CM総合研究所(関根心太郎代表、東京都港区)は、2020年9月度のCM好感度ランキングを公表した。銘柄別総合ランキングでは、日産自動車が木村拓哉を起用した企業イメージ広告で上位常連の携帯キャリアを押しのけ、初の首位に立った。自動車業類の総合1位は6年3カ月ぶり3回目。
東京キー5局でオンエアされた全CMを採録・分析するとともに、特約視聴者モニター3千人にCMの印象やその商品に対する購買意向などを聞いた。今回の対象期間の8月20~9月19日に放映された全CMは2443銘柄(前月比140銘柄増)。このうち自動車業類は86銘柄(同14銘柄増)だった。
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日産の企業広告は木村が初代「スカイラインGT-R」や「フェアレディZ240ZG」など同社歴代の名車を走らせる姿に「上等じゃねぇか、逆境なんて」といった語りを重ねた映像、新型電気自動車「アリア」に乗り込み「やっちゃえニッサン」とつぶやく様子を描き好スコアを記録。木村が車外からリモートキーを操作してアリアを部屋から屋外へと移動させるシーンでも高い評価を獲得した。
アンケートモニターのコメントを見ると「やっぱり木村拓哉さんは絵になる」といった声のほか、「自分ももっと車を運転したくなった」「旧車が映像に出ているところが印象的」など自動車への関心を示す記述が相次いだ。従来の「やっちゃえNISSAN」というコピーを継続しながらも、木村の起用によって新生・日産を印象づけることに成功したことが分かる。
ちなみに日産の総合ランキングは、これまで坂東玉三郎を起用した「ローレル」(1989年1月度)および〝低燃費少女ハイジ〟が登場した「ノート」(2009年6月)の2位が最高位。また、自動車業類の総合首位はスズキの試乗キャンペーン「スズキにきたろう!」(1998年2月度)、ダイハツ「タント」(2014年6月度)の2回のみだった。
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みんなのコメント
日産のCMイメージがいいなんて周りで誰も思ってない。100人くらいのツーリング仲間もみーんなうざいとしか言ってません。日産乗りも同じ。