20年以上続く協力関係
世界音楽デーである6月21日は、世界中の人々がともに音楽を作り共有することを奨励する日だ。
レクサスにとってこの日は高級オーディオメーカーであるマーク・レビンソンと独占的かつ長期的な協力関係を祝う日となっている。
レクサスとマーク・レビンソンおよび親会社のハーマン・インターナショナルは、20年以上にわたり車内エンターテインメントの品質向上に務めてきた。
現在では新型車ごとに専用のサウンドシステムが開発され、車内のすべての乗員に最高の音楽体験を提供を目指している。
シンフォニーホールの壮大さ、ジャズクラブの親密さ、スタジアムでのライブのスリルなどあらゆる場面でその場にいるような感覚を与えるという。
それぞれのモデルの立ち位置を理解
このパートナーシップの成果は今年発売される2台のSUV、RXとRZで明らかにされるとのことだ。
マーク・レビンソンの音響エンジニアであるサビオン・トンプソンは、「クルマと乗員のビジョンを理解することから始まるパートナーシップです」と語る。
「われわれのチームはそのモデルがレクサスにとってどのような意味を持つのかを理解し、それを高めるシステムを開発しています」
「わたしの仕事は世の中にあるものを知ることですが、そのクルマにふさわしいものを選ぶことが特に重要です。カイゼンという哲学に従ったプロセスが必要です」と彼は続けた。
車載オーディオへの期待を上回る
マーク・レビンソンがレクサスの生産モデルに採用された最新の例の1つが、新しいハイブリッドSUVのNX350hのためにオーダーメイドされたシステムだ。
新しいピュア・プレイと呼ばれるアーキテクチャを使用して7.1サラウンド・サウンドを生み出し、リスナーの耳の近くで音を発することで車載オーディオへの期待を上回る体験をもたらすという。
これはレクサスが提唱する「おもてなし」の精神を反映するものだとのことだ。
このシステムの設計には5年を要しており、車内のサイズや形状が徹底的に吟味されている。
それほど大柄ではないNXではスペース管理が重要であり、そのために数か月にわたる調査を経てプロトタイプを作りシミュレーションを繰り返したという。
5年間かけて開発
NXのピュアプレイ・スピーカーレイアウトは7つの90mmスピーカーを戦略的に配置し、より高いサウンドステージをつ作り出しているという。
さらに内部結合型サブウーファー、8×9ドアウーファー、さらに新開発のディスクリート12チャンネルアンプが加わっている。
このアンプはレクサスのサウンドの核となるもので、自動車部門とラグジュアリー部門のコラボレーションにより5年の歳月をかけて完成させたものだ。
またレクサス側もマーク・レビンソンの貢献がレクサス車の品質と魅力に大きく寄与していると考え、感謝の意を評している。
マークレビンソン側のオーディオ技術におけるリーダーシップと、レクサス・ブランドへの深い理解のおかげで、より没入感のある体験を提供することができたとのことだ。
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