F1スペインGPの開催契約は、今年限りで切れてしまった。サーキットは開催契約を延長することを目指していたが、オランダGPとベトナムGPが新規開催されることが決まっているため、契約延長は非常に難しいだろうと言われていた。
スペインも含め、全部で5つのグランプリの開催契約が今年限りだった。しかしそのうち、イタリアはF1に関する財政問題が解消されたために開催契約を延長、イギリスGPも2024年まで契約を延長することが決まった。そのためスペインは、メキシコ、ドイツとの間で、残るひと枠を争っていた。
■F1イギリスGP開催継続が決定! シルバーストン、2024年までの新契約に合意
当初はスペインの契約が継続される可能性は、非常に低いと考えられていた。しかし議論が進み、1年延長の準備が整いつつあるようだ。
もし1年の契約延長を勝ち取ることができれば、それ以降の長期契約をまとめるための猶予を手にするというになる。これは、政府の対応が不確実な現状を考慮すれば、非常に重要なことであると考えられる。
また交渉を前に進めるため、政府も短期的な措置として、レース開催権利料の保証を申し出たようだ。
この噂に呼応するように、サーキットは金曜日に、次のような声明を発表した。
「サーキット・デ・バルセロナ-カタルニアでのスペインGPの契約を更新することについては、F1側とはまだ合意には至っていない」
「F1との契約更新のための交渉は続いており、その可能性はまだ残っている」
「更新するか、更新しないかに関わらず、交渉が完了すると、サーキット・デ・バルセロナ-カタルニアが使用する通常のチャンネルを通じて公式に知らされることになるだろう」
仮に2020年の開催契約が締結された場合、次に解決すべき問題は、レースがカレンダーのどの部分に入るかということだ。
当初F1の欧州ラウンドは、新開催のオランダGPからスタートするものと見られていた。しかし、それはまだ決まっていない。
現状決まっているのは、3月15日にオーストラリアGPで開幕を迎えることだ。そしてその2週間後にバーレーンGPが行われる予定になっていて、さらにその2週間後からベトナムと中国が連戦として開催されることになるはずだ。
そうなれば、ヨーロッパでの最初のレースは5月3日に開催されることになるだろう。
開催契約を結んだオランダは、サーキットの改修作業の完成期限が迫るという厳しい状況に直面している。そのため、開催日程を遅らせるという提案があり、その結果スペインが欧州ラウンド初戦の開催を手にするということになりそうだ。
オランダGPが欧州での第2戦目となるならば、その開催日は5月10日ということになるだろう。ただ、もしサーキット側が改修作業のためにさらなる時間を必要とするならば、リバティ・メディアとしてはさらに開催日を遅らせることも辞さない構えのようだ。
もしオランダのサーキット改修が間に合い、5月3日の開催が決定することになった場合には、スペインGPは契約が延長されたとしても、シーズン後半に移される可能性もある。ただサーキット側は、これは好ましくないと考えている。
カタルニア・サーキットの代表であるビセンス・アギレラは、今年はじめにmotorsport.comに対して次のように語っていた。
「9月は良くない。それは絶対に受け入れられないだろう。なぜなら、雨が降る時期だからだ」
「それはクレイジーなことだ。そして我々は、大きな混乱をきたすことだろう。それは災難に近い。災難を起こすために、開催権料を払うべきだろうか? 7月ではあまりにも暑すぎる。契約するなら、5月であるべきだ」
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