Eクラスにトップパフォーマンスモデル
メルセデス・ベンツは、中核モデルであるEクラスに、新しく「メルセデスAMG E 53 ハイブリッド 4マティック+(PHEV) (セダン/ステーションワゴン)(以下、E 53)を追加し発売した。メーカー希望小売価格(税込)はそれぞれ1698万円/1726万円となる。
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また、通常ラインナップに加えて、導入記念限定車としてメルセデスAMG E 53ハイブリッド 4マティック+ エディション1(PHEV) を(セダン:全国限定120台、ステーションワゴン:全国限定30台)で同時発売する。メーカー希望小売価格(税込)はそれぞれ2105万円/2168万円だ。
メルセデス・ベンツEクラスは、1946年に発表されたW136型以来、常に時代に先駆けて革新的な技術を採り入れ、世界のプレミアムセダンの指標とされてき
たと彼らは述べる。
本年1月に導入された新型Eクラスは、パワートレインを全てのモデルで電動化。また、サードパーティ製のアプリケーションを使うことができる最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)や、有償オプションのセンターディスプレイと助手席ディスプレイを一体型にしたMBUXスーパースクリーンなどを新たに搭載。
機能性と快適性を大きく向上させ、デザインを一新して生まれ変わった。
エクステリアデザイン
E 53 のフロントデザインは、通常のEクラス比+20mmのワイドなプロポーションとなっており、E 53専用デザインのAウィングが際立つ大開口のフロントエプロンや、AMG伝統の縦ルーバーには先進的なイルミネーテッドラジエターグリルを採用し、AMGの新しいパフォーマンスモデルであることを明確に主張するアグレッシブな表情を形成。
サイドはキャブバックワードデザインが特徴の美しいEクラスのスタイリングに、「TURBO HYBRID」のエンブレムを備えたフェンダーアクセントや2つのホイールアーチを繋ぐサイドスカートを加えることで、AMGならではのレーシングスピリットに溢れたスタイリングへと昇華。
ホイールには10ツインスポークデザインの20インチAMGアルミホイールを採用し、足元に圧倒的な存在感を与えられた。
リアエンドには、AMGのパフォーマンスハイブリッドを示す赤く縁どられた「E 53」のエンブレムや、ボディ同色のAMGスポイラーリップ、ディフューザーフィンが特徴的なリアエプロン、そして片側2本ずつのラウンド形のエグゾーストエンドが、AMGならではの鮮烈なオーラを放っていると表現する。
インテリアデザイン
インテリアは新型Eクラスに備わる最先端のデジタル技術と AMGならではのパフォーマンスを叶える装備が高次元で融合しているという。
インテリアトリムは、上質な印象を与えるライトシルバーメタリックインテリアトリムを標準設定。
グリップが大胆に絞り込まれたAMGパフォーマンスステアリング(ナッパレザー)には、液晶ディスプレイ付のAMGドライブコントロールスイッチや、アルミニウム製のパドルシフトが備わり、ステアリングから手を離すことなく様々な操作が行えるほか、センタースポーク下部に刻まれる AMGのレタリングが、視覚的にもドライバーの気持ちを高揚させる。
ナッパレザーが上質さを感じさせるAMG専用デザインのスポーツシートは安定したドライビングポジションをキープする設計により、長距離ドライブでの快適性を兼ね備え、前席のバックレストにはAMGロゴの刺繍が、ヘッドレストにはAMGクレストがエンボス加工されている。
ブルメスター4Dサラウンドサウンドシステムや熱反射・ノイズ軽減ガラス、ドアクロージングサポーターなどの快適装備も標準となり、また、有償オプションのAMGカーボンパッケージを選択すると、AMGパフォーマンスステアリング(カーボンファイバー/マイクロカット)やAMGカーボンファイバーインテリアトリム/AMGカーボンファイバーセンタートリムが装着される。
インフォテインメントシステムにはルーティン機能やサードパーティ製アプリに対応した第3世代のMBUXを採用。
14.4インチのメディアディスプレイと12.3インチのコックピットディスプレイにはAMG専用メニューやコンテンツが用意されており、走行に必要な各種データをグラフィカルに表示することでスポーツドライビングをサポート。
また、これらに加えてエネルギーフローやEV航続距離、充電状況などプラグインハイブリッド専用のメニューも用意。有償オプションのデジタルインテリアパッケージを選択すると、インテリアトリムはブラックピアノラッカーインテリアトリムとなり、助手席用ディスプレイを備えたMBUXスーパースクリーンや3Dコックピットディスプレイが装着される。
サウンドシステムには、従来の3Dサウンドより、さらにエモーショナルな4Dサウンドを実現するブルメスター4Dサラウンドサウンドシステムを標準装備。立体的なサウンド効果を発揮するドルビーアトモスに対応するほか、前席にはエキサイターが内蔵されシート自体を共鳴させることで、これまでにないダイナミックなサウンド体験を提供するという。
パワートレインとトランスミッション
パワートレイン
新型E 53には、定評のあるM256をさらに進化させた3L直列6気筒ターボエンジンM256Mに高出力モーターと大容量リチウムイオンバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用した。
M256Mはターボのブースト圧を1.5barまで高めたことや新たにプログラミングされたソフトウェア、冷却装置の追加などにより、449ps/57.10kg-mを発揮。
トランスミッションに統合された163ps/48.95kg-mを発揮する高出力の永久磁石同期モーターは、発進時の俊敏な加速を力強くブーストし、システムトータルで585ps/76.48kg-mを実現。更にレーススタート時はシステム最高出力が612psまで高まるという。
このように圧倒的な動力性能を誇りながら、EV走行換算距離(等価EVレンジ)はセダンが101km(WLTCモード国土交通省審査値)、ステーションワゴンが97 km(WLTCモード国土交通省審査値)とロングレンジを実現。日常走行をほぼ電気のみでまかなうことも可能で実用性にも優れるという。
AMGスピードシフトTCT 9Gトランスミッション
シフトタイムの短縮やダブルクラッチ機能によってエモーショナルなドライビング体験を提供するAMGスピードシフトTCT 9Gトランスミッションを採用。
AMGダイナミックセレクトのドライビングプログラムに応じて、高速でスポーティなギアチェンジからスムーズで快適なシフト操作まで行え、また、マニュアルモードも選択可能でパドルシフトによる意のままのシフトチェンジも楽しむことができると述べている。
サスペンションとデフ
AMGライドコントロールサスペンション
高いアジリティやニュートラルなコーナリング特性、優れたトラクションを可能にするシステム。
サスペンションはスプリング・ダンパー設定とアダプティブダンピングを備え、優れたハンドリングと高い快適性を兼ね備え、四輪それぞれのダンパーの伸び側と縮み側に独立したバルブがあり、ダンパーレスポンスは、走行状況や路面状況に合わせて素早く、正確に変化する。
さらにダンパー特性はダイナミックセレクトの「コンフォート」/「スポーツ」/「スポーツ+」の選択により好みの状態に変化。長距離走行向けの優れた快適性からスポーティなドライビングダイナミクスに至るまで、はっきりと体感できるほど異なる設定を選択可能だという。
電子制御AMGリミテッド・スリップ・デフ
走行状況に応じてロッキング機構を電子制御するAMGリミテッド・スリップ・デフをE 53で初採用。あらゆる走行状況で強力なトラクションと安定感あるハンドリングを提供する。
走行状態に応じて連続的に左右後輪への動力伝達を調節することでコーナリングや車線変更時の安定性が向上。ディファレンシャルが左右のホイールの回転速度を調節し、ブレーキを介入させることなく内輪のスリップを抑制するためパワーロスが無いと彼らはいう。
発進時、加速時、コーナリング時、ブレーキング時などあらゆるシチュエーションでトラクションと安定性を向上させるほか、積雪時などの悪天候においても優れた効果を発揮。
また、きめ細やかな調節が可能な電子制御のリミテッド・スリップ・デフは、機械式に比べ市街地走行における快適性にも優れていると表現する。
その他の走りの装備は?
AMGダイナミックエンジンマウント
エンジンマウントの固さを状況に応じて調整するAMGダイナミックエンジンマウントをE 53に初採用。通常走行時はシャーシに伝わるエンジンの振動を抑えて快適な乗り心地を実現。
一方、スポーツ走行時にはマウント部を固めることでエンジンの揺れを抑制し、ダイレクトなステアリングレスポンスと正確かつ俊敏な走行を可能にする。
リア・アクスルステアリング
アジリティと走行安定性を向上させるリア・アクスルステアリングを標準装備。100km/h以下での走行時は、後輪が前輪と逆方向に最大2.5°操舵することにより、コーナリング時の回頭性を高めて卓越した俊敏さを実現。
100 km/h を超えると、後輪は前輪と同じ向きに舵角が与えられ(最大舵角0.7°)、 これによりホイールベースを長くすることと同じ効果が生じるため、操縦安定性が高まりる。同時に方向を変える際、後輪に働く横力がはるかに速く高まるようになり、ステアリング操作に対するレスポンスが素早くなる。
AMGダイナミックセレクト
AMGダイナミックセレクトは、アクセルレスポンスやシフトポイントだけでなく、ステアリングやサスペンション、エグゾーストサウンドなどの特性を一括して変更し、快適なクルージングからスポーツ走行まで、走行シーンに合わせて様々なキャラクターを味わうことができる。
新型 E 53では従来の「コンフォート」や「スポーツ」、「スポーツ+」などのプログラムに加え、ハイブリッド専用のプログラムである「エレクトリック」および「バッテリーホールド」が追加されている。
デフォルトではモーターのみで静かに発進可能な「エレクトリック」モードで始動し、バッテリー残量が不足した時や、ドライバーがさらなるパワーを求めてアクセルペダルをプレッシャーポイントまで踏み込んだ場合はエンジンが始動。
「バッテリーホールド」モードでは、モーターの使用率を抑えてバッテリー残量を極力維持。例えば帰途で夜間の住宅地を静かに走行したい場合など、EV走行が必要となるまでバッテリー残量を極力保持するように努める。
AMG 4マティック+
前後トルク配分の連続可変が可能なAMG 4マティック+を採用。状況に応じて常に最適なトラクションを確保することで高い加速性能を実現するだけでなく、ドライ/ウェット/スノーなどいかなる路面状態であっても走行安定性と安全性を高める。
AMG強化ブレーキシステム
フロントには6ピストンの固定キャリパーに390mm×36mmのディスクと、リアには1ピストンのフローティングキャリパーに360mm×26mmのディスクを採用し、レッドペイントのキャリパーにはAMGロゴが備わる。
ドリルドタイプの大径ベンチレーテッドディスクは冷却効率に優れるほか、レッドペイントのAMGロゴ入りキャリパーとともに視覚的にも動力性能の高さをアピールすることで、足元に一層の迫力を与えている。
強化ボディシェル
E 53のボディシェルは、多くの強化が施された。フロントサスペンションのストラットマウント間に装備されるストラットタワーバーは横方向のダイナミクスを高めるほか、縦方向のビームに追加ストラットで接続されたエンジン下部のスラストフィールドはフロントエンドのねじれを抑制し、正確なステアリング特性を生み出す。
また、リア・アクスルにはサイドメンバーからリアへの追加ストラットが設けられ、より正確で安定した走行を実現していると述べている。
エディション1
E 53の導入記念限定車として導入される「エディション1」は、エクステリア、インテリアともに数多くの特別装備を纏い、よりパワフルな雰囲気を演出したモデルとなっている。
エクステリア
AMGレタリングが際立つブラックの専用デカールにフロントスプリッターやエグゾーストエンドなど各所がハイグロスブラックとなる「AMGナイトパッケージ」に加え、フロントグリルやエンブレムなど各所がダーククロームとなる「AMGエクステリアナイトパッケージII」、ドアミラーやトランクリッドスポイラー(セダンのみ)がカーボンファイバーとなる「AMGカーボンパッケージ」、そしてマットブラックの 21インチAMGアルミホイール(鍛造)などが装備され、アグレッシブなスタイリングに仕上げられた。
ボディカラー
セダンがマヌファクトゥア・アルペングレー(ソリッド)と有償オプションとなるエディション1専用のマヌファクトゥア・オパリスホワイトマグノ(マット)の2色から選択可能。
ステーションワゴンは標準装備のエディション1専用マヌファクトゥア・オパリスホワイトマグノ(マット)のみとなる。
インテリア
上質なブラックと随所にあしらわれたイエローアクセントのコントラストが特別感を演出。
ヘッドレストにEdition1の刺繍が入ったブラックのAMGパフォーマンスシート(ナッパレザー、イエローステッチ入)やイエローシートベルト、イエローに輝くイルミネーテッドステップカバー、イエローステッチ入りのAMGパフォーマンスステアリング(ナッパレザー/マイクロカット)、そしてEdition1の刻印が入ったAMGカーボンファイバーセンタートリムなどが装備され、よりレーシーになっている。
そのほか、MBUX スーパースクリーンや専用インドアカーカバーなども装備されている。
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みんなのコメント
ネット徘徊して乗った気になってるんだろうな。
死ぬまで良い生活出来ない能無し低年収君。カービューによくいるゴミ。
平原にバラされれば良かったのに
>Lore in
2025/1/01 12:36
違反報告
新型の内装はどこかポップで先代の方が高級感ある。
CLEはCクラスの内装なのが良いのか悪いのか。
BMWの様に車種名だけランクアップさせるのは
やめていただきたかったな。
乗ってがっかりするんよ😞
CLEはCクラスの内装なのが良いのか悪いのか。
BMWの様に車種名だけランクアップさせるのは
やめていただきたかったな。
乗ってがっかりするんよ😞