米ボリンジャーの新型EVトラック、カリフォルニアで販売へ CARB認証を取得

ボリンジャーモーターズは9月9日、新型EVトラックのボリンジャー『B4』（クラス4）が米国カリフォルニア州大気資源局（CARB）の認証を取得したと発表した。この認証により、ボリンジャーB4はカリフォルニア州を含むCARB準拠州での販売が可能となる。

CARB認証は、カリフォルニア州、コロラド州、コネチカット州、デラウェア州、メイン州、メリーランド州、マサチューセッツ州、ニュージャージー州、ニューメキシコ州、ニューヨーク州、オレゴン州、ペンシルベニア州、ロードアイランド州、バーモント州、そしてワシントンD.C.で車両を販売するために必要な要件。これらの州と地域は、クリーンエア法第177条に基づく車両基準を採用しており、環境保護庁（EPA）の規制を超える追加の承認が必要だ。

CARB認証により、ボリンジャーモーターズの顧客は、カリフォルニア州のHVIPプロジェクトなどの州インセンティブを利用できるようになる。B4の4万ドルのIRSリベートと組み合わせることで、HVIPは最大6万ドルのリベートを提供し、合計で最大10万ドルの節約が可能となる。ボリンジャーモーターズは、B4の生産を2024年9月16日に開始し、10月から顧客への納車を開始する予定だ。

CARB認証は、ボリンジャーモーターズが最近達成した多くのマイルストーンの一つだ。これには、環境保護庁からの適合証明書の取得、B4シャシーキャブの完全保証提供、モメンタムグループへの145台の販売、ドーリングフリートマネジメントへの70台の販売、エンバイロチャージへの50台の販売、TECエクイップメント、アフィニティトラックセンター、ナカラトトラックセンター、ナストラック＆エクイップメント、ラフォンテーンオートモーティブグループをディーラーおよびサービスセンターとして追加、ノビ（ミシガン州）のアワーネクストエナジーからのバッテリーパック供給、シンクロンとの保証管理パートナーシップ、アメリットフリートソリューションズをモバイルサービスプロバイダーとして追加することが含まれる。

ボリンジャーモーターズは、2015年にロバート・ボリンジャーによって設立され、ミシガン州オークパークに本社を置く米国企業だ。同社は、クラス4から6の全電動商用シャシーキャブトラックを開発している。