ランドローバー ディスカバリー、110トンのトレーラーのけん引に挑戦

ランドローバーは、本格SUV「ディスカバリー」で長さ100m、重さ110トンのトレーラー のけん引に成功したと発表した。

今回の挑戦は、オーストラリアの内陸地域アウトバックで行われた。この地域は規則でけん引していい車両の長さは53.5mまでと決められているが、特別に許可を得て実施した。ディスカバリーが実際にどれぐらいまで引っ張ることができるかを試すためだ。

実験は、延々と直線が続くカントリーロードで実施された。12トンのトラックヘッドにトレーラーを7台連結し、これをディスカバリー1台で引っ張る。トレーラーが停止した状態からけん引するため、スタートではかなりの力が必要そうだ。

ディスカバリーは、けん引器具がはち切れんばかりの強力な発進を披露し、その後16kmもの長い距離をトレーラーをけん引しながら走り切った。けん引中の最高速度は44km/hに達したという。

国土の広い欧米では、けん引能力はSUVやピックアップにとって重要な性能とされる。ディスカバリーのカタログ上の最大けん引能力は3500kgだが、今回の実験ではその30倍以上の重量物を引っ張ることに成功し、タフネスぶりを披露した。