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「最新モデルの〇と×」話題の全天候GTワゴンに死角はないのか。新型SUBARUレヴォーグを冬道で試す

掲載 更新 7
「最新モデルの〇と×」話題の全天候GTワゴンに死角はないのか。新型SUBARUレヴォーグを冬道で試す

試乗車はアイサイトX標準のSTIスポーツEX。走りの舞台は裏磐梯

SUBARUレヴォーグの○と×
○:世界トップにランクできる質感の高い走り
×:CVTがもたらすリニアさに欠ける加速感

「最新モデル試乗」ベストハンドリング追求! インプレッサSTIスポーツのシュアな走りは欧州車を超えてクラストップ

 2ndレヴォーグは、デザインはもとよりボディ骨格、そしてエンジンも新開発アイテムでまとめている。まさにフルモデルチェンジと呼ぶにふさわしい意欲作である。現在の市場環境はSUV全盛。ステーションワゴンにとっては決して「追い風が吹いている」とはいえない。にもかかわらず熱い支持を集めているのは、高い完成度の賜物だろう。話題のレヴォーグを雪上でチェックした。

 試乗車は最上級グレードのSTIスポーツEX。STIスポーツは、基本的なボディやパワーパックは通常モデルと共通だが、サスペンションのチューニングに開発当初からSTIが関与したスペシャルモデル。SUBARU(スバル)として初めて電子制御式の可変減衰力ダンパーが組み込まれた。さらにEXは、進化型の運転支援システム「アイサイトX」を標準装備。安全・安心がいちだんと高まっている。
 装着するスタッドレスタイヤは、「実力は今季トップランナー」と確認済みの横浜ゴムの最新作、アイスガード6。チェックの舞台は福島県裏磐梯である。

雪道でも自在なハンドリングを披露。圧倒的な完成度を実感

 試乗はオンロードからスタート。出発地の東京都心から裏磐梯までは、およそ300km。標準装着品とは異なるタイヤの特性か、乾燥路上での路面コンタクト感は、「以前チェックした同グレード車よりも、ちょっと硬め」と思えた。とはいえ、ドライブモードをどのポジションにセットしても、「このクラスの世界トップレベル」と実感できる上質な乗り味を提供してくれた。長時間の高速クルージングは、好印象である。

 高精度地図データや日本独自の衛星測位システム「みちびき」を含むGNSS(全球測位衛星システム)情報を活用した世界最先端を行く運転補助機能、アイサイトXも「使えるシステム」であることを再確認。ただし欲をいうならば、追従クルーズコントロールを使用中に遅い前車を検知すると、ただちに減速を開始する制御はひと工夫がほしい。現状、希望の一定速を保つためには検知を予測して前方が空いた車線に、あらかじめ車線変更する必要がある。また、前車との希望車間セットが距離を縮める方向への「一方通行」である点も気になった。

 裏磐梯へと到達すると路面は見事な圧雪状態。そうした状況下でも加減速やハンドリングの印象は、極めて自在感が高い。
 むしろ「舗装路上とさして変わらない感覚で走れてしまう」ことのほうに注意が必要、とさえ思えた。「鬼に金棒」というフレーズが自然と浮かんでくる組み合わせが、「新型レヴォーグと雪道」だった。

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みんなのコメント

7件
  • わざわざ裏磐梯まで行き記事を書いてこの内容?
  • 包茎短小に見えてしまうフロントまわりのアンバランスなデザインをなんとかしてくれればレボーグ買うのに(残念)…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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