現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > メルセデス・ベンツ、新型GLAの全体像を公開。コンパクトSUVがよりルーミーでより安全に進化

ここから本文です

メルセデス・ベンツ、新型GLAの全体像を公開。コンパクトSUVがよりルーミーでより安全に進化

掲載 更新 5
メルセデス・ベンツ、新型GLAの全体像を公開。コンパクトSUVがよりルーミーでより安全に進化

Mercedes-Benz GLA

メルセデス・ベンツ GLA

メルセデス・ベンツ、新型GLAの全体像を公開。コンパクトSUVがよりルーミーでより安全に進化

メルセデスの最小SUVが2代目に進化

メルセデス・ベンツは2020年4月28日、フルモデルチェンジしたSUVファミリーの末弟「GLA」の詳細を発表した。4月末より欧州市場での販売をスタートし、まもなく北米、中国にも導入。価格は3万7270.80ユーロ(約437万円)から。

GLAの初代モデルは2014年に発売された。先代Aクラス(W176)をベースにクロスオーバースタイルを与えた同社初のコンパクトSUVとして人気を獲得。世界中で100万台を超えるセールスを達成している。Aクラスが4代目へ進化(W177)したのに伴い、基本を共有するGLAも2代目へとモデルチェンジした恰好だ。

乗員と荷物のための空間を拡大

新型のボディサイズは、全長4410mm(先代比ー14mm)、全幅1834mm(同+30mm)、全高1611mm(同+104mm)。ホイールベースが30mm拡大して2729mmに。横方向及び天地方向に拡大することで、どっしりとしたスタンスとルーミーな室内空間を作り出した。トレッドもフロントが36mm増の1605mm、リヤが46mm増の1606mmとなっている。

全高が1.6m超えとなり機械式駐車場への入庫は制限されるが、キャビンの開放感はぐっと高まっている。前席のヘッドルームは22mmアップ、リヤのニールームは116mm大きくなった。着座高も先代比で97mm、Aクラスより140mm、Bクラスより52mmそれぞれ高く、広い視界を確保している。

荷室の使い勝手も向上しており、幅が85mm、深さが27mmそれぞれ拡大。容量自体もプラス14リットルの435リットルまで広がっている。

エントリーモデルは1.3リッター直4+前輪駆動

パワートレインはガソリンとディーゼルをそれぞれ2種ラインナップ。ガソリンはM282型1.3リッター直列4気筒ターボ(163hp/250Nm)+7DCT速とM260型2.0リッター直列4気筒ターボ(224hp/350Nm)+8速DCTで、2.0リッターモデルにのみ4輪駆動の4マティックを設定。ディーゼルはOM664q型2.0リッター直列4気筒ターボの出力違いで150hp/320Nmと190hp/400Nm用意し(全車8速DCT)、それぞれに前輪駆動/4輪駆動の4マティックを設定している。

0-100km/h加速は6.7秒~8.9秒で、最も速いのが2.0リッターガソリンエンジンを搭載した「GLA 250 4マティック」となる。

リヤサスペンションはマルチリンクを採用

サスペンションはフロントがマクファーソンストラット、リヤは全車4リンク式。オプションで電子制御式減衰力可変油圧ダンパーを備えたアダプティブ ダンピング システムを選択することができる。「スポーツ」と「コンフォート」の差をこれまでの同社製コンパクトカーモデルのそれ以上に広げ、モードごとの性質の違いを際立たせているのが特徴。とくにコンフォートモードは石畳のような路面で本領を発揮するという。

悪路走行を想定し、未舗装路やぬかるみなどでブレーキを踏んだ際にフロントタイヤを強制的にロックさせ制動力を向上させるオフロードABS(車速30km/h以下で作動)機能も備えている。

4WDモデルにはオフロード走行を想定した機能を標準搭載

電子制御式多板クラッチを備えた4輪駆動システム「4マティック」は、通常前後アクスルに80:20の割合でトルクを配分。スポーツ走行時は70:30、オフロードでは50:50など、走行モードやドライバーからの入力、勾配角度や車速などを検知して駆動力を可変する。

さらに4マティックモデルには、オフロード エンジニアリング パッケージが標準搭載となり、マルチビームLEDヘッドライトと組み合わせたオフロードライトをはじめ、ディスプレイ上に自車のアニメーションと共に勾配や傾きを表示したり、ヒルスタート アシスト、ヒルディセント コントロールなどの機能を使用することもできる。

AIアシスタントや先進運転支援機能もぬかりなく

デジタル周りや先進の安全運転支援システム系はAクラスに準ずる。「ハイ、メルセデス」でお馴染みの自然対話式音声認識機能を搭載した車載インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」は全車に標準装備。

先進のアクティブ クルーズ コントロール「アクティブ ディスタンス アシスト ディストロニック」をはじめ、ステアリング アシスト、出口警告機能や横断歩道における歩行者警告システムなどを含むドライビング アシスタンス パッケージを用意。車格を問わず最新のメルセデス基準におけるADAS(先進運転支援システム)を常に搭載していく同社らしく、コンパクトSUVセグメントで最高レベルのアクティブセーフティ機能を整えている。

新車の「4台に1台」はコンパクトモデル

メルセデス・ベンツは現在、コンパクトクラスだけで8車種を展開している。Aクラス、Aクラスセダン、Aクラスセダンのロングホイールベース(中国)、Bクラス、CLA クーペ、CLA シューティングブレーク、7シーターのGLB、そしてGLA。さらに高性能モデルのAMG仕様も加えれば、そのバリエーションは膨大だ。

「メルセデス・ベンツ初のコンパクトカー」として1997年に初代Aクラスが登場して以来、じつに700万台以上のコンパクトモデルを世界中へ送り出してきた。今日、メルセデス・ベンツが1年に販売する新車の4台に1台がコンパクトモデルなのだという。

2代目GLAの導入により、スリーポインテッドスターを掲げた小型車の姿が一段と増えることだろう。高級車=大型車の公式はもはや過去のものとなりつつある。

発売を記念した特別仕様は20インチホイールを装着

最新基準のデザインと性能を与えられた新型GLAは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンから市場導入を開始。追ってプラグインハイブリッドも追加する予定という。

発売から1年間は導入記念の特別仕様「エディション1」を設定。20インチの大径ホイールをはじめ、パーフォレーテッドレザーで仕立てたシートやカーボンファイバートリムなどを標準装備する。

【SPECIFICATIONS】

メルセデス・ベンツ GLA 250 4マティック(欧州仕様)

ボディサイズ:全長4410 全幅1834 全高1611mm

ホイールベース:2729mm

車両重量:1600kg

エンジン:直列4気筒DOHCガソリンターボ

総排気量:1991cc

ボア×ストローク:83.0×92.0mm

最高出力:165kW(224hp)/5500rpm

最大トルク:350Nm/1800-4000rpm

トランスミッション:8速DCT

サスペンション:前マクファーソンストラット 後マルチリンク

駆動方式:4WD

タイヤサイズ:前後215/65R17

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
レスポンス
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
カー・アンド・ドライバー
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
日刊自動車新聞
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
AutoBild Japan
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
VAGUE
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
Webモーターマガジン
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
WEB CARTOP
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
くるまのニュース
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
バイクのニュース
ホンダ 全固体リチウムイオン電池のパイロット生産ラインを公開
ホンダ 全固体リチウムイオン電池のパイロット生産ラインを公開
Auto Prove
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
カー・アンド・ドライバー
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
くるまのニュース
愛車の履歴書──Vol54. 池松壮亮さん(番外・後編)
愛車の履歴書──Vol54. 池松壮亮さん(番外・後編)
GQ JAPAN
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
くるまのニュース
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
カー・アンド・ドライバー

みんなのコメント

5件
  • メルセデスはこれとGLBでコンパクトSUVのラインナップに隙なしだね
  • 今回Aクラスとの差別化がしっかりできて個人的にすごく好みに仕上がってる。あとこのセグメントのFF車でミッションがDCTの欧州車はやっぱりダイレクトなフィーリングで運転できてすごく良いと思う。CVTなんて論外。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

597.0650.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98.0778.0万円

中古車を検索
GLAクラスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

597.0650.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98.0778.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村