ドゥカティは大型スーパースポーツモデルのフラッグシップである新型『パニガーレV4/V4 S』を発表した。発売は2024年9月からを予定している。
パニガーレV4/V4 Sは、2018年に1299パニガーレの後継として発売されたマシンで、1103ccV型4気筒のデスモセディチ・ストラダーレ・エンジンを搭載する。2020年にはマイナーチェンジが実施され、今回が初のフルモデルチェンジとなった。
DUCATI加賀山監督が語った上位陣との差「準備してきたものが使えなかった悔しさがいっぱいある」/鈴鹿8耐
ユーロ5+規制にも適合しており、最高出力216PS/13500rpm、最大トルクは12.3kgm/11250rpmを発揮し、前モデル比で2PS向上している。『V4 S』の重量は軽量化により187kgとなり、1.15のパワーウェイトレシオを実現している。
エクステリアで目を引くのがボディと同色になったウイングだろう。前モデルのマイナーチェンジから標準装備となったウイングだが、最新モデルではフロントカウルと一体化されたウイングが装備されている。
また、ウイングへとシームレスに続くフェアリングは、前縁を後退させたことで、スピードを乗せたときにより素早い操作を可能にし、冷却性能の向上にも寄与したデザインとなっている。
シャシーにおいては、軽量化された新しいフロントフレームとスイングアームを採用。フロントフレームは、特殊なジオメトリーによりエンジン下にサイレンサーを設けることが可能になった。新設計の中空対称スイングアームは、軽量化に加え、メカニカルグリップの向上を果たした。
ブレーキには、ブレンボHypureTMフロントブレーキキャリパーを採用している。軽量で高い放熱性を持ったキャリパーとボッシュと共同開発したRace eCBSシステムによって、サーキットでより攻めたブレーキングができると謳っている。
シフトシステムには、ドゥカティ・クイック・シフト2.0(DQS 2.0)が組み込まれ、従来のマイクロスイッチ付きレバーを廃止し、ダイレクトな機械式レバーを採用。素早いシフトをよりダイレクトに操作すること可能となった。
また、クレモナ・サーキットで行われた比較テストでは、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)をはじめとした3人のライダーが新型パニガーレV4 Sを走らせた。
バニャイアは「数多くの新しい機能が搭載され、良い印象しかない」と実際に走った印象を語っている。
ボディカラーは、パニガーレV4/V4 Sの両モデルともドゥカティレッドのみ。パニガーレV4 Sではフロントマッドガードがマットブラックとなっている。
パニガーレV4/V4 Sはひとり乗り仕様で、アクセサリーにパッセンジャー・キットが用意される。メーカー希望小売価格は『パニガーレV4』が323万9000円(税込)、『パニガーレV4 S』が414万1000円(税込)となっている。発売は2024年9月からを予定している。
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たけえなぁ・・・・。