アグレッシブなスタイリング。全車新開発1.8リッター直噴ターボ(177ps/300Nm)搭載
2019年秋の東京モーターショーで世界初公開されてから約10カ月、新型2ndレヴォーグの先行予約がスタートした。発売予定は2020年10月15日。量産直前のプロトタイプに試乗した。詳細を紹介しよう。
SUBARUレガシィ・アウトバックが商品内容を変更してWLTCモード燃費表記に対応
基本ラインアップはSTIスポーツ、GT-H、GTの3グレード。新世代の安全・運転支援システム、アイサイトXを搭載したEX仕様を全車に設定する。パワーユニットは新開発1.8リッター直噴フラット4ターボ(177ps/300Nm)。トランスミッションはエクストロニックCVT。駆動方式は伝統の4WDだ、
エクステリアはショーモデルそのまま。特徴はアグレッシブなフロントセクション、ブリスター形状を強調したサイド、そして伸びやかなリアエンド。ボディサイズは全長×全幅×全高4755×1795×1500mm。現行モデル(同4690×1780×1490mm)と比較して、わずかにアップした。ライバルが軒並み大型化する中、日本の道路環境に適したサイズをキープした点は評価に値する。最小回転半径は5.5m。日常領域の取り回し性は、現行とほぼ同等である。
インテリアは全面刷新。EXは全面液晶メーターと11.3インチ縦型ディスプレイが印象的
インテリアは全面刷新。一気に先進デザインにシフトした。最大の特徴はインパネ回り。先進の安全装備アイサイトXを装備したEX仕様はデジタルコクピット。SUBARU(以下スバル)初の12.3インチフル液晶メーターと、ナビゲーションや各種操作系を集約した11.6インチ縦型大型ディスプレイで構成する。シフト回りはパーソナル感を強めたハイマウントデザイン。室内はスポーティな印象と未来感覚が絶妙にバランスされ、従来モデルとは隔世の感がある。
シートも全面的に見直された。ホールド性の高い形状に加えて、クッションの見直しと体を面で支える構造によって、最良の座り心地を追求。運転席電動調節機構は全車標準。中級グレード以上は、前後席ともシートヒーター付きだ。
室内スペースは長さ×幅×高さ1900×1515×1205mm。ホイールベースは従来モデル比で20mm長い2670mm。拡大分は後席の居住性アップに充てられ、足元スペースの余裕はレガシィに匹敵する。ラゲッジスペースの広さも圧倒的。ハンズフリー電動リアゲート(エンブレムに手をかざすタイプ)を採用するなど、利便性が高められた。
新1.8リッターターボは好印象。8速マニュアルモード付きCVTはダイレクト
パワートレーンはスバルの新型ダウンサイジングターボ。全面新開発ユニットで、型式はCB18。ボア×ストロークは80.6×88mm、1795ccの排気量から177ps/5200~5600rpm、300Nm/1600~3600rpmを発揮する。トランスミッションは、エンジンに合わせて新開発された改良型リニアトロニックを採用する。
新エンジンのポジショニングは、従来の1.6リッター直噴ターボ(FB16・1870ps/250Nm)の置き換え。しかしパフォーマンスは大幅に向上。+200cc以上の伸び代だ。発進時のピックアップのよさ、実用域の豊かなトルク(1500~4000rpmまでほぼ最大トルクを発揮)、そしてスバルらしい軽快な伸びなど、単なる実用ユニットではない。
今回はテストコースを短時間走った程度だが、燃費性能も期待できそうだ。WLTCモード燃費は13.6~13.7km/リッター。車載の燃費計を見ると、高速巡航で20km/リッター超えが可能な印象だった。レギュラー指定という点もうれしい。
8速マニュアルモード付きリニアトロニックCVTも素晴らしい。アクセルをべた踏みしない限り、レスポンスとダイレクト感、そして変速制御も含めて、CVTであることを感じさせないレベルに仕上がっている。
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みんなのコメント
先進性もあるし走行性能も文句ないレベルだろう
レクサスが本来こういう仕事をやるべきじゃないの?