市場分析: このクラシックビートルが最も価値がある!空冷カルトのフォルクスワーゲンは、クラシックカーの中でもトップクラス。価格は手頃なものから6桁(1千万円超)のものまで様々だ。人気のビートル特別モデルは4万ユーロ(約580万円)以上する!最も価値が安定しているビートルとは?
春にドイツ自動車工業会(VDA)が発表したドイツの「クラシックカー トップ10」で、「メルセデス123シリーズ」が「VWビートル」からトップの座を奪った。しかし、それはまったく事実ではない! 統計学者たちは、H(クラシックカーライセンスナンバー)プレートを持つメルセデスの中型車43,562台の中に後継車種も含めているからだ。実際に1974年から1985年の間に製造された123シリーズに属するのは約17,000台だけだ。
【このクルマなんぼ?】高い経済性と十分な快適性を兼ね備えたメルセデスEクラスのエステート この価格は適正か不適正か?
つまり、「ビートル」は他を大きく引き離し、事実として、依然として1位をキープしているのだ。1938年から2003年の間に生産された全モデルシリーズのフォルクスワーゲン43,193台が、2023年にはHナンバー(クラシックカーライセンスナンバー)でドイツの道路を走ることになる。そしてもちろん、これだけの質量が意味するのは、「市場力」である。
市場分析会社「クラシックデータ」のマリウス ブルーネ氏によれば、その高い人気は、安定した、場合によってはまだわずかに上昇する価格につながっているとのことだ。「ビートル」のオーナーは、価値の下落を恐れる必要はないのだ。新参者にとっては、初期投資額は変わらず、「夢のクラシックカー」の中では比較的低額だが、決して小額ではない。
現在、1980年代の中級車「メキシカン」の5,000ユーロ(約72万円)強から、ヘブミュラー製特殊ボディワークの極めて珍しいカブリオレや第三帝国時代に製造された「KdFカー」などの16万ユーロ(約2,320万円)を超える逸品まで、さまざまな種類が出回っている。
市場分析:クラシックVWビートル
どのビートル世代にも愛好家がいる
価格展開の面でも、「ザ ビートル」というものは存在しない。「ブレッツェル」、「オヴァリ」、「ディックホルマー」、あるいは1970年代のモデルなど、どの世代にも熱狂的なファンがいる。平均的な個体であっても、1万ユーロ(約145万円)以下で手に入るのはますます稀になってきている。コンディション3であっても、「カブリオレ」は20,000ユーロ(約290万円)を超える傾向にあり、1960年以前に製造されたものは、すでにそれ以上になっている。
希少なモデル? 1973年の「イエローブラック レーサー(Yellow-Black Racer)」や2003年の「ウルティマ エディション(Última Edición)」(最後の1台はAUTO BILDのガレージにある)などがそれである。空冷車の最終モデルであるこのお別れモデルにも、コレクターは35,000ユーロ(約507万円)以上を支払っている。
50馬力の「1303 S」は、「ビートル」の進化の頂点に立つモデルである。このリアライトは、すぐに俗に「象の足」と呼ばれるようになった。また、パノラミック ウィンドスクリーンを装備していることも、ベーシックな「1303 ビートル」とは異なる点である。
Text: Martin PuthzPhoto: Christian Bittmann / AUTO BILD
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
お金持ちがこぞって買うのも納得! 新型レクサスLMに乗ったらライバルなんて存在しないことがわかった
4年で108人死亡 岡山県「人食い用水路」はなぜ誕生したのか? 危険性は近年緩和も、そもそも存在するワケとは
日産「新型スポーツSUV」まもなく登場へ! 430馬力超え×「GT-Rの技術」融合!? 6月発売の最強”フラッグシップ” 新型「アリア NISMO」 どんなクルマ?
ダンプカーの車体にある「謎の文字と番号」の正体は? 「足立 営 12345」は何を意味しているのか 実は「経済成長」と深い歴史があった!?
ホンダ新型「シティ」発表! スポーティな「RS」もある「コンパクト5ドアハッチバック」! 精悍顔な“新モデル”に熱望の声! 馬で予約受付開始
新型N-BOXより全然安い[レクサスCT]!! プリウスベースも全く別物! おじさんにオススメしたいハッチバック3選
無給油で1000kmオーバーを走行できるクルマがゴロゴロ! 国産ハイブリッド&ディーゼルって改めて考えると凄くないか!?
ヘッドライトの検査が「ロービームのみ」への変更で「落検車」続出の可能性! 旧車乗りに突きつけられる厳しい現実
日産の「超凄い“フェアレディZ”」実車公開! 専用エアロ装備の“ド迫力仕様”! 4本出しマフラーも超カッコイイ「フェアレディZ IMPUL」登場
軽自動車は”特別ルール”で安全性能が低い!? アイデア豊富の[スペーシア]は販売1位の[N-BOX]にどう戦うのか
みんなのコメント