三菱は、2016年9月単月と2016年度上期(4月から9月)の生産・販売・輸出実績を発表した。それによると、いずれも続き厳しい市況が浮き彫りとなった。その一方、かすかな光明も見えている。
まずは9月単月の実績を見てみる。生産面では、国内生産が前年比82.1%の4万7885台で、2016年4月以来6カ月連続前年比減となった。
海外生産は主要生産地のアジアが3万8499台(前年比94.1%)となるなど、全体で同81.9%の3万9549台で2015年5月以来17カ月連続前年比減。総生産は2015年12月以来10カ月連続前年比減となっている。
国内販売は、表のようにとくに登録車の落ち込みが顕著だ。これは燃費不正問題からの販売自粛が大きく影響している。一方、軽自動車も前年割れ。いずれも国内市場は三菱にとって厳しい状況で、国内総販売台数は2016年3月以来7カ月連続で前年比を下回っている。主な車種の販売台数は、デリカD:5が350台(前年比28.3%)、ミラージュが169台(同40.5%)、アウトランダーが268台(同58.5%)、eKワゴン・eKカスタムが2940台(同96.9%)、eKスペースが1375台(同62.4%)、デリカD:2が622台(同232.1%)。OEM車のデリカD:2がひとり気を吐いている状況だ。
輸出出荷は、2016年4月以来6カ月連続で前年比減(数字は表を参照)。主な市場ではアジアが1700台(前年比57.9%)と大きく落ち込んでいるが、欧州は1万5071台(同92.9%)の微減、北米は6007台(同185.7%)と数字を伸ばした。
その一方、8月単月の数字と比較すると、総生産で2万台以上、国内販売で2000台以上、輸出で1万台以上の伸びが見られる。市場が落ち着く8月との比較だが、この数字は回復の兆しとなるだろうか。
2016年度上期の各実績は表のように軒並み前年比減となった。生産面は国内生産が2期連続前年比減。海外生産はアジアが23万1450台で前年比102.3%の微増となったが、全体では3期連続前年比減。
国内販売も落ち込みが大きく、前年比62.6%の2万8698台。これにより2014年度上期以来、3期連続前年比減となった。
輸出は、北米が4万6113台(前年比188.3%)と大きく数字を伸ばしたが、アジアが1万767台(前年比69.9%)、欧州が6万2277台(前年比82.8%)となり、2013年度上期以来、3期ぶりに前年比減となっている。
編:三菱は先ごろ発表があったように、日産の傘下に入った。その効果はすぐに表れるわけではないが、北米での販売店の再編、ロシアマーケットの拡充、国内販売の再開と信頼回復と、今後どのように三菱が変わっていくのか注目していきたい。
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