにスイッチボックスの位置決め用の孔があいているのだけど、このこだわりのグリップを使うには、もう少し外にスイッチボックスをつけたかったので、自分で孔をあけなおした。
コイツの素晴らしところは、コブがついていて、スタンディング時にここを指のつけねあたりにあてると、ちょうどいいポジションであることが確認できることだ。だが、今の僕にはそんなのは関係ない。トマゼリのヴィンテージっぽさと、モトクロッサーっぽさをあわせもった雰囲気こそが秀逸。
つまりこんな感じ。ポン付けでつけるより、2cmくらい広くなった感じだ。末端の処理の雑さもオフ車っぽい(嘘)。
話が長くなったけど、ハンドルのウェイトを外して、アーマーガードを入れて、グリップも分厚い純正から薄いMXグリップに変えて、いわゆる馴染みのある「エンデューロ仕様」になると…少し振動がくる。
もちろん疲れるような振動じゃない。日本一周の旅に出るなら、ウェイトをつけていきたいけど、奥多摩まで遊びにいく毎日なら、このくらいの振動がオフ車っぽくて気持ちいい。ともかく、ポジション、振動ふくめて、クロスカブがめっちゃオフ車っぽくなった。
実は、そこまでハンドルに期待していなかったのだけれど、実際乗ってみたら本当に最高。
クロスカブに求めるのは、気分だ。もちろん、オフロードでの「押さえ込み」のしやすさなんかも、あったらいいのだけれど、このハンドルを握っていると、ストリートでもオフロード気分に浸れる。オフ車に乗れよってか? いや、クロスカブの便利なところを活かしながら、オフ車っぽいのがいいのだよ。レーサー持ってる人とか、トレールをもう一台買うってのもなかなか難しいでしょう? そこで、オフっぽさをもったクロスカブですよ。あなたの通勤も、オフの花畑にかわること間違いなし。
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