ツーリングシーズンに“うっかり”する人続出？SAやPAで忘れ物をした時はどうすればいい？ 対処法とは

高速道路に乗る前に知っておきたい！SA・PAで忘れ物をした時の対処法

　冬はバイクのエンジンの調子が良くなるだけでなく、冬にしか見ることのできない綺麗な景色を楽しむことができるため、この時期にツーリングをする人も一定数存在しています。

　特に、高速道路を利用しての長距離のツーリングではSA（サービスエリア）やPA（パーキングエリア）で休憩を取ることが大切です。しかし、休憩時にうっかり忘れ物をしてしまう人も存在しています。

　SA・PAを訪れたことのある人の中には、トイレの個室内で「忘れ物に注意」という注意喚起の掲示物を見たことがある人もいるかもしれません。実際に、SA・PAでは忘れ物が多いのも事実です。

　では、もしSAやPAで忘れ物をしてしまった場合はどうすればよいのでしょうか。

　NEXCO中日本の企業情報サイトによると、SA・PAで忘れ物をした場合について、次のように回答されています。

「SA・PAで忘れ物をした場合は、お心当たりのあるエリア（SAはエリア・コンシェルジュ、PAではショッピングコーナーなどのスタッフ）までご連絡ください。

　無人PA（店舗が設置されていないPA）で忘れ物をした場合は、NEXCO中日本お客さまセンターまでご連絡ください。

　忘れ物の受け取りは、ご本人さま確認などのため直接エリアまでお越しいただきますよう、お願いいたします。また、お越しいただくことが困難な場合は、ご連絡の際にご相談ください。

　なお、お預かり期間を過ぎた忘れ物は、遺失物法に基づき拾得地の警察署へ提出しております」

　ここに記載されているエリア・コンシェルジュとは、高速道路やサービスエリアに関するさまざまな問い合わせを受けている総合案内窓口のことです。

　ちなみに、NEXCO東日本やNEXCO西日本の公式サイトでも同様の回答となっています。ここでも忘れ物や落とし物は一時的にSA・PAで預かってくれるものの、最終的には拾得地の警察署に届けられると記載されています。

首都高のパーキングエリアでも問い合わせ必須

　さらに、首都高でも同様です。首都高のPAに忘れ物をした場合は、売店などの休憩施設や、首都高お客様センターへ相談する必要があります。

　また首都高ドライバーズサイトによると、「首都高では忘れ物を拾得した場合でもお客さまから問い合せがない限り首都高から連絡することはしておりません」とのこと。首都高が忘れ物を拾得した場合も、警察に届け出がおこなわれています。

　では、バイク乗りがツーリング中に忘れてしまう可能性があるものには、一体どのようなものがあるのでしょうか。

　ツーリング時の持ち物として推奨されているのは、必須であると言える現金やETCカード、運転免許証が入った財布や携帯電話です。また、いざという時のレインウェアやモバイルバッテリーなどが挙げられます。

　NEXCO西日本の公式サイトに掲載されている「SA・PAでの忘れ物・落し物件数 上位（平成27年度）」によると、特に多かった忘れ物として財布類、携帯電話類、衣類・履物類が挙げられていました。

　このデータにツーリング時の持ち物を照らし合わせてみると、忘れられがちな物に財布やレインウェアなどが当てはまっていることが分かります。そのため、ツーリング時には特に忘れないように注意する必要があると言えるでしょう。

　高速道路のSA・PAに忘れ物をした場合は、まず心当たりのあるエリアへの連絡・相談が必須です。

　加えて、実際に忘れ物をした場合は必要に応じて、NEXCO中日本のドライバーズサイトに掲載されている「エリア・コンシェルジュ設置SA・PA一覧」や「サービスエリア・パーキングエリア検索」などを活用してみるとよいかもしれません。

※ ※ ※

　ちなみに、忘れ物について問い合わせる際には、エリア・コンシェルジュの開設時間や店舗の営業時間を確認しておくことが大切です。

　これから控えている年末年始の期間（12月29日～1月3日）は土日祝の開設となっているため、より一層忘れ物をしないよう気を引き締める必要がありそうです。

Comments

[エガちゃんねらー]

出かける時は忘れずに
忘れる時は出かけずに

[sou********]

大昔、自分もSAに忘れ物したことがあります。
早めに気がついたのなら、最寄りのSA（PA）で受付？申し出ると該当のSAに連絡して探してくれて見つかったら、確保してもらえます。

回収タイミングは当人の都合次第です。