2018年上半期、ルノー日産三菱アライアンスはVWやトヨタを抑えて世界販売台数で首位に立った。そこから2018年11月19日夕刻、カルロス・ゴーン氏の逮捕劇。
当然のことながら、世界中のメディアもこぞって報道を重ねている。NYタイムズ紙は「驚くべき転落」と表現した。
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事件の詳細については検察当局が今後明らかにしてゆくだろうし、当サイトでも順次それを報じることになるだろう。カルロス・ゴーン氏が指揮をとった、この20年間の日産自動車の功罪にも触れることになる。
しかしその前に、自動車専門メディアとして伝えたいことがある。それは「日産には、今こそ奮起してほしい」ということだ。1999年、約2兆5000億円の有利子負債を抱えて経営危機に陥っていた状況から19年、日産自動車はあの頃以来の危機に立たされている。そんな今だからこそ、日産にはぜひとも(「負の遺産」を精算しつつ)前向きに頑張ってもらいたい。
日産の、日産しかできないクルマづくりを、まずは日本のユーザー、ファンに届けてほしい。
そうはいっても、いきなり新型車を開発・発売するのは不可能だろう。けれども海外専売車種を日本で発売することはできるはず。そこで本企画では、海外で販売、あるいは発売計画を進めているものの、日本未発売、あるいは発売予定のない車種を紹介したい。
日産は、日本国内ではここ数年新型車の発売が滞っており、ノートとセレナのe-POWERに頼りきっている状況が続いている。しかし海外に目を向ければ、これほど魅力的なモデル、コンセプトカーがそろっている。
大変な状況にある今こそ、こうしたモデルをお膝元である日本市場に積極的に投入して、本来の領分、足元をしっかりと固めてほしい、という願いを込めて、本企画をお送りします。
※本稿は2018年10月のものに適宜修正を加えたものです。
文・写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2018年11月26日号
Infiniti PROJECT BLACK S
パリモーターショーに出展。F1譲りのテクノロジーを搭載した究極のスカイライン
2017年のジュネーブショーに出展されたモデルをアップデート。日本未発売のスカイラインクーペのボディに、日本未導入の3L、V6ツインターボを搭載。ルノーF1チームと開発したハイブリッドシステムも装備し、571psの出力を発生するという。
INFINITI Q インスピレーション コンセプト
次期スカイラインの方向性を示唆する4ドアセダン
今年のデトロイトで発表されたコンセプトモデル。ショーモデルは可変圧縮比ターボを積んでいたが、市販型はEVともハイブリッドともいわれる。次期スカイラインの方向性を示唆する。
NISSAN Xmotion(クロスモーション)
次期型パスファインダーか、次期型エクストレイルか
同じく今年のデトロイトで発表された3列シートSUVのコンセプトモデルで、ルーフには収納式のボックスを備える。次期型エクストレイルの方向性を示しているといわれる。
NISSAN 新型アルティマ
日本導入可能性あり? スタイリッシュセダン
2017年のデトロイトで発表された「V motion 2.0」の市販型といえるFFセダン(2018年のニューヨークショーで市販型が公開)。2Lの可変圧縮比ターボ搭載グレードも用意される。ティアナとしての日本導入に期待(=だしてください)。
INFINITI QX30
コンパクトで上質なSUVが欲しい人に最適
北米で販売されるSUVモデルで、ベンツのGLAクラスがベース。2Lの直4ターボに、ミッションは7速DCTが組み合わされる。サイズ的にはジュークとエクストレイルの中間で、日本でも人気が出そうだが……(=だしてください)。
NISSAN アルマーダ
里帰りが望まれる日産の最上級SUV
中東名はパトロールであり、かつてのサファリの後継モデル。5.3m超の巨大な車体に、390hp/54.4kgm発生の5.6L、V8エンジンを搭載する。
INFINITI Q50 RED SPORT 400
このエンジンならスカイラインはまだ戦える
日産独自開発による3L、V6ツインターボを搭載するスカイラインセダンで、出力は400hp/48.3kgmと強烈。なぜこのエンジンが日本に導入されないのか、理解に苦しむ(=だしてください)。
NISSAN パルサー
日本では途絶えた車名ながら、欧州では健在
欧州圏で販売されるハッチバックで115psを発生する1.2Lの直噴ターボを搭載。日本に導入されれば、カローラスポーツとガチンコのライバル関係となる。ちょっと見たい(=ぜひだしてください)。
NISSANマイクラ
現行マーチよりも魅力的なスタイル
全幅は1740mmとやや大きいが全長は4m未満。1L NA、0.9Lターボ、1.5Lディーゼルターボが用意される。スタイルは日本のマーチより上。
INFINITI Q50 Eau Rouge(オー ルージュ)
日本のファンはひと目も見られず
2014年3月のジュネーブショーで実車が初公開された「Q50オールージュ」。スカイラインセダンのボディに、560ps/61.2kgmの出力を発生するR35 GT-RのVR38DETTエンジンを搭載するなど、極めて魅力的な内容だったが、2016年のフランクフルトショーで開発中止が発表された。海外のメディアにはテストを行ったところもあったようだが、日本では見ることもできず……。
たとえ市販にこぎ着けても、それが日本に導入されるかは別問題なのが今の日産の現状だ。
【番外コラム】IDx出さないから他社から似たようなコンセプトが……
2013年の東京モーターショーに出展されたIDx(アイディーエックス)はその後、海外のショーにも出展され、やはり高く評価された。それでも日産は市販化に向けて動かなかったが、そうこうしているうちに今年のパリショーに、プジョーが「e-Legend CONCEPT」を出展。似ている気がしてしまうが……。
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