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SUBARUサンバーバンがフルモデルチェンジ。ボディ形状のスクエア化などによって積載性を向上

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SUBARUサンバーバンがフルモデルチェンジ。ボディ形状のスクエア化などによって積載性を向上

ダイハツからOEM供給を受けるSUBARUの軽商用バンのサンバーバンが全面改良。クラス最大級の積載スペースと使い勝手の良さを実現した荷室空間に、FR用CVTや電子制御式4WDのパワートレインを新搭載

 SUBARUは2022年1月13日、軽商用バンのサンバーバンを全面改良して発売した。

ダイハツ・ハイゼットカーゴが11代目となる新型に移行。車体形状のスクエア化などによってクラス最大の積載スペースを実現

車種展開は以下の通り。
VB・2WD:5MT104万5000円/CVT110万円
VB・4WD:5MT119万9000円/4AT125万4000円
VBクリーン・2WD:CVT112万2000円
VBクリーン・4WD:CVT127万6000円
トランスポーター・2WD:5MT115万5000円/CVT127万500円
トランスポーター・4WD:5MT130万9000円/4AT142万4500円
VC・2WD:5MT123万2000円/CVT145万4200円
VC・4WD:5MT138万6000円/CVT160万8200円
VCターボ・2WD:CVT157万5200円
VCターボ・4WD:CVT172万9200円
ディアス・2WD:CVT172万7000円
ディアス・4WD:CVT188万1000円

 サンバーバンはダイハツからOEM供給を受ける軽商用車で、ハイゼットカーゴの兄弟車に当たる。今回の全面改良では、多くの荷物を一度に運ぶことができる積載性や荷物の出し入れのしやすさといった利便性を徹底追求。また、働き手の多様化などに伴うユーザーニーズの変化に即して、誰もが快適に使いやすい機能を充実させたことが特徴だ。車種展開では、ダイハツのアトレーRSをベースとしたディアスを新規にラインアップ。サンバーバンの上級グレードにディアスが復活するのは、実に9年10カ月ぶりのことである。

 まずエクステリアは、商用車らしいシンプルで力強いデザインへと進化。車体側面やバックドアの傾きを限界まで立たせ、車体をスクエア化したことで、クラス最大の積載スペースを確保する。また、フロントピラーを立たせることで前席の頭上スペースを拡大し、広々とした室内空間を具現化した。機能性の向上も図り、フロントバンパーを上下2分割構造としてロアバンパーのみでの交換を可能とし、修理時の経済性を高める。外板色は、標準カラーとしてブライトシルバーメタリックとホワイトIIIを設定し、ディアスにはホワイトIIIに代えてシャイニングホワイトパールを、ほかにトニコオレンジメタリック、ブラックマイカメタリック、オフビートカーキメタリック、レーザーブルークリスタルシャインをラインアップした。

 インテリアについては、クラス最大の積載スペースとなる荷室長1915(4名乗車時1005)×幅1270(同1410)×高1250mmを確保するとともに、様々な用途に応じたアレンジのしやすさや使い勝手の良さを実現したことが訴求点。具体的には、後席シートベルトのバックルをシートと一体化し、シート固定金具も床面に埋め込んだ構造にすることで凹凸をなくしたフラットな空間の創出や、様々な荷物の取り付けおよび固定に便利な荷室ナット(ユースフルナット)の増設、リアシート構造の見直しによるフラットな荷室とシートの格納性の両立などを図る。また、運転席から手が届く範囲を中心に収納スペースの拡充を図り、インパネの形状を見直してアッパートレイを新設したり、拡大した室内の頭上スペースを活かしてオーバーヘッドシェルフを設置したりして、荷物の取り出しやすさや働きやすさを向上させた。さらに、視認性が高い大型メーターや使い勝手の良さを追求したインパネ、耐久性を高めた撥水加工付フルファブリックまたはプリントレザーのシート表皮などを採用。後席シートには、水平格納式のセパレートタイプ(VC系およびディアス)またはベンチタイプ(VB系およびトランスポーター)を設定した。一方、機能装備の面では両側パワースライドドアおよびスライドドアイージークローザーやキーレスアクセス&プッシュボタンスタートを新採用している。

 基本骨格に関しては、ホイールベースを2450mmに設定した新設計のプラットフォームを採用したうえで、アッパーおよびリアアンダーボディ骨格の構造を最適化してボディ剛性を高める。懸架機構は前マクファーソンストラット式コイルスプリング/後トレーリングリンク車軸式コイルスプリングで構成し、乗り心地や操縦安定性の向上を図った。
 パワーユニットには従来の熟成版のKF型658cc直列3気筒DOHC12Vエンジンの自然吸気(最高出力MT46ps/5700rpm/CVT53ps/7200rpm、最大トルク6.1kg・m/4000rpm)とインタークーラーターボ付き(最高出力64ps/5700rpm、最大トルク9.3kg・m/2800rpm)の2機種を搭載するが、組み合わせるトランスミッションには5速MTのほかに新開発のFR用CVTを採用する。新CVTは小型化を追求することで、軽商用車の床下スペースへの搭載を実現。また、変速比幅を拡大するとともに発進時をLOWギア化して、力強い発進性能を成し遂げる。さらに、駆動力が途切れることがない無段階変速により、スムーズな加速を達成。従来の4速ATと比べて静粛性も向上した。そして、駆動機構にはFRの2WDのほかに電子制御式4WDをCVT車に採用。使用パターンに即して2WD/4WD AUTO/4WD LOCKの3モードがスイッチ操作で切り替えられ、4WD AUTOモードでは路面状況に合わせて最適な前後駆動力配分を行う。燃費面では、WLTCモードで自然吸気エンジン+5MT仕様が14.9km/リットル、自然吸気エンジン+CVT仕様が15.6km/リットル、ターボエンジン+CVT仕様が14.7 km/リットルを実現した。

 予防安全機能の「スマートアシスト」もいっそうの進化を果たす。最新のステレオカメラを搭載したうえで、制御機能として車線逸脱抑制制御機能や路側逸脱警報機能、ふらつき警報、標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)、サイドビューランプ、ADB(アダプティブドライビングビーム)を追加。また、衝突回避支援ブレーキ機能・衝突警報機能の対応速度を引き上げ、従来の車両・歩行者に加えて二輪車・自転車も追加し、夜間の歩行者検知も可能とする。さらに、ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方・後方)をMT車にも搭載。そして、リアに設置したカメラの映像を映し出すスマートインナーミラーを初採用した。

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