メキシコシティGPのフリー走行1回目では、チームが各マシンでルーキーを起用する義務を消化するため、5名の新人ドライバーがステアリングを握った。
そのうちのひとりであるロバート・シュバルツマンは、キック・ザウバーの周冠宇のマシンを走らせたが、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンとフェラーリから出走した新人オリバー・ベアマンの事件に巻き込まれ、F1デビュー予定がないものの次戦F1決勝出走時にペナルティを受けることとなった。
■角田裕毅のレッドブルRB20ドライブを、ホーナー代表も認める「それはホンダと話し合ってきた。かなり前から合意されていたんだ」
アクシデントが発生したのはFP1中盤。アルボンがS字区間でスロー走行するベアマンをパスしようとした際に2台が交錯し、アルボンがウォールに激突し、ベアマンもコース上でマシンを止めた。
シュバルツマンは、このアクシデントによってイエローフラッグが振られているエリアでRBの角田裕毅を抜いてしまった。これがレーススチュワードの審議対象となり、5グリッド降格ペナルティを受けることとなった。
ただメキシコでシュバルツマンはFP1のみの出走。目処は立っていないものの、次戦F1決勝出動時にペナルティを受けることとなった。
スチュワードはシュバルツマンへの裁定について次のように説明した。
「ターン9でのインシデントの後、シュバルツマンはシングルイエロー区間、ダブルイエロー区間を通過した。その後イエロー区間で、スピードに乗っている状態で角田を抜いた」
「裁定はダブルイエロー下での追い越しに対する通常のペナルティになる。スチュワードは、このドライバーにレースでスタートする予定がないと理解しているものの、一貫したペナルティを適用した」
■シュバルツマンも“ペナルティ待機組”に
来季のグリッドはほぼ埋まっている。キック・ザウバーにも1席が残る状態だが、シュバルツマンは獲得競争に参加できていないと見られており、ベアマンが今年フェラーリとハースの両方で経験したような代役出走がない限り、ペナルティを受けることはないだろう。
シュバルツマンは、ジェンソン・バトンが2017年モナコGPでフェルナンド・アロンソの代役としてマクラーレンを走らせた時に経験したのと同じ状況に置かれている。
当時アロンソがインディ500に参戦するためモナコGPを欠場。既に現役引退を決めていたバトンが代わりに、ストフェル・バンドーンと共にグリッドに並ぶこととなった。ただそのバトンは、決勝レース中のポルティエでザウバーのパスカル・ウェーレインを弾き飛ばす形でクラッシュを喫した。
その後、スチュワードはバトンに対して3グリッドの降格ペナルティを科した。バトンはその後のレースに出場していないため、ペナルティが消化されることはなかった。
ただ、シュバルツマンと状況が異なるのは、バトンに対するアクシデントの処分を「今季出場する次戦」と明言していた点だ。今回のシュバルツマンへのペナルティの時効は、あまり明確にはされていないのだ。
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