8月26日、FIA WRC世界ラリー選手権のプロモーターはシリーズ公式サイトのWRC.com上にて、『ビヨンド・ラリー女性ドライバー育成プログラム』に世界中から応募した選手より15人を選出。この公式育成プログラムに、現在は全日本ラリー選手権やKYOJO CUPで走る平川真子が選ばれた。
彼女たちは来月、10月17~20日に行われる第12戦セントラル・ヨーロピアン・ラリー(CER)/ターマック(舗装路)にて、用意されるラリー3カーの3シートにふさわしいかどうかを証明するために集まる予定だ。
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今回選出された平川真子は広島県出身の27歳で、18歳からレーシングカートをはじめ、2018年にKYOJO CUPで四輪レースデビュー。2022年からは全日本ラリーに出走し、レーサーとしてキャリア7年目を戦っている。第3戦久万高原ラリーでは、トヨタ・ヤリスをドライブしてJN-5クラスを戦い、表彰台目前の4位フィニッシュを果たすなど着実に実力を伸ばしてきている選手のひとりだ。
そして、現在WEC世界選手権でトヨタのレギュラードライバーとして戦い、F1ではマクラーレンのリザーブドライバーを務めている平川亮の妹でもある。
今回平川が選出された育成プログラムでは、まず9月16~18日までの期間、ポーランドにあるMスポーツ本社にて3日間のトレーニングキャンプに参加し、ラリーへの準備やさまざまな路面での運転能力の証明、さらにはマシンに対する知識、メディアへの対応などを審査。その結果選ばれた3人は、WRC第12戦CERにフォード・フィエスタ・ラリー3での参戦権を獲得することができる。
平川は今回の選出に際し、「まずは選考して頂いたことに、とても感謝しております。とても恵まれた環境なので、3日間、たくさんのことを吸収できるように頑張りたいと思います。応援、よろしくお願いします」とコメントしている。
平川をふくむ全15人の選出者は以下の通りだ。
■2024『ビヨンド・ラリー女性ドライバー育成プログラム』 選出者リスト
NameNationalityリシア・ボーデベルギーエマ・シャルバンフランスアン・フェルケドイツジョアンナ・ハッスーンレバノン平川真子日本ハンナ・ヤコブソンスウェーデンスビ・ユルキアイネンフィンランドルス・マリナスペインヌリア・ポンススペインイファ・ラフテリーアイルランドクレア・シューンボルンドイツマデリーン・テイバーアメリカ合衆国アレクサンドラ・テスロバンルーマニアハンナ・リセッテ・アアブナエストニアドルカ・ザギバハンガリー
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