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「2020年のD1ライツは目桑が2年連続のチャンピオンを獲得!」愛機180SXは熟成を重ねて勝てる仕様に!!

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「2020年のD1ライツは目桑が2年連続のチャンピオンを獲得!」愛機180SXは熟成を重ねて勝てる仕様に!!

名阪2連戦で連勝してシーズン4勝目をマーク!

最終戦の単走決勝では2位通過して単走チャンピオンも獲得

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コロナウイルスの感染拡大によって大幅に開催スケジュールが変更され、まさに波乱万丈のシーズンとなった2020年のD1ライツシリーズは、12月5日(土)・6日(日)の名阪スポーツランドで開催された第6戦と第7戦の2連戦で幕を閉じた。

結果は、前戦のエビスで今期2勝目を挙げてポイントリーダーとなっていた目桑宏次郎選手が、第6戦でも優勝して逃げ切りに成功。最終戦を前にしてシリーズチャンピオンを獲得した。さらに翌日の第7戦(最終戦)では単走チャンピオンも決めてダブルタイトルをゲットしたのだ。


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【第6戦 ダイジェスト】

12月5日(土)に行われた第6戦。チャンピオン争いで2位につけていた米内選手は、1週間前にエビスサーキットのイベントでクラッシュして肋骨を骨折。その影響は「普通に走るだけでも辛いです」というほどで、初めて走る名阪を攻略することができず、単走で敗退となった。

一方、目桑選手は1本目こそ失敗したものの、2本目で何とか走りをまとめて13位で追走進出を決める。この段階で、米内選手に25ポイント以上の差をつければこのラウンドでチャンピオンを獲得できる可能性が生まれた。

追走トーナメントの準決勝は、単走優勝して追走でも勝ち上がってきた若手注目株の蕎麦切選手と目桑選手が対戦。しかし、ウォーミングアップで蕎麦切選手のマシンがエンジンブロー。この瞬間、目桑選手のシリーズチャンピオンが確定した。

そして決勝戦では、絶好調の高嶋選手に対してビッタビタの後追いを決めて文句なしの優勝! 目桑選手が今期3勝目をマークし、王者の貫禄を見せつけたのだ。

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【第7戦 ダイジェスト】

第6戦の結果によって、2位の米内選手に2ポイント差で単走シリーズランキング首位に立った目桑選手は、第7戦でも好調をキープ。1本目にミスして得点を伸ばせなかった米内選手に対し、目桑選手は暫定2位の得点を獲得。そして注目の2本目、米内選手は目桑選手の得点を超えられず、目桑選手の単走チャンピオンが決定した。

第7戦も決勝戦に進出した目桑選手は、高木美紀選手と対戦。1本目にビタビタの後追いを決めてアドバンテージを獲った目桑選手に対して、2本目に後追いだった高木選手も寄せてきたが、審判席前でドリフトが戻って接触! 目桑選手が今期4勝目を挙げ、有終の美を飾ったのだ。


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【目桑180SX】

昨年までは、腰下を強化した2.0L仕様のPS13シルビアで戦っていた目桑選手だったが、戦力アップを狙って180SXヘとマシンチェンジ。エンジンは「購入した車両に積まれていた」という2.2L仕様をベースに、大容量オイルパンや油圧をアップする加工を施し、耐久性を上げると共に全域でのトルクアップを実現。タービンはGTX3076Rをセットし、およそ450psを発揮している。

全体に渡ってバランス良く強化していったというボディ。シートはブリッドのジーグIIIで、シルバーストンレーシングの6点式レーシングハーネスを組み合わせ、ハンドルはMOMOドリフティングの350φとなる。

クラッチはニスモのカッパーミックスのシングルプレートだったが、日光戦の後からツインプレートに変更。さらにクイックな振り出しができるようになったそうだ。なお、ミッションはZ33純正6速を移植している。

車高調はスタンス(F12kg/mm R6kg/mm)で、ナックルはシルビア時代から愛用しているT.C.L.S製をインストール。ワイトレの最大幅がシーズン途中で規制されたため、フロントのみホイールをヴァリノタイヤとアドヴァンティレーシングがコラボした“武将N832”に変更している。

タイヤは今シーズンからヴァリノタイヤのサポートを受けてペルギア08Rを装着。サイズはフロント235/40-17のリヤ265/35-18だ。

この180SXの投入直後は、セッティング不足を誤魔化すためにタイヤのエア圧を高めていた(4キロ前後)そうだが、ラウンドを重ねるごとに熟成が進み、エア圧を下げることが可能に。そのおかげで速いクルマにもついていけるようになったという。

「昨日でチャンピオンを決めていたとはいえ、成績が悪いと気を抜いているんじゃないかと思われちゃうんで、気持ちを切らさないように走りました。追走のテクニックとか、クルマのセットアップだとか、去年の自分より遥かに成長させてもらえたかな、と思いますね」と、2020年シリーズを振り返った目桑選手。

なお、目桑選手は今シーズンでD1ライツを卒業し、D1グランプリへのステップアップを見据えて準備を進めて行くという。「開幕戦から出られるのか、それともスポットになるのか、まだ分からないですが…」とのことだが、D1ライツ絶対王者の新たな挑戦に期待が高まるばかりだ。

PHOTO&TEXT:Daisuke YAMAMOTO

【関連サイト】

D1公式ウェブサイト

https://d1gp.co.jp

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みんなのコメント

2件
  • ライツも個人では参戦できないくらい車に金もかかるようになりましたね~
  • ドリフトは競技にするものではない。
    ラリーでコーナーリングを縮める為の技であり
    ドリフトを勘違いしないで欲しい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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