このジャンルでは世界ナンバーワンPHEV
11月1日、東京・青山で新型アウトランダーPHEVの発売を記念したイベントがメディアに向けて開催された。三菱自動車(以下、三菱)の役員や開発責任者はもちろん、さまざまなスペシャルゲストが登場し、新しくなったアウトランダーPHEVの魅力を紹介した。
【画像】江口洋介さんなどスペシャルゲストも登場した、新型三菱アウトランダーPHEVの発売記念イベント 全71枚
BEV(バッテリーEV)の販売が停滞気味の日本市場だが、充電の心配がなくEVを楽しむことができるPHEV(プラグインハイブリッド車)は人気が高い。中でも、今回大幅改良が施された三菱のアウトランダーPHEVは、2013年に2代目アウトランダーに追加設定された、世界初のSUVタイプで4WDのPHEVだ。以来、全世界で38万台、日本国内では約10万台を販売しており、このジャンルでは世界ナンバーワンのPHEVといえるだろう。
現行型のアウトランダーPHEVは、2021年12月にフルモデルチェンジされた2代目(アウトランダーとしては3代目)だが、今回、大幅な改良が施された。コンセプトは『威風堂々 第二章』。内外装のデザインは大きく変えることはなく、上位クラスのSUVと比較検討する顧客から求められる、さらなる上質感を追求した。
注目ポイントは、駆動用バッテリーを刷新し、EV航続距離を約20km伸長して102~106km(WLTCモード、グレードによる)としたこと。足まわりを見直して、より上質で安定した乗り心地を実現したこと。そしてヤマハと共同開発した専用のオーディオシステムなどがあげられる。
見た目以上に中身も走りも進化した、アウトランダーPHEV。既に先行注文は3000台を上回る好調な出足だという。その発売を記念したイベントには、多くのメディアが集まった。
片山右京率いるJCLとパートナー契約
前述のような新型アウトランダーPHEVの魅力を、三菱の加藤隆雄社長や五味淳史CPS(チーフ・プロダクト・スペシャリスト)が紹介したあと、最初のスペシャルゲストとして元F1レーシングドライバーの片山右京氏が登場。
片山氏は現在、日本国籍チーム初のツール・ド・フランス出場と表彰台を目指すチーム『JCL(ジャパン・サイクル・リーグ)』の代表を務めており、三菱はJCLと2021年からパートナーシップ契約を結んでいる。
今回、新たにトップパートナーシップ契約を締結し、サポートカーとしてアウトランダーPHEVやエクリプスクロスPHEVを提供する。また、片山氏は三菱のブランドアンバサダーに就任した。
既に新型アウトランダーPHEVを試乗したという片山氏は、環境性能と運動性能を高次元でバランスさせながら、単なるエコカーではないアウトランダーPHEVの動力性能に「スゴいクルマだ」と感心したという。とくに加速性能やコーナリング性能に関しては、レーシングドライバーの視線からもスゴいと感じられたようだ。
そんな片山氏の言葉に、五味CPSは「励みになります」と感激しきりだった。
江口洋介さんと角田夏実さんも登場
続いて登場したスペシャルゲストは、俳優の江口洋介さん。今回、新型アウトランダーPHEVの新CMキャラクターとして登場する。アウトランダーPHEVが擬人化して、江口さんと会話をするというユニークなCMだ。キャッチフレーズは『ごちゃごちゃうるせえ、いいクルマ。』そのCMは、間もなくTVで放映が開始されるので、ぜひご覧いただきたい。
CMは軽井沢で撮影したそうで、長時間クルマの中で待機することも多かった。それでも、ラグジュアリーな室内の雰囲気やオーディオのサウンドに感銘を受けたという。また、4WD好きでもある江口さんは、アウトランダーPHEVの面構えや走りも気に入ったそうだ。
じつは、江口さんは19年前の初代アウトランダーが登場したときもCMに出演していた。イベントではそのCMも放映されたのだが、「スポーティからラグジュアリーに、大人が快適に移動できる手段として、期待を裏切らない進化を遂げましたね」と江口さんは語る。
そして最後のスペシャルゲストは、パリ五輪柔道の金メダリスト、角田夏実さん。なんと角田さんは今も先代のアウトランダー(エンジン車)を愛用しており、仙台あたりまで出稽古に行くときは自分で運転していくのだという。そして今回、新型アウトランダーPHEVに試乗して、その静かさに感動して発注したそうだ。
長距離を走るときは車内をカラオケボックス化して、歌いながら運転するという角田さん。PHEVの静かな車内にヤマハのオーディオシステムで、歌う楽しみは倍増されるに違いない。
その後、江口さんと角田さんは新型アウトランダーPHEVに関するクイズに答えるなど、その魅力を再認識。江口さんは「俳優として常に進化して新しいものを見つけたい」、角田さんは「自分に何ができるかを探していきたい」と、ふたりとも新型アウトランダーPHEV同様に、「進化と挑戦」を続けていきたいと熱く語った。
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