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ロータスがいま中東マーケットに注力する理由とは?「エレトレ」「エメヤ」が湾岸諸国でホモロゲ取得…軽量スポーツのイメージが薄い地域にこそ勝機あり

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ロータスがいま中東マーケットに注力する理由とは?「エレトレ」「エメヤ」が湾岸諸国でホモロゲ取得…軽量スポーツのイメージが薄い地域にこそ勝機あり

「エレトレ」と「エメヤ」が湾岸諸国でホモロゲーションを取得

ロータス・テクノロジーは、GCC諸国(サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーンの6カ国)においてEVモデル「エレトレ」と「エメヤ」のホモロゲーションを取得したことを発表しました。この前進は、自動車への情熱を持つこの地域で、ロータスが存在感を拡大し続ける重要な1歩となります。

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ロータスが中東エリアで存在感を拡大する重要な一歩に

ロータス・テクノロジーは、GCC諸国(Gulf Cooperation Council=湾岸協力会議/サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦、オマーンの6か国)において、SUVの「エレトレ」およびセダンの「エメヤ」がホモロゲーションを取得したことを発表した。

この地域ではエレトレの納車がすでに開始しており、エメヤは予約が開始している。主要都市の1等地にはロータスの新しいショールームと店舗がオープンし、顧客はロータスの卓越したコントロール性能とドライビング・ダイナミクスを試乗を通じて体験できようになった。また、限定モデルのパーソナライズやカスタマイズのためのビスポークサービスが用意される。

エレトレとエメヤの両モデルは、OTA(無線通信)を通じてアップデート可能なインテリジェント運転サービスをサポートする最先端のハードウェアをオプションで用意している。インテリジェント運転サービスは、ロータス・テクノロジーの子会社であるロータス・ロボティクスによって提供される。ロータス・ロボティクスは、包括的なインテリジェント・ドライビング・ソリューションを複数の世界的な大手企業にOEM提供している。

フェン・チンフェンCEOが語ったこととは

ロータス・テックのフェン・チンフェンCEOは、このように述べている。

「ロータスブランドの長年にわたるレースの伝統を考えると、GCC諸国はつねにロータスにとって重要な市場です。ホモロゲーションの取得は、当社のグローバル展開における重要な1歩であり、クラス最高のドライビング体験と最先端技術を備えた受賞歴のあるモデルを、ブランドと同じ情熱を共有するドライバーに提供するという当社の目的を叶えるものです」

エレトレは全長5.1mのEセグメントSUVで、最大出力は905psを誇り、最高時速265km/hを実現する。2023年と2024年にグローバル・メンズメディア『GQ』の「SUVカー・オブ・ザ・イヤー」、イタリアの自動車専門誌『クアトロルオーテ』の「ライフスタイル・カー・オブ・ザ・イヤー」、レッド・ドット・デザイン賞を受賞している。

エメヤは全長5.1mの4ドアGTモデルで、エレトレと同じく最高出力は905ps、最高速度256km/hを誇り、レッド・ドット・デザイン賞を受賞している。

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2024年上半期のロータスの世界販売台数は4873台のうち、ヨーロッパ、アメリカ、中国で全体の8割を占める3945台が販売されている。日本を含めて、その他地域での販売はまだ多くはない。中東地域はこれまで手つかずのマーケットだとしたら、ロータスにとっては純増が期待できる非常に有望なマーケットだろう。

「ロータスは小型のスポーツカーブランドである」という先入観のない地域であればなおさらだ。国際エネルギー機関(IEA)のレポートによれば、現在、中東・アフリカ地域でのEVの普及率は1%未満だが、EVの輸入関税が低いことが販売を後押しすると予測されている。またこの地域での一般的な自動車販売も全体的に好調で、昨年はサウジアラビアでは23%、UAEは25%、クウェートは17%それぞれ増加していることも販売の追い風になるだろう。ロータスがこの地域でEV車のマーケットを開拓することを期待したい。

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