トータルバランスを徹底重視した老舗の調律術
空力と足回りの熟成でオーバー1000馬力を使い切る!
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デビュー以降、数多くのR35GT-Rを手掛けてきたフェニックスパワー。特に『エンジンチューンを活かすも殺すもセッティング次第』と、情熱を注いで取り組んできたECUチューニングには絶対の自信を持っており、同社には日本全国から数多くのGT-Rが持ち込まれているだけでなく、横山代表みずからが機材を携えて日本全国へ出張セッティングに向かうことも珍しくない。
また、近年ではチューニングに加えて距離や年式の進んだ個体のリフレッシュ依頼も増えてきている。そうしたオーダーに対し、フェニックスパワーでは豊富な経験を元にした効率的なリフレッシュ+αのバージョンアップメニューを多数用意。まさに、GT-R乗りにとって愛車をトータルで任せることができるプロショップなのである。
そんなフェニックスパワーの手がけたチューンドGT-Rは、2009年式をベースに爆発的な加速力を発揮させるストリートスペシャルとして組み上げられたフルチューンスペックだ。
VR38DETTは、排気量を引き上げずに3.8Lのまま強化。もちろん排気量アップの恩恵は計り知れないが、ボアを拡大するとブロック剛性は確実に落ちる上、ノーマルブロックに施されているシリンダー内コーティングも無意味になる。だからといってストロークアップに頼ると、今度は高回転域が使えなくなる。ハイブースト&高回転化を重視した今回の仕様において、ノーマル排気量は必然だったのだ。
このフルチューンVR38ユニットに組み合わせるタービンは、トラストのTD06ツインターボキットだ。本来はTD06SH-20Gツインという内容だが、ピークパワー狙いでタービンサイズをTD06H-25G(10cm2)仕様へとアレンジしてインストール。最高出力は1005ps/125kgmに達している。エンジンマネージメントは、オリジナルのフェニックスパワーアプリケーションCPUで行なう。
エキゾーストはフロントパイプからフルチタンマフラーまでRH9のアイテムで統一。GT-R用のRH9マフラーは4種類がリリースされているが、この車両はメインパイプがφ90のタイプをセットしている。
ホイールは前後共に20インチのアドバンレーシングGTで、285サイズのポテンザRE-71Rを装着。サスペンションはアラゴスタダンパーにフロント24kg/mm、リヤ20kg/mmというハードレートなスプリングの組み合わせだ。
ブレーキはエンドレス製でフロントがMONO6キャリパー+400mmローター、リヤがMONO4キャリパー+380mmローターをセットしている。
1000psオーバーのGT-Rにおいて、エアロパーツによる空力の強化は必須メニューだ。フロントにはフェニックスパワーのフロントマスクシステムタイプIIサーキットスペックを、リヤにはワンオフの大型GTウイングをそれぞれ装備する。
このチューンドをクローズドの峠コースでテストした飯田章選手は「こういうバンピーかつタイトなコースだと1000馬力を全開にするのはすごく難しい。だけど、全体的なバランスが高いから楽しめる。サーキットだったら無敵だろうね」とコメント。ドラッグマシン並のパワースペックではあるが、高次元でまとめられたチューニングを評価した。
ここまでのパワースペックを有するチューンドだと“ジャジャ馬”的な乗り味になりがちだが、駆動系やサスペンション、空力までキッチリとバランスさせることで、ワインディングレベルでも十分に遊べる仕様を造ることも可能。この辺りは、フェニックスパワーの長年のノウハウがあってこそのものと言えるだろう。
●取材協力:フェニックスパワー 福井店:福井県坂井市丸岡町朝陽2-317 TEL:0776-67-2980/京都店:京都府久世郡久御山町佐古外屋敷37-2 TEL:0774-48-1157
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みんなのコメント
最高速チャレンジをしに行ったのにもかかわらず
自社のエアロパーツがお粗末で
ダウンフォースに耐えられず、フロントエアロバキバキになってたフェニックスパワーさんですか…
一緒に行った千葉の某スモーカーさんのとこは
スタッフがフロントエアロに乗っかってもびくともしなかったのにねぇ
そんなところが1000馬力とか言っててもちょっと怖いですね
エンジンの出力特性の話ならそう書くべき。