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これがベースグレードの生き様よ!! あえての「はずし」で得するトヨタ車3選

掲載 更新 19
これがベースグレードの生き様よ!! あえての「はずし」で得するトヨタ車3選

 新車購入を考える際に、より高いグレードを選びたくなるのがユーザー心理だろう。もちろん上位グレードには充実の装備、上質な加飾が多く、良さを感じられる部分が多い。

 しかし、追加された装備や加飾が、自分にとって本当に必要か、考えたことはあるだろうか。使わない装備をわざわざ高いお金を払って装着しているのも、どこか無駄な気もするのだ。

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 そこで本稿では、あえてベースグレードを選ぶことで、お得に買えるクルマをトヨタラインナップから選んでみた。車両本体価格が安く、自分に必要な仕様にできるベースグレードに注目したい。

文:佐々木 亘
画像:TOYOTA

■カローラスポーツ

 ベースグレードが、比較的充実した装備になっているのがカローラシリーズだ。特に、カローラスポーツは、ベースグレードでも十分な機能性を発揮する。

 最上位グレードはG‘Z(252万1000円)、中間グレードのG(234万円)、そしてベースグレードがG’X(216万9000円)となる。GとG’Xの価格差は171,000円だ。(※いずれも6MTで比較、CVTを選択の場合車両本体価格が、G’Xで+33,000円、Gで+45,000円)

カローラスポーツ HYBRID G(ブラッキッシュアゲハガラスフレーク)

 G’XとGの大きな違いは、装着タイヤサイズ、アルミホイールの有無、エクステリアのグリル・ペゼルへの加飾の有無、内装にシルバー塗装が行われているか、ステアリングとシフトノブがウレタンか本革か、インテリジェントクリアランスソナー(6MTではクリアランスソナー)とバックガイドモニターを標準装備するか否かだ。

 安全装備の面で今や必須級となるのがインテリジェントクリアランスソナーとバックガイドモニターの装着だが、これはオプションで装着が可能。それぞれ、28,600円(クリアランスソナーは15,400円)、27,500円で装着できる。

 これらを装着しても、まだG’Xの方が13万円弱安い。好きなアルミホイールとタイヤセットを買ってもいいし、ディスプレイオーディオをナビにグレードアップしてもいいだろう。ステアリングを本革にしたければ、寒冷地仕様(19,800円)と本革ステアリング(ヒーター付き)のセットオプション(28,600円)で装着できる。

 アルミは社外品を付けるし、エクステリアもあまり違いが気にならないという方は、カローラスポーツのベースグレードがおススメだ。6MTを選べるのも魅力。オリジナリティあふれる、カローラスポーツを注文してもらいたい。

■ライズ

 中間グレードGが185万7000円、ベースグレードのXが170万7000円で、その差は15万円だ。装備の差は、タイヤ・ホイール、メーター、パーキングブレーキが電動か手動か、エアコンがオートかマニュアルかといったところである。

 全車速追従式クルーズコントロールは、最上級のZにしか装着されていないので、積極的に電動パーキングブレーキを装着しなければならない理由は少ない。エアコンがマニュアルでも問題なければ、Gよりも積極的に選びたいのがXだ。浮いた15万円をETCやドライブレコーダー、ナビなどに充てていくと良いだろう。

■ランドクルーザー・プラド

 プラドはベースグレードを選ぶユーザーが多いクルマの一つだ。中間グレードのTX`Lパッケージが416万9000円、ベースグレードTXは366万6000円となる。その差はなんと50万3000円だ。

 シフトノブが本革巻になるかウレタンか(ステアリングは全車本革)、ニーパッドの有無、内装の一部加飾、本革シートかファブリックシートか、パワーシートかマニュアルシートか、といったところが大きな違いとなる。価格差は、本革シート・パワーシートが装着されるか否かで生まれていると考えていい。

 シート素材や機能へのこだわりが無ければ、ベースグレードで十分な装備だ。安全装備も十分、エアコンはフルオートの左右独立式、プラドの堅牢な走りもベースグレードでしっかり体感できる。ナビ、ETC、バックモニター、ドライブレコーダーを50万円の差額で装着すれば、機能性も十分だ。

ランドクルーザー・プラド ベースグレードTX

 トヨタラインアップの中でも、最もベースグレードへ力を入れているクルマと言ってもいいのが、プラドである。

 コンパクト・セダン・ミニバンでは、グレードごとの差が大きいため、中間グレードから上を選ぶのがおススメだ。しかし、ワゴンやSUVはベースグレードに十分な装備が奢られていることが多く、積極的にベースグレードを狙っていい。

 また、残価率が高いSUVでは、残価設定ローン(残価保証付き)を選択しながら、ベースグレードを選ぶのもいいだろう。グレードで残価率が大きく変動することは少なく、車両本体価格が安いベースグレードを選択する旨みが、より出てくる。

 グレードごとの装備品をしっかりと比べ、自分にとって必要な物が揃えられるなら、ベースグレードの選択も案外悪くないものだ。

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みんなのコメント

19件
  • ベースグレード買うならマツダがいいと思う
    外見でみわけ付かん車種が多いから
  • 買わず机上での評価と、実際買って乗ってからのでは異なる結果になるかと。

    満足度合いはやはりトップグレード、抱き合わせで不要な装備が有る場合は

    一つ下のグレードにオプション追加、社外品でというのは相変わらずでしょう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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