輸入車 [2024.02.05 UP]
これが令和の輸入車購入法! ジープの認定中古車にみる新しい買い方[2024]
visual model:JEEP COMMANDER
写真●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年3月号「これが令和の輸入車購入法[2024年は新しい買い方でいこう!]」記事の内容です)
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。
激動のクルマ業界。クルマも、ビジネスも大きな変化を迎えている。中古車業界においては、情報はさらに解像度を増し、よりフェアで、よりユーザーフレンドリーな方向に進化していくだろう。だからこそ、買い手であるユーザーにも新しい目線と意識が求められる。新しい知識と知見で、2024年は最高の中古車購入を!
ジープにみる新しい買い方のヒント
文と写真●ユニット・コンパス
時代の変化とともに中古車購入も変わった
多様性、ボーダーレスが世の中ではキーワードになっている。その背景にあるのが、社会のありようが変化していること。デジタル化で時間や距離を超えたやりとりが可能になり生活様式が変化、人々の意識も大きくアップデートされた。
カーライフの入り口であるクルマ購入についても、常識がかなり大きく変わっている。目の前に見える車両価格だけでなく、数年後に売却する際の価値を見据えてカーライフ全体を設計することで、より満足できるクルマを選べるようになったのがここ数年の大きな変化だ。
輸入車におけるその成功例がジープであることは間違いないだろう。ジープは、看板車種であるラングラーアンリミテッドの成功によってブランド価値を高め、中古車価格の高値安定化を実現した。中古車価格が高いということは、それだけ欲しがるユーザーが多いということ。その結果、残価の据置率を高いレベルに設定することが可能になり、月々支払い金額の圧縮に成功。値引きをする代わりにローン利率を優遇するなど、売る側と買う側双方にメリットのある状況が生まれている。
いい流れは連鎖する。こうして販売された新車は、ディーラーで定期的に点検整備を受け、やがて下取りとして販売店に帰ってくる。特に残価型ローンを選択するユーザーはクルマの扱いも丁寧で、内外装のコンディションも良好だ。ジープはそれらを最大100項目の点検などでリフレッシュし、手厚い保証とともに今度は認定中古車として販売する。
だからジープの認定中古車は、プライスは高くても品質がいいため、さらに数年後の据置率を高く設定した残価型ローンも設定可能になる。その結果ユーザーは、中古車のリスクを最低限に抑えつつ、月々の支払い金額も低い条件で購入できるようになった。このようにしてジープは、「高くても売れる認定中古車」を作り上げたのだ。
中古車はリスクを可視化することが難しく、それゆえユーザーはできるだけ失敗しないために安価な車両を選択する傾向にあった。だが、ジープのやり方ならば、いいクルマを気軽に乗ることができる。
この方式はじつはジープ以外にも広がりつつある。いまや中古車は、購入から売却までのサイクルをひとつとして考え、選択する時代に突入しているのだ。
WHAT'S JEEP? アメリカが育てたSUVのスペシャリスト
1941年に誕生したジープは、クロカン4WDのパイオニアとしてカテゴリーを牽引。その後、歴史とDNAを受け継ぎながらもユーザーニーズを敏感に取り入れ、現在はSUVスペシャリストとして世界中から支持を集めている。電動化への対応もすばやく、これからも自由と冒険をサポートする存在として、その進化は続いていく。
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